Tuesday, June 6, 2006

宴の始末



こんにちは、三河屋中島でーす。




今日はプレゼント企画*1の番外編をお送りします。

先日の記事を掲載してから、当選者のみなさんとやりとりを(松岡さんが)行ってまいりました。そんななか、id:ebishuuさんがJFにいらっしゃるとのことだったので、ブログチームのメンバー3名*2から直接ebishuuさんに手渡しを行いました。


f:id:japanfoundation:20060606155304j:image


受け取っている左側がebishuuさん、渡している右側が丁寧さんです。


おめでとうございまーす!






あれ?丁寧さんって誰さ?あだ名?キャラクター?



と思ったあなた。かなりこのブログをご覧になってますね。ありがとうございますっ。


実は、ブログチームの松岡さんが5月にブログを担当している情報センターからトリエンナーレ準備室へ異動になったため、情報センターへ異動した丁寧さんが新たにブログチームのメンバーとなりました!

これでブログチームは4名になり、より多くの職員を登場させ*3、より充実した記事をお送りしたいと思っています。今後もどうぞ宜しくお願いいたしますね。




次回、「丁寧さんの自己紹介」、「しろうさぎは見た! ~JFの事業の秘密」、「たらちゃんのオーメン体験*4」の三本でーす。んがぐぐ。*5




*1:プレゼント企画、いかがでしたか?テーマが難しく見えて、敷居がちょっと高くなっちゃったんでしょうか。しかも、若冲の<「プライス・コレクション」見たい!>(と、こっそり参加してみつつ)キャンペーンもありましたしねえ。でも、刺激的な企画なので、いつかまたやりたいですね。


*2:会議中だった松岡さんを除く。


*3:ブログチームのお仕事では、自分たちが記事を書くだけじゃなく、他の職員に記事を書いてもらうことも重要なのです。


*4:6月6日やからね


*5:というわけで、毎度本文と関係ない脚注death。
先日、「探偵業の業務の適正化に関する法律」略して「探偵業法」案が衆参両院で可決されました。一連の共謀罪に関する議論も重要だけれど、その一方でこんなヤヴァイ法律が成立しています。施行後はフリージャーナリストや作家の取材活動も規制の対象になりえます。
この法律は表現活動全般に影響する可能性がありますが、みなさんはいかがお考えになりますか?探偵業法については、共謀罪とあわせてこちらのサイト(探偵業法については特に4月11日と5月24日の記事)が非常に参考になります。





Friday, June 2, 2006

当選者のご紹介2(続き)



こんにちは、松岡です。


ちょっと間があいてしまいましたが(『遠近』記事に入り込まれてしまったー!)、続きです。


id:dzd12061さんですが、ご自身のブログでかかれた記事に今回の企画を絡ませて下さいました。


ありがとうございます。





今回の企画でトラックバックを頂いた記事に先行し、現代美術のわからないことの意味について以下のとおり書いてらっしゃいました。


Art2.0 というごまかしのタイトルで(その1)


Art2.0 というごまかしのタイトルで(その2)









< 
��前略)
つまり、美術って、身近には無いものになってしまっているのだ、多くの人々にとって。さてさて、これではまずいということで、その美術をもう少し身近なものに変えていくという試みがどうしても必要になってくるし、・・・(中略)
さりとて、安易な方法に頼れば、それは、美術そのものが目指す試みが変化してしまって本末転倒になってしまうというところも忘れてはならない。


「aisyuno_3rdclaさん」

この問題意識から、「じゃあどうしたらいいのか?」というのを、トラフィックを稼ぐwebの発想をヒントに提議されていました。






4.1トラフィックを稼げ


ネットの世界でトラフィックを稼ぐためによくやられている手法から考えてみると、それは、まずは、無料化、体験版化による入り口を下げる行為。そして、統合化、ポータル化によって、スケールメリットを出すというか、とりあえずここにこれば何かがとユーザーに期待をしもらい、実際にあるサービスを提供するというところ。これをそのまままず持ち込むというのはどうだろうか。


4.1.1無料化・体験版化そしてカフェ


4.1.2質が悪い


4.1.3統合化・ポータル化


4.1.4同業の連携


4.1.5公共サービスポータル


4.1.6図書館はどうだろう


4.1.7図書館は使えるスペース


4.1.8世の中を眺めてみると


4.1.9統合してみると


4.1.10でトラフィックは



無料だから質が悪くてもしょうがないというのではなく、戦略的に無料にすることで利用者を増やす。利用者が増えることでその施設の提供サービスを受ける人も増え、真にそのサービスがよければ多くの利用者=住民・市民?はその施設を必要として、まさに施設のサポーターにもなる・・・・。


確かに最初から「●円」というハードルを課すのではなく、ある程度まではなんとなく近くを通っただけの人でも入れる、あるいは入りたくなるような仕掛けを用意して(なんというか、それは例えば夏の暑い日の「日陰」でもいい気がしますが)、より多くの人との接点を持つ努力が必要ですよね。


凄く飛躍するかもしれませんが、ジャパンファウンデーションがブログをやるのもそういった想いもあったりして。





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さて、今回当選された3名の方には、


アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ


を差し上げます。





id:ebishuuさんは、連絡先が見つからなかったので、うちのホームページのwebmaster宛て(webmaster@jpf.go.jp)にメールをいただけますでしょうか?


他のお二方(id:aisyuno_3rdclaさん、id:dzd12061さん)には、ブログ上でメアドがあったのでそちらへご連絡差し上げます。


ということで、どうぞよろしくお願いいたします。





Thursday, June 1, 2006

『遠近』第11号を深く楽しむための読書&WEB案内



ジャパンファウンデーションが出している隔月刊雑誌『遠近』(をちこち)編集部の麦谷です。




6月1日発行の今号は、日豪交流年を記念して、「多文化を生きる力 オーストラリア」という特集を組みました。

現在、日本とオーストラリアの間で往来する訪問者数は相互に過去最高を記録しており、ますます関係が深まるこの2カ国。一般的な日本人にとって、オーストラリアは、コアラ、カンガルーなどの愛らしい動物や、豊かな大自然など観光旅行先として身近だと思いますが、それらに比べてあまり知られていない、オーストラリアの文化や社会、日本とオーストラリアの交流史などをお届けしています。目次はこちらです。




是非、お手に取って、お読みください!

Amazonなど、主要なオンライン書店ではだいたい取り扱っていますし、お近くの書店でお取り寄せも可能です。

また、ジャパンファウンデーション(東京・赤坂)に4月に改装したJFICライブラリーでも販売しています~(^o^)/







さて、宣伝はこのくらいにして、『遠近』をより深くお楽しみいただくために、記事や執筆くださった方に関連した読書&WEB案内をお届けします。

今回は、ちょっと真面目で、オーストラリアについての「調べ学習」リソース集という趣です。




ジャパンファウンデーションの「大洋州理解講座」のコーディネーターをお務めくださり、本誌でも日豪交流を概観してくださった関根先生お勧めの本。特に、多文化主義について、お届けします。




『オーストラリアの歴史―多文化社会の歴史の可能性を探る 世界に出会う各国=地域史』藤川隆男編

オーストラリアの歴史―多文化社会の歴史の可能性を探る 世界に出会う各国=地域史 (有斐閣アルマ)




『多文化主義社会の到来』関根政美著

多文化主義社会の到来 (朝日選書)

 

『寛容のレシピ―オーストラリア風多文化主義を召し上がれ』アル・グラスビー著

寛容のレシピ―オーストラリア風多文化主義を召し上がれ




『ホワイト・ネイション-ネオ・ナショナリズム批判』ガッサン・ハージ著

ホワイト・ネイション-ネオ・ナショナリズム批判




『ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義―オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容』塩原良和著

ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義―オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容




『オーストラリアの日本語教育と日本の対オーストラリア日本語普及』嶋津拓著

オーストラリアの日本語教育と日本の対オーストラリア日本語普及




オーストラリアの日本語教育については、ジャパンファウンデーションの「日本語教育国別情報」(オーストラリア)でも、分かりやすく情報を提供しています。




その他、著者に関連したWEBでは、

◆佐和田敬司先生の「オーストラリア芸術散策」

オーストラリアの映画、演劇などの情報が満載です。佐和田先生は、オーストラリアの舞台芸術を1年間に渡って紹介する「ドラマチック・オーストラリア」の実行委員長もお務めです。




◆ 竹内克己さんが代表をつとめる「オーストラリア留学ネット」

「オーストラリアに留学やワーキングホリデーを考えた人は一度は絶対見る」と、昨年、我が情報センターでアルバイトをしていて、現在はオーストラリアに留学中のSさんも言っていました。いろんな方の体験談も乗っています。




豪日交流基金

オーストラリアの政府機関で、日本との交流に尽力している豪日交流基金。日本各地の学校の授業などで使われている「オーストラリア体験セット」や「エコ・オーストラリア体験」などの教材の貸し出しもオンラインで行っています。




誰でも無料で利用できるオーストラリアの専門図書館

オーストラリアのことなら何でも!の久松晶子さんがセンター長を勤めるオーストラリア図書館。オンラインで蔵書検索や郵送での貸し出しにも対応しています。




最後に、今年1年間、日本とオーストラリアの両国の各地で実施される日豪交流年関連事業は、こちらでご覧いただけます。文化芸術交流から、市民交流まで、多岐に渡る交流事業が展開されています!




日本で実施されるオーストラリア紹介事業(在東京のオーストラリア大使館HPより)




オーストラリアで実施される日本紹介事業(在オーストラリア日本大使館HPより) 




以上、特集「多文化を生きる力 オーストラリア」をより深くお楽しみいただくための読書&WEB案内でした。

実は、個人的に、密かに「はまって」いるオーストラリアのワイン醸造家がいます。オーストラリア・ワインに詳しい方、是非、トラックバックお願いします( ^^)Y☆Y(^^ )!




次号の8月号は、「春樹をめぐる冒険~世界は村上文学をどう読むか」(仮題)です。今年3月に国際交流基金が実施した同名のシンポジウムの報告に加え、村上作品に関連の深い各界の方々からの寄稿をお届けする予定です!どうぞ、お楽しみに!