今回の特集は
「世界と出会う歌舞伎」。
1928年のソ連公演にはじまり、2009年3月のNINAGAWA十二夜ロンドン公演にいたるまで、伝統を大切にしつつも、「現代」と「世界」を見据え、変化をとげていく歌舞伎の姿を追いました。
何より豪華なのは、市川亀治郎×尾上菊之助×長谷部浩というスペシャルトーク
「海外公演のおかげで歌舞伎の本質が見えてきた」(16ページ)です。
えぇ(♡)市川亀治郎さんと尾上菊之助さんのお二人ともが登場し、NINAGAWA十二夜?ロンドン公演にはじまり、歌舞伎の本質とは何か、今後の海外公演や他分野とのコラボレーションの可能性も含めて、歌舞伎にかける熱い思いを伺いました。
お一人ずつのインタビュー記事は他にもあります。が、
お二人が語り合う、という記事は他では読めません!
演劇評論家である長谷部先生のご尽力で実現した、この夢の競演♡♡
NINAGAWA十二夜ロンドン公演から帰国された4月に収録しました。
たった1時間とは思えない、密度の濃い時間でした。
長谷部浩先生には、NINAGAWA十二夜・ロンドン公演のレポート
「NINAGAWA十二夜は、怖れを知らぬ冒険か」(10ページ)もご寄稿いただきました。
この企画がどのようにはじまったのか、シェイクスピアの本場であるロンドンで公演するということ、その公演前の舞台裏事情、そして、ロンドンにおける劇評のあり方、(「歌舞伎公演」としてではなく、過去のシェイクスピア上演史のなかで評価された。)ということまで、読み応えたっぷりの6ページです。
NINAGAWA十二夜の舞台美術を担当した、金井勇一郎さん(金井大道具)のインタビュー記事もあります。
「舞台美術家としてNINAGAWA十二夜の舞台を作る面白さ」(36ページ)。
革新の舞台作りを貫く、その心意気がかっこいい。
7月18日のJFサポーターズ・イベントにてお話していただくことも決定しましたので、ぜひご参加ください!!(詳細が聞まったらHPに掲載します。)
金井さんと言えば、こちらのPerforming Arts Network Japanのページにもインタビュー記事が掲載されています。
「をちこち」では、ここのインタビュー記事を一部抜粋&ロンドン公演後に改めてお話をうかがい、充実の6ページの記事を作りました。
「世界と出会う歌舞伎」といえば・・・・
「「日本の梅蘭芳」玉三郎の昆劇が中国を魅了した」(31ページ)にて、
昆劇との出会い、どのように言葉を習得し、そして中国の観客を魅了していったのかを、
毎日新聞の小玉祥子さんには、「アイデア、実行力、俳優としての力量。勘三郎は走り続ける」にて、2004年、2007年のニューヨーク公演、そして、2008年のヨーロッパ公演を中心に、挑戦し続ける姿を執筆いただきました。
では、歌舞伎の海外公演といっても、実際に海外でどのように受け入れられたのでしょう?アメリカにおける歌舞伎公演の数々をプロデュースしてきたピーター・グリリ氏(ボストン日本協会)は、
「歌舞伎はアメリカ人の心の中に深く入り込んだ」(52ページ)として、自らの経験を語ってくれました
また、パトリック・ドゥ・ヴォス氏(東京大学)には、
「フランスの演劇人たちは歌舞伎に何を見出してきたか」(56ページ)で、歌舞伎が西洋(特にフランス)の舞台にどのような影響を与えたのか、太陽劇団やベジャールを含めて、具体的なお話を聞かせていただきました。
他にも、河竹登志夫先生(早稲田大学名誉教授)のインタビュー記事もあれば、神山彰先生(明治大学)が歌舞伎の海外公演の変遷についての記事を執筆いただくなど、読み応えたっぷりです。
ぜひぜひ手にとってくださいね。
最後に、一言。
かっこよかった~!!!
(基金で働いていて、よかったです。)
購入はこちらをご覧ください!
No comments:
Post a Comment