毎日寒いですねー。キャシーです。
冷え性の私は、就寝時に湯たんぽが欠かせません。
Hi everyone. It's Cathy's turn. Are you surviving the cold season?
As for me I can't go to bed without my hot-water bottle to warm me up.
Any、記事読みました!
ひとつの弁論大会を3人の視点から見ることができて、とても興味深かったです。
テーマも内容もいかにオリジナリティーを出すかが肝心なのですね。映画祭も楽しみです。
Thanks for the article Any!
It was interesting to learn about the speech contest from three different perspectives.
I look forward to the film festival as well.
さて今回は、このブログをお読みの方々のうち、もしかしたら私達ブログチーム(海外組の3人)が最も興味を持って読んでくれるかもしれない(?)、現地職員訪日研修についてのレポートです。
国際交流基金では、23の海外拠点で働く現地採用の職員のうち毎年数名が日本に出張し、東京本部や付属機関、また外部の企業や学校、文化機関等を訪問することで、業務への知見を深める研修を行っています。
今年の研修期間は2週間、参加者は以下5名でした:
Today's article is about the training session for overseas staff of the Japan Foundation. It is an opportunity to come over to Japan to acquire knowledge and skills related to work. This year, the training session was held for two weeks. The 5 participants were as follows:
左から、
モスクワのN職員(Anyの同僚)N from Moscow
パリのK職員 K from Paris
カイロのN職員 N from Cairo
シドニーのA職員 A from Sydney
ブダペストのE職員 E from Budapest
なお、今年は国際交流基金の3つの事業のうち、「日本語」を主に担当している職員が対象でしたので、訪問先も、日本語関係の各部署や附属機関、企業、学校などが中心となりました。
各訪問先では、「どのような業務を行っているのか」「今後どのように事業を展開していくのか」「その訪問先から見て、国際交流基金の海外拠点とはどのような存在か」「現地職員に何を期待しているか」といった内容のブリーフィングを受けます。その後、質疑応答や意見交換が行われました。逆に、なんとこちらが雑誌の取材を受けるなんていう一幕も…!。
This year, participants were mainly in charge of Japanese Language. Therefore, we visited schools, companies and organizations related to Japanese-language education. The participants had lectures in each places on various topics such as "what we are doing", "what are our plans in the future", "what kind of things they expect for overseas staffs like them".
新しい日本語能力試験についてブリーフィングを受ける5人。
関西国際センターにて、研修生の気分でセンター内を一周。
「皆さんのお国ではどうですか?」国によって異なる働き方をシェアしたりも…。
図書館の利用状況についてもばっちり学びました。
ウェブサイト「アニメ・マンガの日本語」の成り立ちを勉強。
いつもお世話になっている凡人社さんの書店にて。「ここに一日いたい!」という声続出
早稲田大学のキャンパスを見学。
京都支部にも行きました。
京都 嵐山での一コマ。
この研修、参加者にとってどのような意義があったのでしょうか。
以下のような意見が寄せられました。
So what did they think about this training session? Here are some of their opinions.
・国際交流基金の一員という意識が高まった。
"I have stronger sense of belongingness for the Japan Foundation now"
・今まではメールでしか連絡ができなかった仕事相手と直接会って話すことで、より仕事がやりやすくなった。他の事務所の職員と知り合えたことも嬉しかった。これからも連絡を取り合いたい。
"Up until now, I could only contact my counterparts via e-mail. But now that I have had the chance to meet them face to face, we can work on smoothly. It was great to be friends with people from other offices"
・仕事に役立つ文化体験ができて良かった。野村万蔵先生による狂言のレクチャー・デモンストレーションでは、一緒に舞台にあがって動きや謡を習って、伝統文化の奥深さを体感することができたし、京都国際マンガミュージアムでの漫画アシスタント体験では、実際にペンを持って漫画を描いてみることで、漫画制作は繊細で時間がかかるということを知り驚いた。どちらも楽しかった。
"The cultural experiences during the training session were good. From the lecture and demonstration of Kyogen by Nomura Manzo Sensei, we had the chance to go up on stage and perform the dance and songs with him. A great way to be familiar with the resonance of traditional arts. We also experienced drawing manga in Kyoto International Manga Museum. I didn't know it was this difficult to complete each page"
・附属機関に実際に宿泊してみることで、施設についてよく知ることができた。自分の国から附属機関に派遣する人達に対して、これからはもっと細かな対応ができそう。
"By staying in the facilities I usually give guidance to back in my office, I had the chance to really get to know what it's like to stay in it. Now I can give some practical advices"
・いろいろな訪問先で日本語教育に関する意見を聞くことで、今後自分の事務所でこういうことを実現したい、とアイディアがたくさん浮かんだ。
"I was able to come up with some new ideas of Japanese language courses I would like to have when I go back to my office"
最後のコメントに関しては、浮かんだアイディアを実際の業務に活用するべく、最終日に「今後実現したい日本語講座」の案を関係部署の前で発表する時間を設けました。「やくざ映画を利用した日本語講座」「書道を通した漢字教室」「WEBプリクラ・プロジェクト(その名も「PEACEing together the world」)」「トトロを使った日本文化紹介型の日本語講座」「マンガを描きながら日本語を習得」など、様々な意見が出て、関係部署側も興味津々。このうち実現に向けて動き始めているプロジェクトもあるんですよ。今後に期待大ですね。
Regarding the last comment, on the last day of the training session, we had time to share everyone's ideas of Japanese language courses. Ideas varied from "Japanese language courses using Yakuza movies", "Kanji lessons with Japanese calligraphy", "Online PURIKURA Project ("PEACEing together the world")", "Japanese cultural courses using Totoro", to "Japanese language course through manga".
Some of the ideas are on the way to realization. Let's wait and see.
ではヌンツィアさん、どうぞ!
Next is Nunzia!