Friday, June 5, 2009

Interview with our newest Intern!(インターンに即席インタビュー♪)



今日はちょっと番外編。

おひさまのいる日米センターに新しくいらした、インターンの方を紹介したいと思います*1\(^▽^)/


5月中旬から、和英翻訳を含め色々とお手伝いしてくれている、Lさん。早速お話を聞いてみました☆

---Would you please tell us a bit about yourself?(まずは自己紹介を!)*2


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Sure! I'm from Vancouver, Canada, graduated from the University of British Columbia (History and Asian Studies), then came to Japan as an ALT on the JET Programme. After one year I moved to Tokyo, and have worked as a teacher over the last 5 years. Currently, I'm a MA Candidate in the Graduate School of Asia-Pacific Studies at Waseda University.

(カナダのバンクーバー出身で、大学卒業後、JETプログラムのALT(外国語指導助手)として来日しました。1年後に東京に引越して、5年間英語を教えています。今は早稲田大学のアジア太平洋研究科修士課程に在籍中です。)*3




Hmm...what else?? Things that stimulate my interest: reading, traveling, food, cooking, friends, shopping, chatting, anything outdoors, my motorcycle, sports, movies, art, music, dance... and the list can go on!


(えぇっと、他には?好きなことは、読書、旅行、食べ物、料理、友達、買い物、おしゃべり、アウトドアーなもの何でも、あとバイクでツーリング!、、、まだまだ続くけど。)



---So far, how are you enjoying working in the Japan Foundation?(基金、どうですか?)



It's been great so far! I've been welcomed into the CGP department from the start and feel a part of the team already. Being a graduate student, I find the programs run out of the Intellectual Exchange Department and CGP very interesting. Japanese is unfortunately my weak point and poses a HUGE learning curve, but I hope to learn a lot from the bilingual nature of the work.

(日米センターの皆さんに迎えてもらって、素晴らしい経験をしています!大学院生だから、日本研究・知的交流関係の事業はとても面白そう。日本語が苦手だからそこが問題なんだけど、バイリンガルな環境*4で色々学べたらと思って。)




One huge hurdle (on which my fantastic neighbour encourages me daily, but I have yet to try)...is answering the phone! Wow, how can such a little task be so daunting??

(おっきな壁は、電話をとること!(隣の席ですごく応援してくれてるんだけど)なんでそんな小さなことが難しいの?って思うくらい・・・。)*5



---I know working in an office is quite different from being a student, but with your experience of teaching English at a junior/high school in Japan, have you found any similarities/differences/surprises?(日本の学校で英語を教えていらっしゃるけれど、会社(オフィス)で働くのはやっぱり違う?似ている?)



Well, many don't realize that 90% of a teacher's job is about planning and making necessary curricula, lessons, and tests, and all the paperwork necessary to implement it! Making it come alive in the classroom is really the last step. This means that most of the work gets at a desk, in an office, in front of a very trusty computer with (hopefully), great access to pic art!


(あんまり知られてないんだけど、先生の仕事のうち90%は、カリキュラムを立てたりテストを作ったりのデスクワークなの。教室で実際に教えるのはほんとに最終部分。だから先生の仕事の友は、写真とかイラストにすぐアクセスできるパソコン!)




So the structure of the work is very similar: communicating, organizing, time-management, attention to detail... really, checking off the check-boxes. However, the audience is very different. Working for a post-secondary, social, governmental audience in international exchange and communication is new, exciting, and very stimulating!


(だから、仕事の仕組みは学校でも会社でも似ていると思う。コミュニケーション、物事の取りまとめ、時間の管理、細部に気をつけること・・・結局やるべきことを一つずつやっていくだけ。でも「観客」は全然違うよね。高校生以上の、しかも公的機関として知的交流分野にいるのは、新しい経験だし、刺激になります。)



---Does your home country (Canada) have similar organization like us?(カナダにも、基金のような機関ってありますか?)



Yes. Too many grants, council, departments, and organizations to name! Maybe the Canada Council would be the closest one to JF?


(名前を挙げきれないくらい、色々な助成金や委員会や組織があるけど、基金に一番近いと言えば、カナダカウンシルかな?)



---Have you encountered any stereotypes about Canada in Japan or about Japan in Canada? (Well, I have to admit myself thinking about maple syrup...)(日本で出会ったカナダへの偏見、カナダに残る日本への偏見ってありますか?)



Oh yes! Maple syrup, cold weather (Canada cannot have a summer surely!), and blond, blue-eyed Inuits to name a few. But these have come mostly from my former teenage students, and I have educated them otherwise =) About Japan - well, thankfully none lately!


(もっちろん!メイプルシロップとか、1年中寒いとか、金髪・青い目のイヌイットとか。でもこういうのはほとんど私の10代の生徒達からで、もうバッチリ教育したから大丈夫(笑)日本については・・・最近はあんまりないかな。)



Lさん、ありがとうございます!また今度はぜひ日本語で基金をレポートしてくださいね(*^-^)ニコ ←笑顔でプレッシャー


それにしても、海外でも日本が「ゲイシャ」や「フジヤマ」だけでないことが知られてきたんでしょうか?個人的にも初めての「外国」がまさにカナダ、バンクーバーだったので、とっても思い出深い国です♡


基金の海外事務所、トロント日本文化センターでも、6月9日まで「Passage to the Future: Art from a New Generation in Japan」を展示してます!お近くにお住まいの方はぜひどうぞ♪




*1:インターンの個人でのお申込、お問い合わせ、受入には応じていません。悪しからずご了承ください。


*2:カナダ人なのに頭から米国旗になっちゃった・・・日米センターだから、ごめんなさい!


*3:適当な和訳をお許しくださいm(__)m 翻訳こんにゃくが欲しいなぁ


*4:日米センター、確かに文書やEmailは和英半々くらいな感じかも。


*5:隣の席=おひさま(笑) 電話、私も入社当初は怖くてとれなかったなぁ・・・。





Wednesday, June 3, 2009

  いよいよ始まりました。






こんにちは、松岡です。





品川の原美術館にて、5月20日から「ウィンター・ガーデン」展が始まりました。


オープンから2週間経ちまして、多くの方が会場に足を運んでくださってるようです。





今日はそんな方々のコメントを、一部ご紹介します。





まずは、雑誌ブルータスの副編集長鈴木芳雄さんのブログ。鈴木さんは松井みどりさんのトークにもおこしくださいました。



美術評論家の松井みどりさんがキュレーションした展覧会であり、国際交流基金の主導で海外を巡回することを目的としている。


松井さんといえば、2年前に水戸芸術館で「マイクロポップ展」を企画し、話題になった。今回はその発展系であり、巡回展対応版であるといえる。


フクヘン。―雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ 5月25日より

ブログでも触れていただいておりますが、原美術館での展示の後、9月のドイツ・ケルンを皮切りに、イタリア・ローマ、イギリスへと海外巡回を開始します。








また今回の展示の中では、八木良太さんの作品「VINYL」が一日数回実演されます。


実際にご覧になった方のブログ記事もありました。



原美術館といえば、水曜日の夜間開館がうれしいのです。


というわけで、「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」に行ってきました。


のっけから↑の看板です。


八木良太さんの代表作「VINYL」。


映像は見たことあったのですがまさか、実際に音を出してるところがみられようとは。


というのも、最初は映像と展示されているレコードプレーヤーだけだと思ったらなんと実演をしていたのです。


館内にアナウンスが流れて19時から実演があるとのことで1階へ駆けつけてみました。


八木さんが来てるのか?と思ったらそうではなく学芸員の方がレコードプレーヤーの奥の冷蔵庫から、氷のレコードを取り出して実演がスタートです。


すごい!氷だってのにちゃんと音が鳴るのです。


でも、すぐに溝が切れてフレーズがループされるのです。


ここからが真骨頂。ループしたフレーズのループで繋がる箇所のノイズが回転を増すごとに徐々に大きくなってくのです。


と同時に明瞭だったフレーズがだんだんとノイズにすこまれてく。


レコードという回転の時間軸の再生に、氷の溶解という崩壊の時間軸が重なることの面白さ。


これが実感出来ただけで今日は来た甲斐がありました。


あお!ひー 5月27日より

オープニングの際には八木さんご本人もいらっしゃってましたが、かなりイメージどおりに音が出て、ループしてるというコメントがありました。是非会場で実際に、氷のレコードの音を体感してみてください。








さらにさらに、





なんとあの辛酸なめ子さんも会場に足を運んでくださっていたようです!






出展者の友人Aさんに会えるかなと思ったのですが会えませんでしたが


展示はあの屋敷の空間をうまく使っていておもしろかったです


この原美術館のカフェで飲食している人は全員セレブに見えるし


この美術館の来客者はおしゃれでルックスが良い人が多く目の保養になりました


原美術館やワタリウムなどでファッション雑誌の街角スナップをやったら


レベルが高いと思います


その日の服の組み合わせに自信がなかったので早々に退出。


庶民として・・・辛酸なめ子の女一人マンション 5月24日より




確かに原美術館は、元々住宅として使用されていた建物なので、晴れた日などは庭にも出れて雰囲気が最高にいいです。


カフェのお話も出ていましたが、それに関して一つお知らせ。





僕も知りませんでしたが、原美術館では展覧会にあわせて、毎回期間限定のケーキを作っていて、今回も「ウィンター・ガーデン」のコンセプトにあわせたケーキをカフェでご提供中です。



ひととおり観て,カフェで休憩。ケーキセットを食べました。


原美術館のカフェは催しにあわせたイメージケーキというのがあって


もちろんそれにしました♪


チーズケーキに下はチョコのスポンジ。


美味しかったです。


日々ノート 5月25日より

「日々ノート」さんのブログでも紹介されているので、是非ご覧&ご賞味ください。











最後に一つ、全く関係ないですが、辛酸なめ子さんのブログのプロフィール。



一見、「住宅」には何の関連もなさそうだが、実は私生活では、26歳で格安マンションを購入。そのローンも完済して売却し、新しく購入したマンションに引越したなかなかのマンション通でもある。





「ウィンター・ガーデン」という一言でも、いろんなブログが出てきますねー*1





会期は7月20日までですので、まだの方は是非行って、ブログで感想等お聞かせ下さい。




*1:例えばTBSアニメーションの「ウィンターガーデン」とか。他には社交ダンス専門店とか漫画版ウィンターガーデンのページとか。





Tuesday, June 2, 2009

「をちこち」29号は6月1日発売です。



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今回の特集は


「世界と出会う歌舞伎」


1928年のソ連公演にはじまり、2009年3月のNINAGAWA十二夜ロンドン公演にいたるまで、伝統を大切にしつつも、「現代」と「世界」を見据え、変化をとげていく歌舞伎の姿を追いました。


何より豪華なのは、市川亀治郎×尾上菊之助×長谷部浩というスペシャルトーク


「海外公演のおかげで歌舞伎の本質が見えてきた」(16ページ)です。


えぇ(♡)市川亀治郎さんと尾上菊之助さんのお二人ともが登場し、NINAGAWA十二夜?ロンドン公演にはじまり、歌舞伎の本質とは何か、今後の海外公演や他分野とのコラボレーションの可能性も含めて、歌舞伎にかける熱い思いを伺いました。


お一人ずつのインタビュー記事は他にもあります。が、


お二人が語り合う、という記事は他では読めません!


演劇評論家である長谷部先生のご尽力で実現した、この夢の競演♡♡


NINAGAWA十二夜ロンドン公演から帰国された4月に収録しました。


たった1時間とは思えない、密度の濃い時間でした。





長谷部浩先生には、NINAGAWA十二夜・ロンドン公演のレポート


NINAGAWA十二夜は、怖れを知らぬ冒険か」(10ページ)もご寄稿いただきました。


この企画がどのようにはじまったのか、シェイクスピアの本場であるロンドンで公演するということ、その公演前の舞台裏事情、そして、ロンドンにおける劇評のあり方、(「歌舞伎公演」としてではなく、過去のシェイクスピア上演史のなかで評価された。)ということまで、読み応えたっぷりの6ページです。





NINAGAWA十二夜の舞台美術を担当した、金井勇一郎さん(金井大道具)のインタビュー記事もあります。


「舞台美術家としてNINAGAWA十二夜の舞台を作る面白さ」(36ページ)。


革新の舞台作りを貫く、その心意気がかっこいい。


7月18日のJFサポーターズ・イベントにてお話していただくことも決定しましたので、ぜひご参加ください!!(詳細が聞まったらHPに掲載します。)


金井さんと言えば、こちらのPerforming Arts Network Japanのページにもインタビュー記事が掲載されています。


「をちこち」では、ここのインタビュー記事を一部抜粋&ロンドン公演後に改めてお話をうかがい、充実の6ページの記事を作りました。








「世界と出会う歌舞伎」といえば・・・・


中村勘三郎坂東玉三郎の両氏についても取り上げました。


共同通信石山俊彦さんは、


「「日本の梅蘭芳」玉三郎昆劇が中国を魅了した」(31ページ)にて、


昆劇との出会い、どのように言葉を習得し、そして中国の観客を魅了していったのかを、


毎日新聞小玉祥子さんには、「アイデア、実行力、俳優としての力量。勘三郎は走り続ける」にて、2004年、2007年のニューヨーク公演、そして、2008年のヨーロッパ公演を中心に、挑戦し続ける姿を執筆いただきました。





では、歌舞伎の海外公演といっても、実際に海外でどのように受け入れられたのでしょう?アメリカにおける歌舞伎公演の数々をプロデュースしてきたピーター・グリリ氏(ボストン日本協会)は、


「歌舞伎はアメリカ人の心の中に深く入り込んだ」(52ページ)として、自らの経験を語ってくれました


また、パトリック・ドゥ・ヴォス氏(東京大学)には、


「フランスの演劇人たちは歌舞伎に何を見出してきたか」(56ページ)で、歌舞伎が西洋(特にフランス)の舞台にどのような影響を与えたのか、太陽劇団やベジャールを含めて、具体的なお話を聞かせていただきました。


他にも、河竹登志夫先生(早稲田大学名誉教授)のインタビュー記事もあれば、神山彰先生(明治大学)が歌舞伎の海外公演の変遷についての記事を執筆いただくなど、読み応えたっぷりです。


ぜひぜひ手にとってくださいね。








最後に、一言。


かっこよかった~!!!


(基金で働いていて、よかったです。)





購入はこちらをご覧ください!