Tuesday, November 29, 2005

セミナーに行ってきました。



こんにちは。松岡です。


この週末、金曜日の夜から日曜日の夕方まで神奈川県・湘南の方へ行ってきました。

温泉にドライブ・・・、ではなくてインカレ国際セミナー(第3回)「東アジア共通の家2005」に参加するためです*1








このセミナーなんですが、都内にある大学の教授陣を中心とした実行委員会が企画していて、100人近くの大学生が2泊3日で参加してました。


「東アジア共同体」というテーマの下で、安保、経済、環境、民主化、国際交流、などなど7つの分科会に分かれて議論をして、最終日に各分科会が成果を発表しました。





☆━━━━━(☆_☆)━━━━━☆  ☆━━━━━(☆_☆)━━━━━☆





思い起こせば今年の夏、職場の某先輩から


「こんなのあるけど、松岡くんどう?」


といわれ、1枚の紙を渡されました。それが今回のセミナーのチラシだったわけです。


僕自身、学生時代に「●●学生会議」とかに参加したことが無かったので、国際交流系のイベントとかシンポジウムとかでそういう団体に所属している学生の方と話していると、


「なんか楽しそうだな」


と思ったりもしていたわけです。


先月はウィーンで同世代の若者達とディスカッションをする機会がありました(詳しくはこちらをご覧下さい)。とても楽しかったんですよね。


なんか凄い結論が出たとか、そういうことはないんですが、とにかく同世代の人たちが何を考えているか、どういった価値観を持っているのか、そういう部分で交流が出来たのが何よりも大きかったんです。


というわけで、学生ばかりのセミナーだったんですが、事務局の安藤さんの御厚意で、参加させていただきました。







基調講演では朝日新聞「論座」編集長の薬師寺克行さんや青山学院大学教授の山本吉宣さんがでてきたり、他にも10名以上の先生方が2泊3日のセミナーでの学生の議論につきっきりで様子を見守ってくれたり*2、かなり豪華でしたよ。





僕は文化交流に関する分科会に参加したのですが、まず第一にみんながそれぞれ自分なりの意見とかモノの見方を持っているのに驚きました。まあ、こういったセミナーに来るぐらいなんであたりまえなのかもしれませんが。


特に知識量が凄いとかそういうわけではないのですが、言い回しとか工夫したりして、自分なりの言葉で熱く語っている姿が印象的でした。





そして何より印象に残っているのが、





「国際交流の重要性」





を訴える人が多かったことです。

最後の発表の場でそれぞれが「提案」をするわけですが、そこで複数の分科会*3が「国際交流」をあげていました。


「東アジア共同体を目指す過程では、お互いにお互いのことを理解しあうことが大切だ。」


とか


「共通の価値観を持つためには、国際交流によってお互いを理解しあわないと」


等と、色々な理由から国際交流の重要性をおっしゃっていました。





こういう思いを、みんなが持っているということは、正直言って驚きました。自分自身が若干、「国際交流ってマイナーで、それよりも安全保障とか、経済協力とか、環境保全とかそういった大きなテーマの方が、こういうところに来ている若者には受けがいいのではないかな、とか思っていた部分もあり・・・。実際、ジャパンファウンデーションを知っている人はほぼいませんでしたし。。。


ただ今回の経験から、自分達(ジャパンファウンデーション)がやっている活動っていうのはそれなりに大事だと認識されているんだなという、社会の目もわかりました。やはり、こういう声を逃さずに聞いて、自分達の業務に反映させていくのも大事だよなー、とも思ったわけです。





(((( -_-)乂(-_- )))) (((( -_-)乂(-_- )))) (((( -_-)乂(-_- ))))





翌日に最終発表を控えた土曜の夜、


「とりあえず3時目標で」


というノリに、


「えっ!」


と、素で言ってしまった時に、若干ジェネレーションギャップを感じてしまいましたが。なんとか2時まではもったんだけど・・・


まだまだ「そっち側」の人間のつもりでいます。


(今回は写真が無くてすいません・・・)





*1:ちゃんと2万2千円、自腹切りましたから。。。


*2:凄く驚いたんですけど、議論は基本的に学生任せで口はほとんど出さず、じーっと見守ってくれていました。それこそ30分、1時間・・・・。


*3:もちろん、国際交流の分科会以外ですよ





Monday, November 28, 2005

横浜トリエンナーレの情報を2つほど






こんにちは。松岡です。


今日は、とうとう残り会期が1カ月を切った、横浜トリエンナーレの情報を2つお伝えします。


先日、とうとう入場者数が10万人を突破(→こちら





(^-^)ノ∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*





まだ行っていない方は、お早めにー。





「横浜トリエンナーレ2005 現代詩の夕べ」トーク&リーディング開催


現代詩において第一線で活躍されている方々をお招きし、本展ディレクター川俣正との対談と


ポエトリー・リーディング(朗読)を開催します。


「言」・「声」と「イメージ」「場」の掛け合いにご注目ください。


■ 白石かずこ 


  日時:12月2日(金)17:30 開場 18:00 開演


  ゲスト:井野信義(ベーシスト)


■ 荒川洋治 


  日時:12月4日(日)16:00 開場 16:30 開演


■ 谷川俊太郎 


  日時:12月6日(火)16:00 開場 16:30 開演


会場:本展会場3A(場所が変更になりました)












現代美術の国際展、横浜トリエンナーレ2005の企画、運営を含めた総合的なディレクションを行なっているなか、多くのメディア関係者や来場者に今回のテーマや趣旨、あるいは現代美術の現在などを説明している自分の言動について、思うことが多々あります。少なからず言葉の重みを日々感じているところです。


そこで、現在最も動向が気になる現代詩人の方々を招いて「現代詩の夕べ」をこの場で、横浜トリエンナーレ会場で行ない、改めて言葉についてのこだわりを考える時間を持ちたいと思います。


(総合ディレクター 川俣 正 )







身体表現サークル 参加者募集


作家名 身体表現サークル


募集人数 100名


活動期日 [発表用ワークショップ]12月13日~16日 18:30~21:00


     [発表日]12月17日・18日


活動内容 12月17.18日元気になりきり身体さん100名緊急募集します。


トリエンナーレのオープニングで華々しく散ってしまったあの褌さんの群像をエンディングでも行ってみます。こんなことは二度と御免だ!と思うことになってしまうような12月寒空の下で、ぜひとも気軽に一期一会の一般参加型ダンス?!に加わってみて下さい。





活動条件 ワークショップ及び本番に参加できる人


活動時間 12月13日~16日 18:30~21:00


     12月17日・18日 14:00~14:30


集合場所 ZAIM(旧関東財務局:中区役所隣)


活動場所 ZAIM、本展会場内


備考 ワークショップ時間は応相談。


申し込み先 supporter@yokohama2005.jp


下記の内容をご記入の上送信ください。


お名前(ふりがな)、郵便番号、ご住所、TEL、FAXまたはE-mail、参加希望日


*募集締め切り 参加前日まで





Friday, November 25, 2005

アラブとの対話-英知の共有求めて-



こんにちはー。


松岡です。





(’◇’;ゞ





さて、本日は2件頂いたトラックバックに関連して。


まずはカフェバグダッドさん。





アラブとの対話-英知の共有求めて-(日・アラブ知的交流アジェンダ・セッティング会合および公開シンポジウム)





の告知をしてくださいました。


ありがとうございます☆






どうも、申し込みはきょうまでのようです。入場は無料のようなので、関心のある方はすぐに申し込みを。[更新日時:2005/11/24 18:44 ]


[ http://www.doblog.com/weblog/myblog/13743?YEAR=2005&MONTH=11&DAY=22:title= カフェバグダッド]

そうだったんです。





しかーし。





このブログのお話を聞いたシンポ担当の佐藤が、





なんと、





締切延長してくれました!!(^-^)ノ∠※PAN!。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*


といっても3日ですが、まだまだ募集中ですよ!!





詳細はこちらをご覧下さい。申し込み方法も載っています。











またあわせて、担当の佐藤から今回の見どころをもらいました。



日本とアラブ関係を政治と文化の両面から斬る。


政治を語るアブデル・モネイム氏はアラブを代表する国際政治学者。


文化を語る師岡カリーマ・エルサムニー氏は、エジプト人と日本人の”ダブル”で、アラビア語・アラブ文化紹介の花形。


総合司会の山内昌之氏は、日本と中東との対話において欠かせない中心人物で、その博識をもって縦横無尽に歴史を、現在を、日本を、世界を語る。


他の日・アラブのパネリストも、豊富な経験と知識を披露し、未来の日本とアラブを熱く議論します。






f:id:japanfoundation:20051121171606j:image Abdel Moneim氏


f:id:japanfoundation:20051124190620j:image 師岡カリーマ・エルサムニー 氏


f:id:japanfoundation:20051121171530j:image 山内 昌之 氏


他、が参加します。





話が若干それますが、佐藤が所属している部署は「日本研究・知的交流部 欧州・中東・アフリカ課」といいます。




長いですね*1




長いので、たまに「ニッチ部のオウチュウア」という表現をすることもあります*2





だいぶそれましたが、アラブ方面にご関心のある方は、ぜひご参加ください!!











「らくだな日常Ver.2」さんからもトラックバックを頂きました。


ありがとうございます☆






で、早速ブログを拝見しましたが......。
とても公的機関のブログとは思えない軽いノリです(汗
まさか、実は「非公式」だとか「裏」だとか、そんなわけはないですよね(ぉぃ
というエントリを仕事中に書いている自分はどうなのかという話はこの際スルーの方向で。
個人的にはイベントの楽屋話など期待したいところです(笑


[ http://www.takec.net/rakuda/archives/2005_11_23_279.html:title=ラクダな日常 Ver.2]




「軽いノリ」評価ありがとうございます(笑)。


いやあ、やはりこういう公的機関の言葉って、若干硬めですよね。「~することと致したい。」とか、「~でありたい」とか。

といいながら、自分でも気を抜くとそういう言い回しになりかけるのですが*3





その辺注意して、できるだけわかりやすく、みなさんとお話するというのを、僕たちは大事にしています。


イベントの楽屋話もどんどんやっていきたいです。ただ、僕自身はそういうイベントを実施する仕事をしていないので、イベントをやっている職員にも登場してもらいましょう。





それにしても、ブログって凄いですね。


以前登場いただいたid:fact2hakaseさんはラオスだし、今回頂いたラクダな日常さんはカタールだし。


そして僕は日本ですが、そういう「点」がつながっていくんですね。


ようやくブログのことが少しずつわかってきた気がします。




それだけジャパンファウンデーションを知っているかたがいるというのも、新鮮な驚きでもあります*4。。。




*1:電話にでるときは、「日本研究・知的交流部欧州・中東・アフリカ課の・・・・」と早口でまくし立てているとかたててないとか・・・


*2:ちなみに、隣の課の「アジア・大洋州課」は「アタイ課」、さらに隣の「企画調整・米州課」は「キベイ課」になります


*3:色々と便利な用語はあるんですよ。「ところ」とか。これだけじゃわからないですよね・・・(汗


*4:個人的には、この組織に入るまでジャパンファウンデーションって全然知られていないと思っていたので・・・





Tuesday, November 22, 2005

マグカップ



どうも、松岡です。


もう皆さんお気づきだと思いますが、このブログ、ちょっと書き方を工夫し始めました。


というのも、実は先週、このブログチームの他のふたりが、夜僕の席にやってきまして・・・・






「二人で話し合ったんだけどー、やっぱ今のままじゃだめだよ!」


「えっ!!、僕は僕なりにがんばっているんだけど・・・」






と、ダメ出しをされたわけです (T_T)





「写真を入れてこー」


とか、


「顔の絵を書こう」

とか(これは難しいので、顔文字に)・・・*1





まあ、まだまだですが、少しずつ「JFの事業をわかりやすく」をモットーに、進めていきたいと思います。


まずは書き方から。








さて、話は変わりますが、このたびジャパンファウンデーションでは、横浜トリエンナーレを記念して、マグカップを作りました。





f:id:japanfoundation:20051121211310j:image じゃーん!!




僕の知っている限りでは、初の試み(?)でしょうか。今のところ、トリエンナーレ会場限定で購入できますので*2、トリエンナーレに行った折には、ショップをのぞいてみてください*3




*1:僭越ながら、眞鍋かをりさんやブラザーさんのブログを見て研究したりして。


*2:900円です。


*3:他にも、うちのロゴマークをあしらったマグカップやトートバックもあります。





Monday, November 21, 2005

サポーターズクラブとごくせんと・・・



こんにちは、松岡です。





まずは先日、トラックバックを頂いた「カフェ バグダッド」さんへ。


ありがとうございます。o(*^▽^*)o





カフェ バグダッドさんとは、横浜国際フェスタ2005でもお会いしました。







「サポーターズクラブ」の開設など、最近広報部門へのてこ入れを図っている同基金の新機軸のひとつか。


[ http://www.doblog.com/weblog/myblog/13743?YEAR=2005&MONTH=11&DAY=17:title=カフェ バグダッド]



サポーターズクラブのことまで紹介していただきまして、ありがとうございます*1





f:id:japanfoundation:20050927203728j:image





カフェ バグダッドさんは複数のブログをお持ちで、実は「カフェバグダッド・リブロ」では、うちの小川企画評価課長の新聞記事(2005年4月8日付読売新聞夕刊文化面「『ごくせん』流で行け 中東民主化 日本の役割」)についてコメントも頂いておりました。







「ごくせん」とは、ヤクザの家庭に生まれた、仲間由紀恵演じる「ヤンクミ先生」が主役の熱血学園ドラマ(原作はマンガ)。小川氏によれば、ヤンクミは「任侠一家出身」という劣等感があるから、「心の傷を抱えた若者と対話することができる」という。中東民主化問題で、日本は、(米国とは一線を画す)「ごくせんアプローチ」をとるべきだ、と小川氏は主張する。


カフェバグダッド・リブロ



参考情報ですが、小川はカラオケで「ごくせん」の主題歌をフルで歌っちゃうほど「ごくせん」好きです*2





♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪





これまでインド・ニューデリーやインドネシア・ジャカルタでの駐在経験があり、いくつか本も出しております。





f:id:japanfoundation:20051121114614j:image などなど





こちらの方面に関心のある方は、是非ともサイトで「小川忠」と検索ください。




*1:サポーターズクラブは、ジャパンファウンデーションの会員制度なんです。うちがやっているイベントにご招待したり、会員専用のサイトで海外文化事情の情報提供をしてます。ゲストブックもあるんですが、最近ようやくぽつりぽつりと書き込みがでてきた感じで、まだまだこれからと言うところでしょうか・・・


*2:「ごくせん」が好きというより、仲間由紀恵が好き」by 小川





Friday, November 18, 2005

ジャパンファウンデーションのアニュアルレポート(2004年度版)がようやく出来ました。






こんにちは、松岡です。


先日、ジャパンファウンデーションの1年間の活動を総括する年報(アニュアルレポート)が完成しました。





f:id:japanfoundation:20051117140039j:image





実はこれ、僕が担当していたんです。本来であればもっと早く出来ていたはずなんですがねー。








m( _ _ )m  遅れてスイマセン。








なんで遅れたのか、ちょっと考えてみました。


7月から実質スタートして・・・


こういうのって、一番大変なのは各方面との調整ですね。すべての原稿を自分で書くというわけにはいかない(というか出来ない)ので。


「●さんからは出てきたけど、▲はまだだー」、とか


「■事務所からは、まだ原稿とどいてないー」、とか。


書いてくださっている皆さんは皆さんで仕事があって、「今日校正上がってきたから、明日までにみてね」と言うわけにはいかない訳ですね(たまに、そういうのもお願いしたりしたけど)。





人によっても温度差がありまして、非常に情熱を持って書いてくださる方もいれば、そうでもない方もいたり。





ざっと考えてみたんですが、今回の年報の原稿は60人以上の人が書いてますね。一部は外部の方にも書いてもらいました。





そういう文章を、1冊の本としてまとめる(表現整えたり、言い回しとかもあわせたり)というのは、けっこう大変なんだなあ、ということを改めて感じましたよ(一緒に作った若林さん、八尾さんのお力がかなり大きかったんですけれども)。








で、








このアニュアルレポートは、わたしたちのホームページから見ることができます(PDFです)。


一昨年のものと比べていただいたら大きく変わったことがわかると思います。


例えば、見た目。カラーになりました。





f:id:japanfoundation:20051118134324j:image





さらに、全体のボリュームもかなり抑えましたよ。





f:id:japanfoundation:20051118162327j:image


↑薄いでしょ。なんと約50%削減!!(当社比)





去年1年間、ジャパンファウンデーションが何をやっていたのかが一目でわかりますので、皆様ちょっとのぞいてみてください。





Thursday, November 17, 2005

日系人シンポジウムウェブ配信のお知らせ!



こんにちは、後藤愛です。


日米センターが全米日系人博物館との共催により5月25日に経団連会館で開催した公開シンポジウム 「日系アメリカ人と日米関係の将来」の様子が、ウェブ上で配信されています!





河野洋平 衆議院議長からの挨拶、西室泰三 日本経済団体連合会副会長およびダニエル・K・イノウエ 米国上院議員による基調講演に続き、グレン・S・フクシマ エアバス・ジャパン株式会社代表取締役社長を モデレーターとしたパネルディスカッションを見ることができます。





私は現場にもいて、一部始終を見ていたはずなのですが、それでもときどき何度か見直したりして・・・。今はやりのオンデマンドの映像配信ですから、いつでも見られて、早送り巻き戻しも自由自在です☆(^-^ )



音声は、すべて各パネリストの本人の声なので、日本語と英語が混じります(特に英語は勉強にもなって、オススメです!!・・・こんな使い方をするのも私だけではないと思います。ぜひ!)。





日系人の方がアメリカ社会で生き抜いてきた強さ・たくましさと同時に、華やかな成功の裏で人間同士のつながりをしっかりと大切にする姿勢には心を打たれます。





Wednesday, November 16, 2005

「そう書けと囁くのよ、私のゴーストが」((昨日松岡さんが書いた題名への答えです。))



最近少し忙しくって、ブログの記事が後回しになってます。


気がついたらマジメな話ばっかりデスヨ?(ギャボー!!)

反転衝動に身を委ね、凡そ2カ月ぶりに中島が送るトラックバック!*1





まずは、私的ソウル在住記のtgyokuroさん、ありがとうございました!


tgyokuroさんはもうソウルに行かれて4年以上になるんですか。

私はソウルに行ったことがない*2のですが、東京よりも寒いそうですね。お身体にはお気をつけて下さい。

あと、ヘルシングジェネレータとか吉野家コピペをご存知だってだけでオタク認定されるのはちょっと淋しいですよねえ。*3

また、ソウル日本文化センターにも遊びにいらっしゃって下さい!*4





そして、もう1件は「ダメオタ官僚日記」のid:pogemutaさん!



kanryo様曰く


ややオタクじゃないです、十分オタクです。

「十分」を「極めて」に修正されたい(笑


ダメオタ官僚日記

お褒めに預かり光栄です。(笑)


しかし、pogemutaさんの方が深くまで突っ込んでいらっしゃいますよー(オタという名の棺桶に足を?)。私の場合、結構メジャーなネタを浅く使ってますし。敢えて言うなら、職場のブログに実名でオタネタを書いてるってことに、自分で「あんたバカぁ?」なんてツッコんだり。



さあ!!諸君!! (オタクとして社会的に)殺したり殺されたり、死んだり死なせたりしよう。


さあ、乾盃をしよう。宴は遂に今宵、此の時より開かれたのだ。

乾盃(プロージィット)!!*5



いつか「公的機関のオタ連合」ができそうですよね・・・。




*1:今回取り上げるお二人を、約2カ月とてもとてもお待たせしてしまいました。ごめんなさい!


*2:韓国には学生時代に釜山に行ったことがあるだけです。しかも、演劇を演るのが目的なので、観光は一切ありませんでした。


*3:今でこそオタキャラをやってますが、私くらいではオタク道の入り口にもまだまだ届かないと思います。どんな人が真オタクと呼ばれるべきなのか、機会があれば小一時間書き連ねたいと思います。


*4:ジャパンファウンデーションは世界18カ国19都市に事務所があります。もし、事務所のある都市の方にお住まいだったり、旅行に行かれるときにはゼヒお立ち寄りください!


*5:こんなネタ、公的機関で書いていいのか不安ですが、決裁下りちゃったな・・・。職員生命の危機、フォー!





Tuesday, November 15, 2005

私たちはどうやってブログを書いているか




どうも松岡です。今日は先日トラックバックを頂いたfact2hakaseさんからご質問に答える形で、私たちがどうやってブログを書いているかについてお話します。

fact2hakaseさんはラオスあたりにいらっしゃるのでしょうか?海外から私たちのブログを見てくださるなんて光栄です。こちらこそ大変お世話になっております*1


頂いたコメントに関してですが、



わが社で作ることを考えたら、広報とIT部門がハンドリング・検閲した結果が出て面白くない記事だったり、書き手にお願いするのに「やだよーそんなの」なんてけんもほろろにされたりとか、苦労は多いんだろうなぁ。


[ http://d.hatena.ne.jp/fact2hakase/:title= fact2hakaseのはてなダイアリー]

いやいや、どこも同じですよ(笑)。うちとしても、多くの人に書いてもらえるように働きかけてはいるんですが(実際、何名か登場していますよね)、やはり「他人頼り100%」だと、いざと言う時「書くネタがねー」と言う状況になってしまいますので、そこは気をつけてます。


一応組織として出してますから、決裁はもらってますよ。毎回書いて、僕の上司(一応、情報センターが主管でやっていますので)にみてもらって、オッケーもらって掲載、です。その場でさっと見てもらうので、かなり迅速です(場合によっては数秒)。表現とかそう言うのは個人のキャラクターと言うことでほぼ修正は入りませんし、内容的に問題があるかどうか、という点だけですから。



そんな先入観で見てみると、まずまず。どちらかというと仕事の裏側紹介みたいなもので、業界よりにならない一般向けのかたりくちで、広報目的で好感度アップが狙いならいい線行っているのではないかと。なにより、当局発表チックになっていないのが親近感沸いてくるかな。


[ http://d.hatena.ne.jp/fact2hakase/:title= fact2hakaseのはてなダイアリー]

ありがとうございます!!


「当局発表チックになっていない」と言うのは最高にうれしーです。そういうの狙ってたんで。まあ、まだまだ硬いなーというのは、個人的にも感じておりますので、その辺はこれからの課題ですけど。


うちも書くネタを戦略的・中長期的に狙って書いているのかというと、全くもってそんなことは無くて(というかまだ出きる状況に至ってない・・)、若干散漫な感じになっているかなとは思うんですけども。


皆さんも何かアドバイスがあればぜひ教えてくださいませ。


引き続きトラックバックお待ちしております。




*1:実は僕と後藤は組合活動もやっておりまして、先日は御社にもお伺いしたんですよ。色々勉強させてもらっております





Monday, November 14, 2005

交流から生まれるパートナーシップ



こんにちは、後藤愛です(右の写真の、左前端にいます!)


この前、松岡くんが、「(一昔前のお金持ちがやっていたような)国際交流はもう時代遅れ」「異文化間の交流・対話というものが、世界中の課題解決のための手段として有効なんじゃない」ということを書いていました(11月9日)。それについて、私の業務からのレスを・・・。


日米センターでは日本の大学や研究所(所属の研究者)が、日米間共同研究を行なうのを資金助成していますが、去る10月31日から11月2日にかけて、名古屋大学にて公開セミナー「農学国際協力における日米大学の連携を目指して」が開催されました。


これは、名古屋大学農学国際教育協力研究センターを中心とする「農学国際協力日米大学連携推進プロジェクトグループ」の研究者が主催しています。日本とアメリカの大学の農学研究者が、研究者個人だけでなく、さらには大学組織として途上国の農学支援・農学教育支援に関与するための、これまでのケーススタディ、課題の発表、そして今後の事業実施の可能性について知見をもちよるための会議でした。


これまでの日米大学の取り組みとして、アジアやアフリカの農学支援について、ケーススタディに違いが出ていたのが興味深いものがありました(私自身は農学に関する知識は限りなくゼロに近かったのですが(汗)、このセミナーでずいぶん勉強させていただきました)。


当日の議論のなかで、日本の農学研究者が行なう途上国支援プロジェクトは、例えばカンボジアのある地域に適した稲作の品種と栽培方法を実験から立証するなど「調査研究主体のもの」がよく見られるのに対し、アメリカのプロジェクトでは、ウガンダの小学校の校庭に菜園を作り生徒の昼食になる作物を自給できる仕組みを現地の人々と一緒になって作っていくような「活動主体のもの」が見られる、などの違いが指摘されていました。


両者の長所を生かしあった、日本+アメリカ+支援受入国という3国プロジェクトの開発が、まだ未定ではありますが今後もしかすると具体化するかもしれません。先ほどの指摘で行けば、例えば、理論に基づいた研究と、コミュニティに残る活動を同時に行なうようなプロジェクトが考えられるのでしょうか。


今回のセミナーでは、日本とアメリカという異なる土壌で、しかし目的やミッションをある程度共有している人々や機関が集合することによって、新たな事業を作れるということが確認されました。「日米センター」の英語名称は、実は「センター・フォー・グローバルパートナーシップ(Center for Global Partnership、略してCGP)」というのですが、私はこのセミナーで、「パートナーシップ」作りの原型を見たような気がしました。


私も仕事上、他の機関の方と共催で行事を開催すると、大変学ぶことが多いですが、国を超えた共催も同じような感覚なのかな、と思いました。皆さんも、仲間と一緒に何かに取り組んで、結果、自分だけでは得られなかった新しい視点やその結果、飛躍した成果、などを体験したことがあるのではないでしょうか?そういう場から生まれる「連帯感」、「交感」とでも言うべき感覚が好きで、仕事にまた打ち込んでしまうんですよね、、、


私が最近経験した、また別の共催イベントの報告については、次回登場の機会に書かせていただきます!それまでお元気で~。





Friday, November 11, 2005

横浜トリエンナーレ2005と、ボランティア大募集!



M: こんにちは、松岡です。

N: こんにちは、中の人です。*1


M: 9月に始まった横浜トリエンナーレも12月18日の閉幕まで残すところあと1カ月ちょいとなりました。ジャパンファウンデーションは横浜市、NHK、朝日新聞、横浜トリエンナーレ組織委員会との共催でこの国際展に関わっています。


N: ジャパンファウンデーションが主催団体の一つだってほとんど知ら・・・うぐう・・・


M: ・・・山下ふ頭の巨大な倉庫にあるメイン会場に加え、みなとみらい地区の至るところで展示・パフォーマンスが繰り広げられています。またそれらを盛り上げるためのイベント等も至るところで行なわれたり・・・といいながら、私はまだメイン会場に行けていないんですけど。。。(先日、パシフィコ横浜は行ったんですけどね)。


ちなみに、ジャパンファウンデーションの出している雑誌『遠近(をちこち)』の7号でもヨコトリ特集やってますんで(マップ付き)。


N: それ、前に言うたがなっ!(笑い飯風に)

さて、横浜トリエンナーレ2005では運営をお手伝いしてくださるボランティアの方をまだまだ募集中しています!会場の案内、受付、作品の看視や保護、簡単な作品紹介などお客様とコミュニケーションを取りながら、一緒にヨコトリを盛り上げていきませんか?ヨコトリ好きん中のヨコトリ好きたち、出てこいや!*2


M: それはちょっと強引すぎるんじゃ・・・。





N: 以下はヨコトリのボランティア募集ページからの引用です。



○活動日 10/14(金)~12/18(日)


○活動日数 7日以上


○活動時間 09:45~18:15


[11/25までの金曜日は、下記(A)~(D)のいずれかをお選びください]


(A)09:45~21:15


(B)09:45~18:15


(C)12:45~21:15


(D)18:00~21:15





希望する方は、下記まで必要事項を記入のうえ、ご連絡ください。


○必要事項




  • 氏名(フリガナ)

  • 住所(郵便番号)

  • 電話連絡先(自宅、携帯)

  • 生年月日

  • 年齢

  • 活動を希望する日


○申込先 vol@yokohama2005.jp (件名は、「会場運営スタッフ」としてください)





*1:そう、実は松岡さん不在の間に彼の原稿に手を加えるとき、スタンドが発動するのです!ドッピオよ・・・おおドッピオよ・・・。


*2:高田延彦さんのセリフですね。





11月のイベント情報など



こんにちは、松岡です。


今日は近々あるイベント情報をいくつかご紹介します。


「文化の秋」ということで、この週末のイベントもありますので、どうぞお楽しみください。





1.EU・日本創造都市交流2005シンポジウム「アートが都市社会の新しい地平を切り拓く-EU諸国の創造都市戦略を巡って-」


2005年は日・EU市民交流年なんですよ、実は。皆さん知ってましたか?本事業には、ジャパンファウンデーションが横浜市やヨーロッパ各国の大使館・文化機関と共催で関わっております。文化政策やヨーロッパの文化事情等に関心のある方は、ぜひどうぞ。





2.アジア映画監督シリーズ10「タイの新生アピチャートポン・ウィーラセータクン」


f:id:japanfoundation:20051019134304j:imageジャパンファウンデーションでは、なかなか商業ベースでは紹介されにくい世界各国の映画祭を実施しておりますが、このたびタイの若手映画監督「アピチャートポン・ウィーラセータクン」の映画作品を集めた映画祭を実施することとなりました。計3日で5作品上映予定ですので(11/14には監督本人のトークショーもあります、しかもトークショーは無料ですよ!!)、映画好きの方、タイ好きの方はぜひどうぞ。





他にもたくさんイベントはありますが、続きはジャパンファウンデーションのホームページでご確認ください(←このたび新しくなりまして、イベント情報等見やすくなりました)。





そうそう、あとこの週末は東京都内で開催される二つのイベントにブースを出します。


一つは「むさしの国際交流まつり2005」@武蔵境(11/12土)、もうひとつは「ヨーロッパ秋祭り」@日比谷公園(11/12土-13日)です。


興味のある方、お近くにお住まいの方、近くを通りかかる方、ぜひお越しください(松岡も当日会場に行きます。もしかしたら、このブログで実況中継しますんで・・・?)。





日本語国際センター②



こんにちは。村田です。今回も、日本語国際センターの活動についてお知らせします。


みなさんは外国語を学習したことがありますか?書店の語学コーナーを見てみるだけでも、さまざまな言語のさまざまな学習書があることがわかります。英語、韓国語、フランス語、中国語など、学習者が多い言語は1冊選ぶことが難しいほど多種多様な教材がありますよね。他方、日本の一般書店で学習書が市販されている!ということに驚いてしまうような言語もあります。

では、外国語としての日本語はどうなのでしょう?海外での日本語学習の形態は様々です。小・中学校、高校で日本語の授業を選択できる国もあれば、民間の日本語講座を受講する人が多い国など、いろいろです*1。日本語の教材も同様で、その国で開発した教材が複数あるところ、日本で出版された教材をそのまま使用しているところ、先生の手作り教材を使用しているところなど状況は多種ありますが、全世界的に見ると、まだ日本語教材は充実しているとは言えません。

日本語国際センターでは、研修のみならず、日本語教材の開発やその支援、教材の寄贈なども行なっています。各国の教育事情に合わせた教科書をその国の専門機関や専門家と協力して制作したり、各日本語教師が独自の教材を作れるように例文や写真などの素材をインターネットで提供したり*2、海外ではなかなか制作されない映像教材を作ったり、日本語教材に関する活動は多岐に渡ります。

また、センターには図書館もあり、日本語教育に関するさまざまな書籍、教科書、雑誌、ビデオ等を収集しています。これがなかなか面白く、例えば世界の日本語教科書を集めた書棚では、各国の面白い教材を見ることができます。見るからに日本のアニメのようなキャラクター(髪がピンク色だったりします)が登場したり、挿絵1ページが丸々漫画だったり、例文が妙に意味深で面白かったり、学習者が興味を持って勉強できるよう工夫された教材が色々あります。日本語国際センター図書館はどなたでも閲覧可能ですので*3、北浦和周辺に行く機会のある方は、気軽に立ち寄ってみてください。




*1:日本語国際センターのウェブサイトでは、各国の日本語教育情報が紹介されています。
http://www.jpf.go.jp/j/japan_j/oversea/kunibetsu/index.html


*2:「みんなの教材サイト」というサイトを公開しています。毎月約200,000件のアクセスがある、現在も成長中のサイトです。
http://www.jpf.go.jp/kyozai/


*3:日本語教育関係者やJFサポーターズクラブ会員は貸出サービスも利用できます。





Wednesday, November 9, 2005

ASEM Youth Dialogue –2-



こんにちは、松岡です。


ASEMって何?ということについては先日書きましたが、今日は当日の模様というか感想を。


日本からは、JFの3名以外にNICE(日本国際ワークキャップセンター)という特定非営利法人から2名、ジュネーブの大学院生で現地のNGOでインターンをしている人が1名参加しておりました。


土曜の夜の歓迎ディナーから始まって、日・月と各方面の実務者や学者によるレクチャーがあり、火の午前中にはいくつかのグループに分かれたワークショップがありました。


そしてなんと!!火曜の午後にはハインツ・オーストリア大統領に会いました。これ聞いてなかったんですけど、官邸(?)は非常に美しい内装の上キンキラキンでしたよ☆(写真は集合写真。僕も何とか顔だけちょっと写ってます)


個人的には、初日のマレーシアから来た大学の先生が語っていた「Multicultural and Multireligious Society」に関するレクチャーが興味深かったです。多様な人種・民族がいることを課題が増える要因としてとらえるのではなく、地域にとってのアドバンテージになるのだ(多様な人材がいるんだ)という話をオーストラリアの例を引き合いに出して説明したり、「他人と異なっていること(different)が怖いことではないのだ」ということを初等教育の段階から行なっていく必要性を訴えるなど、これからの日本社会にとっても決して他人事ではない話が続きました(この話題は、うちの出している機関誌『遠近(をちこち)』の3号(特集「変わる日本 世界に開くコミュニティ」)でも取り上げてますので、是非ご覧下さい)。


移民コミュニティーの中で若者が抱える問題や、教育の問題、雇用の問題などといったテーマについてレクチャーがあった後に、参加者同士のディスカッションもありました。いろいろと意見はありましたが、その中でも特に「たくさんの課題が散在していること自体も問題だが、そういった課題があること自体知られていないのも問題だよねー」というポイントで盛り上がり(?)ました。


やっぱどの国も同じなんだなと、この「気付き」自体も異文化理解ですね。





先日、ブログの打合せでお話した川崎さんが、ご自身のブログで以下のように語ってました。



ジャパンファウンデーションは独立行政法人であり、


  • 文化芸術交流

  • 海外における日本語教育

  • 日本研究・知的交流


の大きな三つの活動を中心に行っているところです。
「日本を世界の人にもっと知ってもらおう。お互いに仲良くなれば世界が抱える課題の解決に共同して取り組むことがより良くできるようになるじゃないか。」ということなのかなぁと、ジャパンファウンデーションの松岡さん、中島さん、後藤さんとお話する中でちょっとだけ理解しました。


kawasakiのはてなダイアリー

私自身、たまに「もう交流やってる時代じゃないよ」ということを、いろいろな人から素でいわれることがよくあります。確かに一昔前の、一部の金持ちが趣味としてやるような「国際交流」はだいぶ時代後れだと思います。ただ一方でこの4日間、互いの違いを身をもって感じることができたり、自分では気付かなかった視点を獲得できたりしたは、まさに国際交流のおかげです。


異なる文化を体感して、交流して、対話することによってこそ解決される問題もあると思います。


皆さんどう思いますか?


「国際交流」という言葉が最も適切かどうかはわかりませんが、異文化間の交流・対話というものが、例えば貧困撲滅とか、世界平和とか、世界中の課題解決のための手段として有効なんじゃないかな、でもそのあたりって見過ごされがちじゃない?、と最近感じます。


今回のASEM Youth Dialogueも、対話の大切さを確認しあって終わりました。ここで出会ったうちの何人かとは、今後もどこかでつながっていくかもしれません。


理屈抜きでも、なんとなく世界の人とつながっているってワクワクしません?


国際交流っていう言葉には、そういう敷居の低いところから、それこそ「課題解決」といったちょっと高めなところまで、いろんな段階があるんだなと感じた4日間でした。





Tuesday, November 8, 2005

日本語国際センターより①



はじめまして。村田裕子と申します。本日は、このブログ初!ジャパンファウンデーションの付属機関である日本語国際センターの話題をお届けします。


まずは少し自己紹介から。私のJF歴は3年半と少しになりますが、最初の配属先は視聴覚課(現在の映像出版課)というところでした。日本映画・TV番組の海外紹介や映画祭・映画制作への助成などの業務を担当し、ここでの3年間の仕事は刺激的で面白いものでした。そして2005年4月に異動の命が下されたその行き先が、「日本語国際センター」。現在、その中の制作事業課というところで楽しく働いています。


皆さんは、「日本語国際センター」と聞いてどのような場所を思い浮かべますか?日本語を国際化するセンター?それとも日本語を国際的に扱うセンター?わかるような、わからないような、ですね!?ここ、日本語国際センターは、海外の日本語教師の研修の場所であり、また日本語教材の開発や、その支援をする場所なのです。センターでは年間にいくつもの種類の研修を行なっていて、研修生はセンター内に寝泊りして授業を受けています。研修といっても語学だけでなく、日本語の教え方や文化理解についての授業もあります。


研修生は世界各地からやってきます。初来日の人、すでに何回か来日経験がある人、大学で教えている人、高校で教えている人…本当にたくさんの人がさまざまなバックグラウンドを持ってやってきます。ここは日々笑いあり、涙あり、ドラマに溢れた場所なのです!


写真は、センターの防災訓練です。訓練では火事を想定し、研修生も職員も全員中庭に避難しました。このような訓練は初めて!という研修生も多いようで、手にカメラやビデオを持っている人が大勢。放水訓練ではパシャパシャ写真が撮られ、建物のベランダから避難梯子を使って降りる訓練では一人降りる度に拍手が沸き起こる有様。もちろん、実際の災害時にはこんなにのんきにはしていられませんが、こういった写真やビデオも、日本語教師にとって、日本の生活・文化を伝える教材になり得ます。語学教育は言葉だけ扱っていれば良いのではなく、「文化」も重要な要素なのです。


長くなりましたので、私の所属する制作事業課が関わる日本語教材についての話題はまた今度。





2カ月ちょっと経ちましたが・・・



どうも、松岡です。


「地球を、開けよう。」ブログを始めて早2カ月が経ちました。

その間、大体平均してアクセス数は200前後で*1、トラックバックは15件程度です。


「いまいち盛り上がり感にかけるなー」


ということで今日は久しぶりに、はてな川崎さんと打ち合わせをしました(当方からは松岡と中島が出席)。


川崎さんいわく、


・アクセス数平均200/日はそんな悪くない


・むしろトラックバックの数が少ないですね⇒このブログをみて共感するということが少ないのかも(グサリ・・・。。)


ということで、どうすればトラックバックを増やせるものかなと話が進みました。


1時間半、時にわき道へそれながらも色々とアイディアを頂いたりしました。


まずは「こっちからトラックバックしよう」ということも。いままで頂いたトラックバックにはお返しするようにしているのですが、それだけだとなかなかトラックバックの数が増えていかないので。これからは、うちのイベントとかについて書いてくれているブログにもトラックバックしていきたいなと思ってます。


ということに手始めに川崎さんにトラックバック★


id:kawasaki


それ以外にも色々とアイデアはでましたが、それは今後のお楽しみということで。


このブログをみて下さっている皆さんは、どんな情報が欲しいですか?


ぜひ教えてください(そしてトラックバックください←切実・・・)。





(写真は記事と全然関係ないんですが、うちの職場にあるオタクグッズ+すしケシゴム←この正体はまた後日。奥が深いんですよー)




*1:この200は、うちの職場からのアクセス数は除いた数ですよ





Saturday, November 5, 2005

ASEM Youth Dialogue -1-



みなさん、ご無沙汰しております。松岡です。今日は、先週行ってきましたウィーン出張のお話しを。


10月22日(土)から24日(火)までウィーンで開催されたASEM Youth Dialogueに参加してきました。


みなさん、ASEMってご存知ですか?


http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asem/


http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/asem/


ASEM(Asia-Europe Meeting)の日本語名称は「アジア欧州会合」です。これまでアジアとアメリカのつながりやヨーロッパとアメリカとのつながりに比べて、アジアとヨーロッパとのつながりが薄かったという認識から、1996年に発足しました。この枠組みの中で幅広い分野にわたって議論が交わされてきており、政治・経済・文化・科学技術・環境などの各分野の閣僚会議、専門家会合などが開催されてきています。


このASEMで決定された政策や枠組みを、具体的なプロジェクトの形で実行して行く機関として、ASEF(Asia-Europe Foundation)があります。実は日本はかなりの額をこの基金に出しているんですよ。でも日本では知名度低いですよね。


行ってからわかったのですが、このASEF、非常にジャパンファウンデーションに似ております。各国政府からの拠出金を元にして事業をしているFoundationである辺りも似ていますし、主な事業を3本柱で説明する辺りも近いです。しかもその3本柱が


・Cultural Exchange


・Intellectual Exchange


・People-to-people Exchange


でして、この上の2つなんかはうちの「文化芸術交流」と「知的交流」と一緒です(ジャパンファウンデーションのもう一つの柱は「日本語教育」です)


そしてこの3つめですが、実はジャパンファウンデーションも一昨年まで(つまり2004年5月に機構改革をする前まで)は「人物交流部」という部署がありました。これは、人と人との交流こそ文化交流の原点であるという、ジャパンファウンデーション設立当時からの理念がありまして、現在は部署こそ無いものの各事業分野で人の交流事業はたくさん行なわれています。


というわけで、このASEFに招かれて、私の他にジャパンファウンデーションからは2名参加しました。会議のテーマは「Education for Tolerance: The Role of Youth and Civil Society Organizations in Promoting Active Citizenship」で、最終日の火曜日に4つのワーキンググループ(Multicultural and Multireligious Society, Youth Unemployment, Youth in Migrant Communities, Education for Tolerance)に分かれて議論をしたのですが、初日と二日目はそのための情報のインプットのために各会の実務者がきてレクチャーをするという形のものでした・・・・(ちょっと長いので具体的な中身は次回に)