みなさんこんにちは、オレペコです。
このブログでも先日から「国際交流の舞台裏」と題して職員紹介シリーズを始めていますが、先週の金曜日から、6回にわたる「会社説明会」が始まりました*1!というわけで、残念ながら来られなかった方のためにも、潜入レポートをお送りしたいと思います。≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
まず、会社説明会の構成は、
1.会社説明ビデオの上映(10分)
2.採用についての説明(10分)
3.若手職員からの業務紹介(20分)
4.Q&Aコーナー(20分)
という流れ。全体で1時間という限られた時間の中、できるだけ効率よくみなさんに基金像、あるいは「基金で働くということ」の具体的に抱いていただけるよう、職員とのコミュニケーションに多くを割いた構成となっています。
今回基金から参加した若手職員は3名(総務課、舞台芸術課、日米センターの3部門より)。彼らにぶつけられた、学生の皆さんからの質問とそれに対する回答からいくつかピックアップしてご紹介しましょう(^^)
Q:業務紹介の中で「六カ国協議の勉強会」のお話が出てきましたが、こういう勉強会などは頻繁に行われるのですか?
A:事業の直接の担当者だけでなくても、関心のある職員は、JFがお手伝いをして実施する舞台・映画祭等を観にいったり、内部で開催される専門家のワークショップに参加したりできます。すべてがJFで仕事をする上で非常に勉強になりますし、海外の劇団の公演情報をいち早く手に入れて見にいったりできるのは、ある意味「お得」とも言えます。
また、イタリア語、スペイン語などの語学の勉強会などはお昼休みを利用して有志が積極的に実施しています。海外事務所の駐在経験者や、英語以外の言語を話せる職員がたくさんいるので、講師には事欠きません(笑)。また、JFが派遣したいろんな分野のフェローの帰国報告会や、招聘している研究者による勉強会なども頻繁に開催されており、自由に参加することができます。
Q:日本語教育事業について、専門員としての採用もあるかと思いますが、この分野で、総合職の職員はどのような役割を果たしますか?
A:専門職の先生方は、浦和や関西の日本語センターで外国からの研修生に日本語や日本語教授法を教えたり、年に1回実施する「日本語能力試験」の問題作りなど、まさに日本語教育の専門家として事業に参加されます。一方、職員は、日本語の専門家ではないので、日本語の先生の海外への派遣や海外からの研修生の受け入れ事業、教材の制作や日本語教育機関の調査などの事務局、研修事業であれば日本語教育以外の研修生の日本での生活のケアや研修全体の運営管理などを主な業務とします*2。
Q:主に文化芸術交流事業において、演劇など、実施する事業の企画やアイデアは職員から募るのでしょうか?
A:どのような事業を実施するかについて翌年度の計画を立てる際には、現場である海外事務所や外務省の在外公館からの要望を取り入れながら決めていきますので、職員が一から提案して実施する事業というのは多いとはいえないかもしれません*3。しかし、いくつかの事務所や公館から似た要望が出てきた場合には、いずれの事務所・公館の要望も満たすことができるような事業を選んで巡回させるなどのアレンジは職員が考えます。
Q:国際交流に携わっている他の団体(財団やNPO等)とのネットワークはあるのでしょうか。
A:最近は特に、NPOや他団体との連携を重視しています*4。また、基金は海外にも拠点を持つ、国の唯一の文化交流団体として、これまでに蓄積されたたくさんのネットワークや情報がありますので、内外の交流団体の間で積極的に仲介的機能を果たしてゆきたいと考えています。
他にもいろいろご質問があったのですが、紙面の関係もあるので主に関心が高いと思われるものをピックアップしました。おゆるしください。m(_ _"m)ペコリ
ところで、この会社説明会に参加してくださった皆さんからのコメントを拝見していると、
・先輩社員の話が中心で、仕事への思いがよく伝わったのでよかった
・なぜ基金に入ったのかや、実際仕事をするなかでの面白い点、辛い点の両方について率直かつ具体的な話が聞けたのでよかった
と肯定的に評価してくださる声がある一方、
・時間が足りなかった。会社説明のビデオも全部見られなかったのが残念だった
・仕事の具体例をもっとじっくり聞きたかった
・研修制度や採用情報についてもっと情報がほしかった
という声も多くいただきました。
これから5回開催を予定している会社説明会では、いただいた率直なご意見を参考に、より良い説明会となるよう工夫していきたいと思います!
*1:好評につき、当初5回の予定を6回開催とし、さらに東京で行う説明会の定員枠も当初の予定より増やさせていただきましたが、残念ながら3月14日の回を除き、いずれの会も既に満員となっております。(2月28日現在)(3月14日の回も残席わずかです) ただし、今後キャンセルにより空きが出る場合もありますので、ご興味のある方は時々ウェブサイトをチェックしてみてください。また、説明会の参加が選考を左右することはありませんので、ご出席いただけない方もご安心ください。
*3:通常の事業の枠組みのほかに、このブログでも何度か紹介しているように「先駆的・創造的事業」という社内の事業の公募制度があります。ここでは、若手もシニアも同じ土俵で、事業のアイデアを競いあうことができます。先日ご紹介した「動画スクエア」もこの枠組みから生まれたものです。
*4:たとえば、地方公共団体や他の民間団体などが主催する国際交流フェスタにも積極的に参加しています。