ご無沙汰いたしております。Mです。
この連休、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
私は海外旅行をしたのですが、ソウル行きの大韓航空機で隣の席の40歳くらいの男性がすっごい分厚い韓国語の本を読んでまして、、その人がトイレに行った隙に、タイトルみたら村上春樹さんの『1Q84』でした。
版権、ずいぶん高かったらしいですけど、それでもOKなくらい、きっと翻訳本が売れているのですね。(少なくとも、あんな分厚い本:5~6センチはありました!:を旅行に持ってくるなんて。。それくらい人気があるってことでしょうね。)
さてさて、実は国際交流基金では、海外の出版社、編集者、翻訳者、研究者そして司書を対象とした日本の「本」にまつわる情報紙を季刊発行しています。
その名もずばり "Japanese Book News"
3か月の間に出された書評等を参考に、松田哲夫氏、松本健一氏、沼野充義氏、最相葉月氏の4名の委員が各10冊程度推薦、それを委員会において更に厳選し、文学、批評、文化、経済、思想、社会など、色々なジャンルから16冊を選んでバランスよく紹介しています。
また、新刊本の紹介のみならず、
-巻頭記事*1
-新刊本以外の本をあるテーマに沿って紹介するコーナー*2
-日本の本にまつわるイベントやニュース記事「Events & Trends」 *3
-巻末インタビュー記事 *4
と、実は結構内容が盛りだくさんで、私はひそかに愛読しています。
この"Japanese Book News"を参考にして翻訳本を選んでくださる出版者や翻訳者の方もいらっしゃるそうです。
残念ながら英語でしか出ていませんが、内容はこちらでご覧いただけます。
こちら↓
http://www.jpf.go.jp/j/publish/periodic/index.html
*1:例えば61号は青木新門氏による『納棺夫日記』にまつわるエッセイ。
*2:今のテーマは「知の最前線」
*3:『1Q84』に関しては、61号の「Events & Trends」コーナーでで簡単に紹介しつつ62号(12月1日号)の巻頭エッセイで、大きく取り上げる予定です。