Wednesday, February 6, 2008

ついにできました!2007年度JFオリジナルグッズ!![Part2]






商品開発ワーキングチーム結成! *1






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あい:そもそもこのワーキングチーム(以下、WT)の結成って、JFオリジナルグッズの新商品社内公募とエビちゃんの声がけがきっかけだったね。





neige:入社して間もない頃だったから、JFってこんな風に社内公募してグッズ作るんだ~って思った。





エビちゃん:せっかくだから、同期で一緒にアイディア考えて、応募したら楽しいなと思って、みんなによびかけたんだ☆ 




みかん:そんな話をたまたま事業開発戦略室(以下、戦略室)の富岡室長*2にしたら、WTとして企画から開発まで実際にやってみない?というお話を頂いたんだよね。





子羊003:そうそう、「JF☆GIRLS2007」とか言って(笑)始動したのが6月くらい。








アイディアの泉から湧き出たものは…?


ヨネさま:社内応募で募ったアイディア、刺激を受けたな~。文具、カレンダー以外にも日本紹介ツールセットとか、JFオリジナルCDとか、たくさんあったよね。





子羊003:うん、そこから戦略室の方々と協力して何を商品化するか考えていったけど、話を進める内に、ただグッズを作るだけじゃなくて何かJFらしさを加えたいってことになって。





あい:そうそう。候補の中から普段使いにも日本紹介にも役立つてぬぐいと風呂敷が残ったけど、どちらも捨てがたくて最後まで悩んだね…




みかん:そんな時富岡室長から伺ったのが、昨年開発したASIA5デザインのTシャツが好評で、Tシャツを置いてくれていた美術館*3が続編を期待してくれてるっていう話だったよね。





ヨネさま:うん、それで、Tシャツのデザインを活かすならてぬぐいの方がいいんじゃない?って意見がまとまっていったかも。





neige:もう1つのポイントは、てぬぐいなら気軽に手にとってもらえることだったよね。





エビちゃん:それに、アジア各国から来たデザイナーのデザインを、『てぬぐい』っていう和小物に反映するっていうコンセプトが交流事業の延長線上としてJFならではって感じたかな。











いざ、売り出せ~!!の、前に。


子羊003:そういえば、最後ラッピングの話になったよね。Tシャツが好評だった理由の1つはラッピングだったと思うから、てぬぐいでも工夫しよう!って。



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(ちなみにTシャツのラッピングはこんなかんじでした)





あい:最初はTシャツのラッピングに使ってる説明書きを同じように付けようって話だったけど、全く同じじゃつまらないし、説明するだけじゃなくて実際に使えるものをってことで、カードにできたらいいんじゃないかなって。





エビちゃん:そうそう、プレゼントする時にメッセージを添えたりもできるし。





ヨネさま:それはいいアイディアだ!って富岡室長や戦略室の方々も乗ってくださって(笑)、折り畳むと分からないてぬぐいの全貌も、カードを前面に入れたら一目で分かるようになったしね。



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(ラッピング前面はこんなかんじです☆)





neige:さらに裏面には他のてぬぐいの柄もASIA5のことも分かってもらえるような説明も入れようってことになって、皆でいろいろデザインを考えたなぁ…



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(そして背面はこんなかんじです。)





子羊003:てぬぐいが引き立つような並べ方は縦?横?とか、背景は何色かとか…簡単に妥協することなく、戦略室とWTのメンバーとで最後まで粘って意見を出し合ったね~











そして、これから。


エビちゃん:WTが発足した6月から約半年…やっと商品が出来て嬉しいね!





ヨネさま:メンバーそれぞれが違う部署で業務に励むかたわら、皆で協力して、楽しくアイディアを出し合えたことも嬉しい収穫だったかな。





neige:普段は人事課にいるから基金の事業に直接関わる機会が少ないけれど、ASIA5や商品開発のことを更に知ることができたし、いつもとは違った仕事ができて勉強になりました!





あい:「2007年度新商品はてぬぐい!」って決まってから海外事務所からも問い合わせがあったし、日本国内だけでなく海外でも展開と考えると、さらに夢が広がるね!





みかん:このてぬぐいをきっかけに、「こんな使い方するなんて、日本人の発想は変わってるな」とか、「このデザインは誰が作ったの?」とか、「こんなもの作ってるJFって一体何??」とか(笑)、素朴な疑問から興味をもってもらえたらいいよね。





子羊003:まだまだ色んなグッズのアイディアも残っていることだし…


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゚・:*:・。引き続き、JFオリジナルグッズに乞うご期待です゚・:*:・。





*1:完成した「てぬぐい」の魅力を伝えるPart1もぜひ読んでくださいね。おかげさまで、早くも各種新聞で私たちのてぬぐいが紹介されたんですよ!!


*2:事業開発戦略室長。写真はこちら!→http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070621


*3:Museum Shopなどなど、続々と販売予定!





Tuesday, February 5, 2008

[みなさんへの]ジャパンファウンデーション“ゆるキャラ”探訪(後編)






こんにちは。三富です。





昨日の前編でご紹介した、アジア理解講座のPRキャラクター「アジアくん」と「リカイちゃん」。今日は、ついにその知られざる出生の秘密が明かされます。






Q:「アジアくん」と「リカイちゃん」が生まれたのは、いつ頃ですか?


A:1999年の春、親しみやすいキャラクターを作ることで講座に興味を持ってくれる人をもっと増やしたいという思いと、楽しい講座というイメージを持ってもらいたいな、という考えからキャラクターを作ることを考えました。f:id:japanfoundation:20080125171108j:image:right





Q:なるほど。「親しみやすさ」を通じて、基金事業に興味を持っていただくという点では、このブログと通じるものがありますね。


また、「親しみやすさ」という観点からみると、このキャラクターデザインは狙い通りだったのではないですか?このかなりゆるいデザインはどなたが担当されたのでしょうか?


ドラえもんも真っ青(もとから青いですが…)の2頭身の体型や、お腹の「ア」のあたりに、愛らしさを感じます。


 


A:当時パンフレットのデザインをお願いしていたデザイナーさんに相談したところ、キャラクターを作成していただけることになったと記憶しています。f:id:japanfoundation:20080125171039j:image:leftいかにも公的機関が作りそうなデザイン的なゆるさやネーミングの適当っぽさ、というのはわざと狙ったのだったと思います。「特殊法人」=堅いというイメージをやわらかくする効果はあったかと思いますが、今なら「ゆるきゃら」とカテゴライズしてもらってもうちょっと組織内でもちやほやしてもらえたかも知れず、早すぎた誕生が残念です。





Q:今でこそ、徹底したそのゆるさが、時流にかなっていて且つとても愛おしいですが、当時は、かなりアバンギャルドなキャラクターだったわけですね。もしかしたら、アジアくんの「ア」は、不意をついてアバンギャルドの「ア」だったとか!? すいません、ちょっと調子に乗りすぎました...


それはさておき、9年ぶりに再会を果たしたお気持ちはいかがですか?





A:今改めてみるとかなりいじらしいキャラクターで1年でお蔵入りしてしまったのはかわいそうだったかもしれません。






Mさん、貴重な情報をありがとうございました!!





これまでも、国際交流基金は、国際交流基金という組織やその事業についてより多くの方に「親しみやすさ」を感じていただくために、「アジアくん」「リカイちゃん」といったキャラクター開発のみならず、各地の国際交流イベントへの出展、サポーターズクラブ制度、修学旅行生の受入れなどなど、さまざまなツールを活用し、広報に努めてきました。





国際交流基金オフィシャルブログ「地球を、開けよう。」も、開始から3年と5ヶ月を迎えましたが、これからもいろいろと国際交流基金や国際文化交流の魅力を皆さんお伝えしていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします!





Monday, February 4, 2008

ジャパンファウンデーション“ゆるキャラ”探訪(前編)



皆さん、こんにちは!三富です。





数年前から注目を集める「ゆるキャラ」。


そもそも「ゆるキャラ」とは、みうらじゅんさんの造語で、全国各地で開催される地方自治体主催のイベントや村おこし、名産品などをPRするために作られたゆるーいキャラクターのこと。





さらに、Wikipediaでは、ゆるキャラの特徴なるものまで挙げられています。



1. クオリティのばらつき


特定の行政目的の普及啓発や地域主催のイベントの認知向上などの手段として、キャラクターそのものを一般公募し、その中から選定するといったケースも多い。そのためか中にはいまひとつ垢抜けないものも見受けられるなど、団体間でのキャラクターのクオリティにはかなりのばらつきがある。


2. キャラクターに対する団体の思い入れの強さ


一般に、キャラクターの所属団体が特定の目的を持ってキャラクターを選定・作製・使用するケースがほとんどであり、それだけにキャンペーン等にかける当該団体の思い入れがより強く反映されやすい環境にあるといえる。このため、当事者の思いは十分くみとれるものの、意匠を凝らしすぎた結果、見た者が一瞬思わず絶句してしまうようなものや、「正直これはちょっとローカル色が濃すぎるのではないか」と思われるようなものもたまに現れたりする。


3. 存在基盤の脆弱さ


所属団体の組織力の強さやPRへの力の入れ具合、財政力などによって存在が左右されるのもゆるキャラの大きな特徴の一つといえる。


4. 特徴的なネーミング


まず何よりもキャラクター自体に親しみを持ってもらおうという配慮が働くためか、一般に「~ちゃん」「~くん」「~りん」のように「ん」で終わるものや、「~ぴー」のように、長音で終わるといった名前をもつものが多い。


Wikipedia「ゆるキャラ」より



さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。





国際交流基金でも、「エリンが挑戦!日本語できます」のエリンホニゴンといったキャラクターを広報にも活用しています。


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CGを駆使したエリンなどは、「ゆるキャラ」というよりも、おそらく「萌えキャラ」にカテゴライズされるのでしょうが、今から遡ること9年前の1999年、20世紀の末に、すでに国際交流基金でもゆる~いキャラがヒッソリと制作されていたことを、皆さんはご存知でしょうか?





その名も、「アジアくん」と「リカイちゃん」。衝撃的です。


すでに、前述4.の「特徴的なネーミング」の条件をクリアしています。


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この「アジアくん」と「リカイちゃん」。


その名前から、国際交流基金の事業に通じた方なら、何の事業のPRキャラクターなのか察しがつくはず。




そう、アジア理解講座のキャラクターです!*1





1999年度の募集要項には、その活躍ぶりが確認できます。


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(必死にアジア理解講座を紹介する、アジアくんとリカイちゃん)





さて、これらの情報を整理して推測される、この1組のゆるキャラの生態は、、、



固体名: 「アジアくん」「リカイちゃん


種 別: アジア理解講座PRキャラクター


性 別: 「アジアくん」♂、「リカイちゃん」♀


出生地: 国際交流基金アジアセンター






まだまだ未知の生命体です。




年度の変わり目にひっそりと姿を消してしまった「アジアくん」と「リカイちゃん」ですが*2、再び彼らにスポットライトを当てるべく、後編では、当時担当されていたMさんに、アジアくん、リカイちゃんの出生秘話を詳しく伺います。


お楽しみに。




*1:現在は、市民青少年交流課が、異文化理解講座の一環として行うアジア理解講座(その他、中東理解講座中南米理解講座大洋州理解講座があります)ですが、当時は国際交流基金アジアセンターがアジア理解講座を実施していました。


*2:前出の3.「存在基盤の脆弱さ」の条件も見事にクリアしてしまっています。