Thursday, June 12, 2008

『をちこち』第23号、好評発売中です!



お久しぶりです、情報センターの西納です。先週、『をちこち』第23号が発売となりました。*1近年の「翻訳ブーム」を取り上げた特集が、他誌でも組まれる中、どのようなアプローチで翻訳に迫るとおもしろいか。考えた末にたどり着いたのが、「翻訳がつくる日本語」という切り口でした。





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巻頭鼎談では、明治大学の鹿島茂先生、東京外国語大学の亀山郁夫先生、翻訳家の鴻巣友季子氏の3氏が登場してくださいます。いつの世もかわらず大変な翻訳という営み、「声」の強い翻訳の登場、翻訳が日本語での創作に与える影響等々、様々な興味深い話題が展開していきます。





それに続いて、翻訳だけに見られる特異な(はずだけれども、なんとなく受け入れている)日本語……幼い女の子が「~だわ」、黒人が「~でごぜえますだ」……が使われる背景を深く掘り下げた関東学院大学の中村桃子先生。言語や表現方法が違っても同じことに惹きつけられるということを翻訳を通して解説してくださる東京工業大学のロジャー・パルバース先生。その他にも興味深い記事が続きます。先日「毎日新聞」でも本誌をご紹介いただき、発売2週目にして、読者の皆様から「おもしろい!」という感想を、続けて編集部に寄せていただいています。是非このブログをご覧になっている皆様にもお読みいただきたいです。





そして、今回はプレゼント企画があります!横浜トリエンナーレの「特別チケットパック」を3名様にプレゼントします。6月末日までに、「をちこち」第23号にある応募券を官製ハガキに貼って、どしどしご応募ください☆








それから最後にもう1件お知らせがあります。このたび、ジュンク堂書店池袋本店で、「をちこち」のバックナンバーフェアを開催させていただくことになりました。1階の雑誌売り場に行くと…





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このように「遠近」第1号から「をちこち」第23号までが、ずらっと並べてあります。*2








池袋にお越しの際には、ぜひちらっと寄ってみてください。「あ、こういう特集もあったんだ!」というのが見つけられるかもしれません。(ちなみに、私が行ったときは、『をちこち』第21号「世界の「国民的女優」」が売り切れていました。(←在庫はあると思います。)どうもありがとうございますっ。m(_ _)m )





読者のお一人から、「自宅に居ながらにして他の国の人たちと交流しているような錯覚をすることがあるほど内容が深く…」という嬉しいお便りをよせていただいたことがあります。梅雨でおでかけできない日は、「をちこち」で世界を旅してみませんか。




*1:全国主要書店で好評販売中です。主な常備店は、八重洲ブックセンター本店、ジュンク堂池袋本店、丸善丸の内店、三省堂書店神田本店、岩波ブックセンター、紀伊國屋書店新宿本店、紀伊國屋書店新宿南店、ブックファースト渋谷店、東京堂書店神田本店、有隣堂本店、凡人社麹町店です。各種オンライン書店でも取り扱っております。


*2:バックナンバーのタイトルと目次はこちら(→)をご覧ください。





Tuesday, June 10, 2008

 ゆるキャラ探訪(続編)



こんにちは、みかんです。今日はちょっと耳よりな情報を、いち早く皆様にご紹介しちゃいます。


以前ブログでご紹介した、ケーくんとシーちゃん。そう、ジャパンファウンデーション関西国際センターのゆるキャラでございます。なんと、この度、ケーくんとシーちゃんのグッズが誕生しました!!








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クリアホルダーと・・・ん、タオル??


グッズ開発に携わったスタッフにさっそく話を聞いてみました。





Q: ケーくんとシーちゃんですが、今回タオルを作ろうという発想はどこから出てきたのですか?






このタオルは、実は泉州タオルという、関西国際センターがある泉州地域の特産品なのです。


泉州タオルは、日本のタオル産業発祥の地として120年の歴史と伝統を誇り、JAPANブランド育成支援事業にも採択されているというすごいタオルで、吸水性が良く清潔で肌触りも良い後晒という独特の製法で作られています。泉州の地から海外に対して、日本の魅力的な一面を発信するシンボルとしての役割を期待されているケーくん&シーちゃんのグッズとしては、やはりこの泉州タオルが最適であろう、ということで、タオルを作ることになりました。






Q: へぇー、地元特産のタオルだったんだ!そういえば、外国のタオルってどうも固くてゴワゴワしたり・・・あの心地よい肌触り感は確かに“JAPANブランド”っていえそうですね。ところで、キャラクターのデザインは、どなたがなさったんですか?



関西国際センターの非常勤講師でありデザイナーでもある、前田純子さんの作になります。



Q: このクリアファイル、一層表情が豊かになっていて、ぱらぱらマンガみたい!思わず二人の漫才の声を想像してしまった私ですが・・・、今後の発展はいかに?!






現在も関西国際センターの各種イベントの広報キャラクターとしてまったりゆる~く活動してくれてますが、今後も基金一(?)のゆるキャラの名に恥じぬ(!?)地域に根付いたグローカルな活躍が期待されます。ゆるキャラ選手権出場を目指して3D化を目論んでいるという噂もある二人ですが、温かく長い目で見守ってやってくださいますようお願いいたします。






ほほー、動くケーくんとシーちゃんに会える日も、ひょっとしたら近いかも!!楽しみですね。


ご覧のグッズは、今のところ、関西国際センターでの限定販売中です。お近くの方、ぜひ足を運んでみてく下さい。

クリアホルダーは一般価格100円(税込)、JFサポーターズクラブ会員特別割引価格90円(税込)、タオルは一般価格340円(税込)、JFサポーターズクラブ会員特別割引価格300円(税込)です。*1




*1:JFサポーターズクラブについては、こちら(→)国際交流活動に関心を持つ皆様に、各種イベントや情報発信を行っています。





Wednesday, June 4, 2008

 横浜トリエンナーレ2008 ダンサー募集!



皆さまこんにちは、松岡です。


つい先日も、この場を借りてご紹介させていただいたばかり()ですが、チケットパック・プレゼント企画には、おかげさまで10名以上の方からトラックバックを頂きました。どうもありがとうございました。この話はまた、横浜トリエンナーレブログの方でご紹介させていただくとして、本日は、






ダンサー募集!





の告知をさせてください。





このたび、横浜トリエンナーレ組織委員会では、参加作家の一人であるティノ・セーガルのインスタレーション作品「Kiss」への参加ダンサーを募集します。






<アーティストプロフィール>


Tino Sehgal ティノ・セーガル


1976年ロンドン生まれ。現在、ベルリンに在住。ベルリンで政治経済、エッセンでダンスを学ぶ。2000年よりヴィジュアルアートの分野で活躍を開始。彼の作品は、様々な人を使い、その身体の動きや声によってあるシチュエーションを作り出す。主な参加展覧会として02年マニフェスタ4(フランクフルト)、05年ヴェネチア・ビエンナーレ、ベルリン・ビエンナーレ、05-07年ICA(ロンドン)、06年アムステルダム市立美術館、07年リヨン・ビエンナーレ、07年シカゴ現代美術館「キス」、07年テート・モダン(ロンドン)等に出品。






詳細については、横浜トリエンナーレブログをご覧頂きたいのですが、今回横浜で発表する「Kiss」は、過去にベルリンやナント、シカゴ等の都市でも発表されているシリーズのひとつになり、そしてアジア地域では初めての発表となる予定です。






<英・ガーディアン紙評>


"ティノ・セーガルの作品「Kiss」は、腕や脚、舌、呼吸、眼差しの、床を這うような緩やかな振付が付けられた接吻する一組のカップルから構成される。この永遠に続くかのような親密な関係は、あたかも別のキス---ロダンやムンク、ジェフ・クーンズと前妻のチチョリーナを想起させ、それらのキスを試みているかのようだ"






ちなみに、今回の作品ですが、






キスをし続ける行為を含むダンスが作品の主要素です。






とのことですので、その点ご考慮の上でお申込みを、ぜひ!





ちなみに、「横浜トリエンナーレってなに?」という方は、どうぞこちらを。