Friday, October 31, 2008

気分は「プラダを着た悪魔」!?フィリピン・ファッションウィーク潜入取材






皆さん、こんにちは。


ご無沙汰している間にフィリピンに赴任しました三富です。





今回は、ちょっと意外なフィリピンの一面をご紹介すべく、10月22日にオープニングを迎えたフィリピン・ファッションウィーク(2009年春夏コレクション)についてお話しします。





「え?途上国のフィリピンに、ファッションウィーク?!」なんて驚く方も多いかもしれませんが、そうなんです。フィリピンにもあるんです!!





f:id:japanfoundation:20081023130918j:image:left このフィリピン・ファッションウィークは、フィリピン最大のファッションイベントとあって、急遽潜入取材をすることとなった私の気分はもう「プラダを着た悪魔」の主人公のよう・・・





と、ちょっぴり浮かれて会場入りしたものの、仕事を終えてからショーに立ち寄ったヨレヨレの私は、着飾ったファッショニスタたちに囲まれて場違いも甚だしく、あまりに煌びやかなその場の雰囲気に気後れしてしまいました( ̄□ ̄;)!! その煌びやかさたるや、もう・・・。私は開場ギリギリまで、設営スタッフを装うか、さもなくばしばらくトイレに隠れていようかと思ったくらいです | |д・) ソォーッ





そんな裏話はさておき、10月22日から18日間パサイ市のSMX Convention Hallで開催さていれるフィリピン・ファッションウィークには、ベテランから若手まで、フィリピン全土のファッションデザイナー100名以上が参加します。オープニングの22日には、フィリピン伝統のテキスタイルを使用した作品群なども紹介されており、フィリピン特有の素材を現代のファッションの中に活用し、その価値を再評価しようという試みも見られました。





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会場となったSMX Convention Hall




私が見たショーは、オープニングの最後を飾るJeffrey Rogador、Jerome Lorico、Ralph Ngの3名の若手のデザイナーによるPremiere Collection Aというもの*1





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実は、この3名のうちのジェロームさんは、2007年に国際交流基金の招きで、第45回全国ファッションデザインコンテスト(杉野学園主催)に参加し、奨励賞を受賞しています。以来、彼は、将来のフィリピンのファッション界を担う若手デザイナーとして、今回のフィリピン・ファッションウィークへの参加など、正にとんとん拍子にキャリアを積んでいます。




ジェロームさんは、日本から帰国後、Manila Bulletin紙のインタビューで、「日本のようなパワーとリソースのある国から学び、それをアジア全体で共有することが大事なんだと思う。各国で不足するリソースや技術などが補完されれば、(既に確立され、多くのアジアのデザイナーが傾倒しがちな欧米ファッション界のゴールや方向性に対して)アジア地域の文化的・経済的事情を上手く反映した固有のゴールや方向性を発展させることができる。」とアジアのファッション界興隆の可能性について話しています*2





フィリピンでは、ファッション業界も含め、才能のあるアーティストの多くが海外に流出するという「頭脳流出」が顕著ですが、今回のショーではジェロームさんのように、フィリピンのみならず、アジア全域のファッション界の将来を見据え、その発展に寄与しようと意気込む若いデザイナーたちの溢れるエネルギーを目の当たりにすることができました。




*1Styleanywhere.wordpress.comにコレクションの作品などが出ています。


*2“Focus: A Japan immersion is an eye-opener for a talented young designer”2007年11月30日付Manila Bulletin紙





Wednesday, October 29, 2008

 JFSCウェブサイトに「出雲-ベツレヘム~音楽の架け橋~」がアップされました!






JFSC(ジャパンファウンデーション・サポーターズクラブ)のウェブサイト


出雲-ベツレヘム~音楽の架け橋~」という記事がアップされました。





これは出雲に住む音楽家とベツレヘムに住む音楽家との交流に関する1つの記録です。


インタビューに応じてくださったのは出雲芸術アカデミーのファゴット奏者、木村恵理さん。





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ベツレヘム音楽アカデミーの学長であるサリーム・ゾグビさんが


ジャパンファウンデーションの「文化人招聘事業」で出雲芸術アカデミーを訪問したことに端を発する


この現在進行形の交流の記録を1人でも多くの方に読んで頂けたらと思っています。





個人と個人が出会い、つながり、関係が継続し、その関係が深まっていく。


その関係が、生きていく上での刺激となり、また同時に自分を暖かく包んでくれる。





この告知を読んでくださった方、ぜひ「出雲-ベツレヘム」をご一読ください!





Monday, October 27, 2008

海外日本語教師長期研修インタビュー~ルーマニアのサンドラ先生~






日本語国際センターのNCニコです。10月2日に国際交流基金賞受賞者アンジェラ・ホンドゥルさん*1が紹介されていましたね。実はNCでは今、ホンドゥル先生のお弟子さんともいうべきルーマニアの日本語教師の方が、教師研修プログラム(長期研修)に参加されています。





サンドラ・ルチア・イストラテさんは、ルーマニアのヒペリオン大学で日本語を教えていて、9月からNCに滞在しています。先日、国際交流基金賞授賞式にご出席のためホンドゥル先生が来日され、授業見学や図書館見学のためNCにいらっしゃった際には、お二人の日本での再会が果たされました。


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サンドラさん、ホンドゥル先生の受賞を知ったとき、ヒペリオン大学では皆さんどんな反応でしたか?






受賞のお知らせがあったときはちょうど夏休み期間で学生は学内にはいなかったのですが、私はすぐに学生にEメールを送って知らせ、みんなで喜びました。



そうですか(^-^)

ヒペリオン大学日本語・日本文学科について、様子を教えてください。*2



教員はホンドゥル先生と私のほか、ルーマニア人の先生1人と日本人のボランティアの方1名で、全部で4名です。大学は3年制になったところですが、今現在、学生は1年生が約30人、2年生が17人、3年生が8人です。人数が学年によって違いますが、日本語は勉強するのが難しく、進学するのも大変だからです。また、去年から修士課程も設置されました。





私は1、2年生の日本語文法の授業のほか、日本文化についてのルーマニア語での講義も担当しています。



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サンドラさん自身が日本語や日本文化について学び、教えるようになったきっかけは?



日本に惹かれるようになったのは、子供の頃、父にいけばなの本を見せてもらってからでした。昔、神経科医だった母の伯父が東京の大学で教えていたことがあるのですが、船で日本からルーマニアに戻ってきたときに絵や本、そのほか日本のいろいろな小物などを持ち帰ってきました。そんなわけで日本の物が私の家にはたくさんあり、両親も私もずっと日本が大好きでした。





高校生の頃から独学で日本語を勉強し始めましたが、当時、国立大学の日本専攻は7年に1度しか入学のチャンスがなく、私は残念ながら入ることができませんでした。いったんはドイツ語専攻として入学しましたが、2年後、私立大学の日本専攻コースに編入したのです。





卒業後、しばらく英語を教えていましたが、日本語を教える仕事がしたくて職探しをしているうち、ホンドゥル先生に出会ったのです。そして4年前にヒペリオン大学に職を得ることができ、初級を教えることから始めました。



ホンドゥル先生とはそんなに深いご縁があったのですね。


もしかして、サンドラさんが今回、長期研修プログラムに参加することになったのも…?



はい、ホンドゥル先生の影響です(笑)。先生にこのプログラムのことを教えてもらって、応募しました。私はもっと学生たちにたくさん日本語で話しかけ、日本の文化について話すことができるようになりたくて、本当にこの研修に参加したかったのです。






ルーマニアでは日本の文化について、どんなことを教えているのですか?






歴史や文学などです。日本の文学作品から簡単なテキストを一部もってきて、授業で学生と読んだりします。ただ、最近の学生たちの興味関心はアニメやマンガに向いていて、ブカレストにあるアニメのクラブにしょっちゅう通い、日本語会話を身に付けている人も多いです。私はアニメのことは詳しくなく、むしろ伝統文化に興味があるのですが…。





大学の授業以外では、私の自宅に学生たちを呼び、ちらし寿司や味噌汁などの日本料理を作ってパーティーをしたりすることもあります。そんなときは学生たちも、とても喜びます。






ルーマニアに「アニメのクラブ」というのがあるんですね。どんな場所なのか、気になります…。サンドラさんご自身は、日本の伝統文化の特にどんな分野が好きですか?



なんでも好きです。歌舞伎、狂言や和太鼓の公演、そして文学も…。昔の日本人の生活や、性格にとても興味があります。たとえば武士の性格、平安時代の女性の性格などです。源氏物語でいうと、紫の上が好きです。源氏物語は学生のとき読みましたが、実は日本語では読んだことがありません。英語でしか読んでいなくて、ごめんなさい、、。



そんな!日本人でもみんなが読んでいるわけではないと思います。むしろ、こちらが恥ずかしくなってしまうくらいです。。


…長期研修プログラムは3月まで。あと5ヶ月ありますね。日本にいる間に達成したい目標はありますか?






この研修で与えてもらえるものは全て私の助けになるものばかりです。とにかく、なんでも吸収したいと思います。日本で勉強ができる嬉しさの反面、教授法の授業などで自分がきちんと対応できるかどうか心配しだすと、いつも夜も眠れないほど緊張してしまいます\(>o<)/





知らない言葉もたくさんあり、授業の課題もたくさんあり、電子辞書で新しい単語を調べるだけでも毎日大変ですが、この研修は私にとって一回きりのチャンスだと思っているので、頑張りたいです。



サンドラさん、授業後の時間を使ってお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました.。.:*・☆


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*1:ホンドゥル先生のプロフィールはこちらをご覧ください→http://www.jpf.go.jp/j/about/award/08/profile.html#02


*2:ルーマニアの日本語教育事情については、こちらに紹介されています→http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/country/2007-2008/romania.html





Friday, October 24, 2008

☆緊急告知第2弾 ワールド・コラボ・フェスタ2008@名古屋☆






秋には、国内各地で国際交流や国際協力をテーマにしたフェスティバルが開催されます。





「国際貢献活動に関心がある」、「国際分野で活動している団体を知りたい」という方には、関係機関が一堂に集まるこのようなフェスティバルはもってこいな機会なのではないでしょうか^^。





また、何といっても各国料理の屋台が出ます☆し、各国文化を楽しむお祭りとしてご家族やご友人を連れ立ってお出かけになるのもよいのではと思います。








さてさて、前置きが長くなりましたが、ジャパンファウンデーションも、


10月25日(土)、26日(日)に、


名古屋で開催される、


ワールド・コラボ・フェスタ2008に、


ブースを出展します!





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


日時:2008年10月25日(土)10時~17時、 26日(日)10時~16時





会場:名古屋オアシス21・銀河の広場、久屋大通公園・もちの木広場





詳細はこちら:http://www.world-collabo.jp/


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





25日(土)16時~17時には、ジャパンファウンデーション関西国際センターが開発した看護・介護の場面で役立つ日本語教育支援ツール「日本語でケアナビ」を、当初より開発に携わってきた上田和子日本語教育専門員が紹介します! 


日本語教育にご関心のある方、必見です!!





ここで、ジャパンファウンデーション情報センターのワールド・コラボ・フェスタ担当の三谷さんから一言☆






はじめまして。情報センターの三谷です。


基金の出展ブースでは基金の事業紹介はもちろん、すしテストケアナビの体験もしていただけます。


景品も用意していますのでぜひトライしに来てください!!


他にも基金グッズのふろしき、Tシャツ、書籍の販売もしています。


当日皆様にお会いするのを楽しみにしています!!






名古屋近辺にお住まいの皆様、週末に名古屋にお出かけになるという皆様、ぜひ会場に足をお運び下さいませ!





Wednesday, October 22, 2008

 横浜トリエンナーレ2008 ナショナルデーへのお誘い






みなさんこんにちは、松岡です。


9月13日から始まりました、横浜トリエンナーレ。会期も半分を過ぎまして、いよいよ後半に突入します。


各会場での展示に加え、毎週末の関連プログラムもこれまで通り開催されますが、特に今週末から来週末にかけては、ナショナルデーが目白押しです。





ナショナルデーとは、トリエンナーレ参加作家出身国の各大使館が主催する、美術やパフォーマンス、映像等のイベントです。ほとんどのイベントは無料ですので、この週末は横浜トリエンナーレをご覧いただいて、ナショナルデーにもぜひお越しください。





以下、各ナショナルデーの概要です。


【10/25(土) カナダデー】


日本とカナダのアニメーション映画を上映します。トロント世界短編映画祭とオタワ国際アニメーション・フェスティバルに出席した日本の若手作家のトーク・ショーも開催。


【10/26(日) オーストリアデー】


オーストリア出身の著述家、写真家、映像作家、R.ハーゲンバーグのビデオ作品8本の上映と、映画プロデューサー・鈴木朋幸を迎えてのトーク。


【11/1(土) メキシコデー】


メキシコ現代美術および音楽の紹介。リカルド・パンダル氏(パサグエロ・アートセンター創立者)によるレクチャー


【11/2(日) フランスデー】


コンサート、上映会、レクチャーなどの連続イベント(出演:スティーブン・サラザン(レクチャー、《les 24heures de la télé》)ほか)


【11/3(月祝) ドイツデー】


巨大インスタレーション《Flying Dutchman》プロジェクトを手がけているフロリアン・クラールが、映像を交えて語る「アーティストトーク」。続いて、開催中の「ドイツ映画祭2008」より、短編映画「兄弟」、ドリス・デリエ監督の話題の最新作「HANAMI」を上映。


詳しくは、横浜トリエンナーレのページをご覧ください。








あと1つ。








今週末(10月26日(日))をもちまして、ランドマークプラザで展示中の作品、エルムグリーン&ドラッグセット「落っこちたら受けとめて」の展示が終了いたします。既に様々なメディアにも登場し話題を生んできたこの作品を見れるのも、この週末までです。他の会場では二度と見ることのできない、この場限りのインスタレーションをぜひお見逃しなく!!





(おまけ)


先週末あたりから、横浜トリエンナーレ2008の全展示風景写真を収め、またディレクターやキュレーター陣によるテキストも収録した「横浜トリエンナーレ公式カタログ」が完成し、既に会場内外のショップで発売中です。ぜひお買い求めください(詳しくはこちら)。





Monday, October 20, 2008

関西センターにだんじり現る






関西からこんにちは。


こちら大阪はまだ日中25度以上の暑い日々が続いていますが、


朝晩や日中吹く風はめっきり涼しくなり、秋めいてきました。





さて。日本の秋といえばお祭(きっぱり)。


関西国際センターが位置するここ、大阪府泉南郡田尻町でも、


毎年10月の三連休に田尻町秋祭りが開催されているのですが、


実はこのお祭、本部の人には知られていない、泉州ならではの

濃ゆい関西センター*1年中行事でもあるのです。





で、何をやるかというと…あ、私たちはあまり何もしないのですが(笑)、


田尻町のだんじりやぐらが関西センターにやってくるんです!!!(拍手!<強制)





ん?だんじり?とひっかかったそこのアナタ。





そうです。


ときには負傷者が出てしまうほど盛り上がる、


かの岸和田だんじり祭で有名な「だんじり」でございます。

実はこのだんじり祭、岸和田だけでなく、泉州地域の各市町村*2

で開催されているんですね~。大阪人である私も、大和川*3


を越えたことがほとんどなかったため知らなかったのですが、


岸和田人のみならず泉州人にとって一年で一番大事なイベントらしいです。





田尻町もれっきとした泉州地域、秋祭りといえばだんじりなのですが、


だんじりだけでなく「やぐら」も一緒に見られる、というのが、


田尻町ならではの大変有難~い特徴なんだとか。


???ようわからんっちゅーねん、って感じですよね。


私も?だったので付け焼刃一夜漬け勉強してみたのですが、


まずそもそもだんじりですが、こんなんです。





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で、やぐらはこんなの。





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かっちょいいですよね~、ね?


細かいちゃんとした違いはいろいろあるようなので気になる方は

調べていただければ、と思いますが*4


誤解を恐れず敢えて私が理解したところをそのままお伝えしますと、









だんじり(地車):てっぺんに人が乗って(るにもかかわらず(笑))


猛スピードで走り抜ける(その流れで「やりまわし」をして人も


物(?)も痛い目にあう(でもきっとそれはオイシイこと(笑)))。





やぐら(櫓):2輪式(なので小回りはきく)。後ろの太鼓と周囲の笛衆


に合わせて、前方に乗ったおっちゃんが朗々と唄う(=音頭を取る)。






です。


やぐらも曳き回しという見せ場があって、そのときはすごいスピードで


回るんですが(遠心力で外縁のお兄ちゃんズはこけまくり引きずられ


まくってはりました)、何となく概ね「お囃子とともに練り歩く」と


いった感じがします。





二つ並べてみる(後姿)とこんな感じ。





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なんとな~く違い、わかります?





だんじりは昔の岸和田藩の勢力下、やぐらは紀州藩の勢力下地域で見られる


ものなんだそうですが、実は田尻町、昔は北側の嘉祥寺地区は岸和田藩、南側


の吉見地区は紀州藩、というように分かれていたそうなんです。


なので一つの町で嘉祥寺だんじりと吉見やぐらの二つが見られるという…

有難いお話ですね~(-人-)ナムナム*5





今年は10月11日の宵宮に、このだんじりとやぐらが揃って、まずはやぐら、


続いてだんじりの順に関西センターにやってきました。やはり間近で見ると

すごい迫力で、関西センターで日本語勉強中の研修生たちも大喜び♪*6


みんなそれぞれ嘉祥寺ブラック吉見ブルーの法被を着て写真を撮りまくりました。





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関西センターでの会(?)自体は、両代表の挨拶と研修生からの花束贈呈、


その後自由に交流会、という構成になっています。





まず挨拶。





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関西センターの正面玄関前なのですが、「国際交流基金関西国際センター」


と書かれた提燈に注目!年一度の晴れ舞台に頑張って揺れてるなかなか可愛い

ヤツです。研修生人気もNo.5人気でした*7





因みに1位はやぐら(乗せてもらえるので)、2位だんじり(女人禁制且つお触り


厳禁が哀しいところ)、3位地元の子供(笑顔がキュート!)、

4位後述の研修生Kさんでした*8





花束贈呈はこんな感じ。





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写真奥、右から2番目の研修生が、某国研修生グループに超人気


のKさんです。この日も後ほどキャーキャー囲まれて写真撮られてはりました。





この後の交流会では、来日したてでまだあまり日本語が話せない研修生も


多数いたにもかかわらず、あちらこちらで地元の人と盛り上がり、見渡し


たところ笑顔笑顔で、参加者なんと1,000名強、全員がめいいっぱい


楽しんでいたようです♪





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閉めの吉見やぐらの曳き回し&お囃子を楽しんだ後、研修生みんなで盛大な


拍手&手を振って田尻町のみなさんを見送りました。




というわけで、長くなりましたが*9、日本のお祭りに関心がある研修生も


多いため、身近にそんなお祭りを体験できるばかりか、地元の人たちとも


交流できる貴重な場として、関西センターにとっても非常に大事な年中行事


「田尻町秋祭り」のレポートをお届けしました~!




みなさまも是非、日本のラテン大阪の更なるラテン*10


泉州は関西センターに、遊びに来てくださいね♪




*1:基金職員はこう略しますよね。地元では「国際交流センター」と呼ばれ続けて11年、タクシーの運ちゃんにも「国際交流センター」と言わないと連れてってもらえませんが(苦笑)


*2:泉州に村はありませんが。


*3:大阪と堺の国境(!?)その汚さで有名。


*4:というか私の説明は独断偏見に満ち満ちているので是非調べてください


*5:因みに関西センターは、関空に伴って造成された新しい地区、りんくう地区にあります。


*6:そして私も司会マイクを手に1人…いや、きっと表に出る出ないは別にしてその場にいた全員、血湧き肉踊ってました(はず)。)


*7:微妙…


*8:言うまでもなく(?)私の独断ランキングです(苦笑) 


*9:姉さん、長くていいんです。by 日米センターA


*10:遅ればせながらワタクシ、以前このブログでメキシコクリスマス死者の日レポを上げさせていただいたワタクシであります。





Friday, October 17, 2008

アヴァンギャルド・チャイナ、行ってきました!



こんにちは、くんしです。





六本木の国立新美術館で、8月20日(水)から開催されている「アヴァンギャルド・チャイナ-<中国当代美術>二十年-」展、行ってきました~。





くんしにとっては、なかなか衝撃的な、内容でした(**)。





ちょうど昨日「現代アートの楽しみ方」として、ジャパンファウンデーションの若手職員の対話をご紹介しましたが、試しに少~しレポートしてみたいと思います。





チラシはこちら。


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この展覧会に行こうと思ったのも、表紙にあるこの絵がきっかけ。


なんというか、とても表情が生き生きとしていて、「目の中に空がある☆」気がします。


でも「右端の人は何だろう」とか、「真ん中の男性が少しヤラしい目をしているが…」とか、シチュエーションを考えれば考えるほど、分からなくなります。時間帯は、夕方の空っぽい感じでしょうか。








くんしは現代アートについては全くの素人なのですが、休日に美術館に出かけるのは好きな方です。特に少しずつ木々の葉が色づいてくる秋になると、ついふら~と出かけたくなってしまいます。


美術展に行って感じることは、きっと人によってさまざまだと思いますが、私は何か心がざわざわとする不思議な感覚を得て帰ってきました。感じたことを少し言葉にしてみると・・・





■社会への抵抗としてのアート


社会、権力への抵抗としてのアートというものを、久々に目の当たりにした気がします。そういえば、ここ最近こういうものを見ていなかったような・・・。





■意味を問うているのか、無意味を問うているのか!?


ひたすら身体をかく映像が、いくつものカメラから映し出される。「池の水位を上げる」というタイトルで、上半身裸でこちらをみつめる何人もの男性。老人や子どもや青年。池の色も緑色に濁っていて、虫も飛び交うような環境の中、動かずにこちらを凝視する人々。全身裸で魚を料理する美しい男性。ときに、目を背けたくなるようなものもありましたが、何かが確実に心に突きつけられます。





■既成概念への問いかけ


「私は死にます」という言葉を発する各国の人々。その言葉を口にする瞬間、その人の目の色が少し変わる気がする。ジムによくあるマシンが、誰も人のいないところでただ動き続ける。虚しく哀しいけれど、その虚しさは人間に跳ね返ってくるような・・・。「老人ホーム」と題された作品では、本物の人間とも見まごうロボットが、電動車椅子に乗って部屋中を動き続けている。ふとした瞬間に目が合い、こちらに向かってくる。そのときの何とも言えない恐怖感。





アートはその社会の歴史的な背景も写しますよね。


くんしはこの展覧会に参加することで、メディアで頻繁に取り上げられる急速な発展を続ける中国社会の、またちがった顔を知ることができたような気がしました。


皆様はどんなことを感じてこられる(れた)のでしょうか(?o?)。








以下は、国立新美術館が出しているガイドブック「アートのとびらvol.3」からの引用です。






アバンギャルド・チャイナ、つまり古いルールにしばられない、新しく自由な中国アートは、激動する中国の現代社会から生まれました。


中華人民共和国が誕生してから59年がたちます。その間、様々な出来事や動乱があり、中国の政治や経済、国民生活は大きく変化してきました。


社会がゆれ動き、ときに表現活動を制限される中、それでも中国の芸術家たちは新しい表現に挑戦してきました。


国家権力にも社会不安にも負けじと生み出されたそのアートは、まさにアヴァンギャルド。


社会主義国家、人口13億人、急速な経済成長…。


2008年、オリンピックでもり上がる中国は、いろいろな顔を持った複雑で巨大な国です。


そんな中国だからこそ、生まれてきたアートがあります。






実は開期も終盤にさしかかっています。


10月20日まで@新国立美術館


今週末も秋晴れとのこと。お出かけになってみられてはいかがでしょうか^^b。国立新美術館も、周囲を散歩するだけでも素敵なところです!!





Thursday, October 16, 2008

話題の横トリ、もう行った?






さて、10/1に発売された「をちこち」第25号にて、トリエンナーレが特集されておりますが、


蟹江も先日、トリエンナーレ f:id:japanfoundation:20081016130211g:imageに行って来ました☆





そこで、現代アートの楽しみ方について!、


以前美術館などでもボランティアをしていたというみかんさんに聞いてみました~♪














・ * ・ *  ・ * ・ *・ * ・ *・ * ・ *・ * ・ *・ * ・ *・ * ・ *・ * ・ *


蟹江:この間、友人と一緒にトリエンナーレにいってきました。


自分も小さい頃、絵を描いたり、作品作ったりしていたので、面白くまわっていたのだけど、


友人から


「現代アートってよくわからないなぁ、どう楽しめばいいの?」


といわれて、私もどう説明していいのか、うーん、とうなってしまったのよ。


例えば、鏡がひたすら割れていたり、ぬいぐるみがぽんと置かれている作品があるよね?こういった作品の見方ってもっとあるのかな?









みかんたしかに、ちょっと見ると取っつきにくいかもしれないよね。


でもまずは、一生懸命分かろうとして、難しく考えることないと思うんだ。


たとえば鏡のインスタレーション作品を見たとき――わー、何だろう?広い空間!しかも割られてる・・・、


ちょっと近くまで行きたいなぁ、床には破片が散らばってるけど、作家が来て割ったのかな。


あ、見てみてあそこに私たち映ってるよ~、とか。


自由に感じてみたらいいんじゃないかしら。








蟹江えー、そんな単純に?








みかん:そうそう、で、なにか引っ掛かったり、気になったりしたら、ちょっと立ち止まってよく見てみたり。


何で17枚なんだろう、どんな作家なのかな、どこの国の人?これまでにも鏡の作品、作ってたのかな。ちょっと聞いてみよう/調べてみよう…、そうやって、少しずつ世界に踏み込んでいったらいいと思うんです。


全作品をじっくり見るなんてなかなか出来ないし、実は、当然といえば当然なんだけど、人によってどんな作品が気になるかって違うんだよね。


だから誰かと一緒に行くと、自分では気づかないこともたくさん発見できるのでおすすめ。特にトリエンナーレみたいなお祭りでは、わいわい行くのが楽しいんじゃないかな。











蟹江:そうだね、同じ作品でもいろんな見方があるかも。何かがちょこんと並べられた作品をみて、


私は、「この配置のバランスいいなぁ」とかそういうところ、見ていたけど、


友人は「私も、もしかしたら作れる、これ?アーティストになれちゃうかしら?」っていってました(笑)


恐れおおいですが。


あと、美術作品って『作品に手を触れないで下さい』と言われるのが、当たり前って思ってたんです。


印象派の作品が好きで、よく見に行くと、シーンとした静かなところでみるでしょう? 


反対に、現代アートの作品には、「触って感じてみてください。」っていうものもありますよね?それも現代アートの特徴なんでしょうか?








みかん::触れる展示かぁ、たしかに蟹江さんのいうとおり現代アートの面白さの一つかも!


物理的に「ハンズオン」できるという意味でもそうだけど、作家自身に触れられるのも現代アートの醍醐味だよね。


なにせ作家ご本人が私たちと同じ時代に(場合によっては同じ東京に)生きていたりもするわけだし。


ゴッホになんでヒマワリ描いたの?とは聞けないけど、横トリの出品作家だったら、実際に会って話すこともできちゃうわけですもんね。


あ、ということは横浜でも何か触ってきたのかしら?


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蟹江::触ったというか、割れたというか、トリエンナーレのオープニングにあった、しゃぼんだまの作品!!あれは思わずしゃぼんだまをつぶしたり、はしゃいでしまいました。子どもが大喜びして遊んでたよね。











みかん:あっ、大巻さんの《Memorial Rebirth》、よかったよね~!


しかも横浜って背景が海、空で、その景色×作品が合わさっていい味出してるのも魅力的。


同時代の作家、っていう話だけど、実は先日たまたまあるギャラリーで塩保朋子さんっていう人の作品を見たんだ。白い紙を細かく切り込んで天井から吊った作品。なかなかいいなと思って…よくよく見たら同い年でした!!それだけで親近感が沸いてしまったりね。








蟹江::確かに、「その時代の作家自身に触れられる。」これは現代アートならではですね。


自分が身をおいている現代をきりとったもの、として考えるとなんだか色々と作品の見方が変わってきそうです!








みかん:さて今秋は、横トリ以外にもジャパンファウンデーション主催の展覧会が2つ開かれています。





エモーショナル・ドローイング展


京都国立近代美術館:


2008年11月18日(火)~12月21日(日)


愛知県美術館(2009年4月~)へ巡回予定。


アヴァンギャルド・チャイナ展


国立新美術館 8/20 ~ 10/20


こちらは来週月曜日まで!その後、大阪の国立国際美術館へ巡回します。





いずれも現代アート、特にアジアの新進作家に触れられるまたとない機会。みなさんのご来場お待ちしています!





Tuesday, October 14, 2008

大盛況だったアジア漫画展 in ナコーン・ラチャシマー






f:id:japanfoundation:20081005154502p:image:right:h420みなさんこんにちは、久々のオレペコ @ Thailandです。今日は、先月、タイの地方都市、ナコーン・ラチャシマーで実施した第11回アジア漫画展*1のオープニングの模様をお伝えしたいと思います。





・・・って。


そもそも、ナコーン・ラチャシマーってどこ?という人も多いですよね。


場所は右の地図でご確認ください(線で囲んだ部分。ちょっと文字が見づらいので、クリックして見てみてくださいね)。





ナコーン・ラチャシマーは、別名、コラートとも呼ばれ、バンコクから車で3時間半ほど北東に向かって走ったところにある、東北部の玄関口にあたる都市。タイの東北部は、バンコク周辺とはまた違った生活文化・食文化を持っており、”イサーン”と呼ばれていますが、バンコクからもっとも手軽にいける、イサーン文化の香り高き街なのです!





国際交流基金のバンコク日本文化センターでは、ここ数年、タイで実施する文化交流事業について、人々の日常の中に「日本」があふれているバンコクだけでなく、まだまだ「リアルな日本」に触れる機会の少ない、地方都市での実施に力を入れるようにしています。今回のアジア漫画展のコラートでの実施もその一環。





とはいえ、日本に対する関心の度合いがまだそれほど高くはない地域での実施には、会場提供からイベントのPRまで、一緒に「事業を作っていってくれる」機関選びがとても大事。今回は、日本語学科を有するナコーンラチャシマー・ラチャパット大学を選定しましたが、これが、大成功でした。





f:id:japanfoundation:20081005160538j:image:leftたとえば、この展覧会場入り口の看板。鮮やかなオレンジが目を引くデザインは、学生さんたちの手作り!このすばらしいエントランスのおかげで、普段は単なる校舎の1階のロビースペースが、見事な展示会場にはやがわり。


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そして、PRも ものすごくがんばってくれたようで、オープニングセレモニーには、こんなにもたくさんの学生さんたちが集まってくれました(右)。毎日のようにいろんなギャラリーで展覧会のオープニングが開かれ、競争率の高いバンコクでは考えられないほどの人の集まりようです。地元のテレビ局の取材も入り、大盛況でした。





ちなみに、このコラートでのオープニングでは、今回のアジア漫画展に出品してくださった漫画家さんのほか、過去に同漫画展に出品した2名の漫画家さんらにも同行してもらい、「一コマ漫画の描き方」ワークショップも開催してもらいました。一本の線を基点に、あっという間にさらさらと漫画を描き上げるプロの技に、学生さんたち、子供たちは、もう、釘付け(写真左下)。終了後には、オリジナルのイラストを添えてサインしてくれる漫画家さんたちの前に黒山の人だかり(写真右下)。コラートの若者たちにとって、忘れられない一日となったようです。





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ほんの3時間ほどのイベントでしたが、日本語学科の学生さんが一生懸命日本語で、展覧会の感想を伝えにきてくれたり、「一緒に写真を撮っていただけませんか?」と流暢な日本語で話しかけてきてくれたり、とにかく全てが初々しく、反応が素直で、オレペコも、「ああ、ここでやってよかったなー」という思いでいっぱいになりました。さらにその思いを強くしたのは、オープニングセレモニーでの挨拶を終えてほっとした後、先生に腕を引っ張られて連れて行かれたイベントスペースで発見した、素敵なお土産!





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これ、オレペコの似顔絵なんだそうです!


即興で描いてくださったこの似顔絵、着物や背景の富士山、そして日本家屋風の建物は、すべて画家さんの「日本」のイメージ。面白いですよね。


コラートのみなさんの温かい心遣いが凝縮したこの似顔絵、オレペコにとっても、素敵な素敵な思い出の品となりました!




*1:アジア漫画展自体の説明は、ジャパンファウンデーションのホームページに詳しいので、そちらに譲ります。ここをクリック





Thursday, October 9, 2008

「をちこち」25号が10月1日に発行されました。






               *♪情報センターからお知らせです♪*


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「をちこち」25号が販売中です!


  


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横浜トリエンナーレがオープンした機会をとらえ、同展を含めた国際展の魅力と意義を考え、


アートを巡る国際交流の面白さをお伝えする特集です。





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巻頭鼎談は、


横浜トリエンナーレ(以降、ヨコトリ)2008総合ディレクターの水沢勉さん、


東京都現代美術館のチーフキュレーターで世界各地のビエンナーレ/トリエンナーレで活躍する長谷川祐子さん、

そしてヴェネチア・ビエンナーレ建築展(2008年)*1コミッショナーの五十嵐太郎さんという豪華メンバー。


大規模な国際展の開催ラッシュの中で、なぜ国際展が注目されるのか、その魅力や可能性が何か、について語っていただきました。








それにプラスして、


ヨコトリ2008のキュレーターで、2009年ヴェネチア・ビエンナーレ総合キュレーターのダニエル・バーンバウムさん、


大原美術館館長の高階秀爾さんと、アート好きにはたまらない顔ぶれ。


アーティスト側の声として、小金沢健人さんとトリス・ヴォナー・ミッシェルさん。











他にも、豪華執筆陣が続くのですが、編集部もがんばりました。


「をちこち」を持ってヨコトリへ行こう!


という企画で、


グラビア3ページで作品紹介、マップ&スケジュールとして、6ページもの詳細な情報が。


ここまでしっかりした特集をしているのは、「をちこち」だけ。ぜひ「をちこち」片手にヨコトリへ!


既に行った方にもオススメです。ヨコトリや国際展の作り手の声を聞いて、ヨコトリへの理解が深まること間違いナシ。














裏話といえば・・





「をちこち」25号は10月1日発売といっても、入稿は9月12日。ヨコトリは9月13日から。


アーティストの作品が展示されるのも(もちろん展示以外もたくさんあります☆)、イベントの細かい情報が決まるのも、オープニング直前。


情報も写真もなかなか手にはいらなーい(泣)という、なかなかスリリングな展開でした。


しかも、私は今号の途中から、編集部に入った新参者。間に合わなかったらどうしよう、と、顔が青ざめることも。


ひえ~、という思いのときに、癒されたのが、すてきな写真です。


扉で使ったRat and Bearの写真は、「をちこち」のデザインを担当している中村さんが、週末の早朝に三渓園に撮影に。


うつくしーい表紙はカメラマンの高木さんが、いつ点灯するかもわからないリングドームの前に数時間待機して、撮影してくれました。





豪華執筆陣&すてきな写真:ぜひお楽しみください!




*1:11/23まで開催中のヴェネチア建築展の写真をアップしています。こんなふうに温室と植物が日本館を囲んでいます。http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/arc/j/11/03.html





Tuesday, October 7, 2008

平成22(2010)年度職員募集エントリーページがオープンしました!



こんにちは。くんしです。





先週の10月1日、皆さんは何をされていましたか? 


ジャパンファウンデーションにとって10月1日は特別な日。

というのは、10月1日は、ジャパンファウンデーションの設立記念日なのです*1





特に今年度は、同日に国際交流基金賞授賞式が行われ、スタッフの多くも授賞式会場に手伝いに出かけていました。職場にも、イベント時期特有の、期待と不安が入り交ざるどこか落ち着かない空気が漂っていたような・・・。





くんしの勤務する人事課でも、10月1日は特別な一日でした。10月1日は、世間一般では「内定式」の日ですよね。ジャパンファウンデーションでも平成21年4月入社予定の内定者たちが集まり、初めて顔を合わせました。





10月1日はそれだけでは終わりません。実は、今日このブログでお伝えしたい本題は、むしろここから先なのです。








な、なななんと、





平成22(2010)年度職員採用の





エントリーページを





オープンいたしましたー--!!!











 https://start.saiyo.jp/jf2010/


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「ええっ、まだ現時点で平成20年なのに、まだ来年入社予定の内定者も入社していないのに、もう平成22年度採用なのぉ!?」





と思われたそこのアナタ。











そうなんです(汗)。








実際に募集要項の詳細が公開されるのは来年の1月頃、選考が本格化するのも来年の4月頃を予定していますが、就職活動がますます早期化しているのを受け、ジャパンファウンデーションでも、一般的にエントリーが開始される10月1日に、エントリーページをオープンしました。








エントリーを頂いた皆様には、専用マイページ上で、会社説明会をご案内したり、先輩職員を紹介したり、Q&Aコーナーなどを設けていく予定です。


ジャパンファウンデーションを初めて知っていただいた方も、既にご存知の方も、じっくりジャパンファウンデーションをご理解いただけるよう、情報をご提供していきますので、どうぞお楽しみに。





さて、ここで、職員採用担当のE-チャンに、登場していただきましょう。ジャパンファウンデーションでの就職を志望する皆さんに、ぜひ一言アドバイスをお願いします!









E-チャン:





3ヶ月前に、フィリピンのマニラ事務所から日本に戻ってきたE-チャンです。(自分にチャンをつけるのはおかしいですね。笑)


同僚のノリちゃんと二人で職員採用担当をしています。


私が就活をしていたころは、Webでのエントリーシステムはなく、リクルー○ブックという重い箱がアパートに届き、その中にあるハガキで会社案内を請求してました。(歳がばれますね)





ちなみに、私自身は、就活をするまで、恥ずかしながら(?)、国際交流基金を知りませんでした。営利企業ではない団体で、海外(特に開発途上国)で仕事をしたいという希望があり探していたところ、友達から「こういう団体もあるみたいだよ」と資料をもらって初めて知りました。





基金に入ってからは、映画・テレビ番組交流や日本語教育、そして、タイ、フィリピンの事務所などに勤務してきて、楽しいことも、大変なことも、いろいろと経験してきました。・・・この続きは、今後、説明会で皆さんにお会いする機会があると思いますので、おぃおぃお話したいと思いますね♪





「国際交流基金の魅力は、、、」と書きたいことがたくさんありますが、それは、別な機会にして、マイナビのページに載っている、他の職員の体験を見てくださいね。


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たくさんのエントリーをお待ちしています!









またE-チャンにはご登場していただく予定ですので、乞うご期待!


では、皆様からのエントリーをお待ちしています!!!




*1:といっても、お休みになるわけでもなく、いつもと何ら変わらないのですが^^;。





Friday, October 3, 2008

☆緊急告知 グローバルフェスティバル参加 & TV放映☆






みなさま、こんにちは。


すっかり秋めいてきましたね。


国際交流基金ジャパンファウンデーションも文化の秋ということで、色々なところに出没予定。


今週末は日比谷公園でそしてテレビに国際交流基金が出没します。


◎まずは第一弾◎








明日10月4日(土)・5日(日)に、


ジャパンファウンデーションが、


「グローバルフェスタJAPAN2008」


ブース出展します!!!








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日時:2008年10月4日(土)、5日(日) 10時~17時


会場:日比谷公園 


ブース:イエローハーモニー ゾーン Y-41


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ジャパンファウンデーション・グッズや、関連書籍も、特別割引で販売しちゃいます!


ふろしき↓


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をちこち↓


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詳細はこちら:リンク 


ちなみに、5日(日)の14時~15時には、以前ブログ(http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20080912)でもご紹介した「アチェ子ども会議」の担当者が、報告会を行います!





秋の週末、日比谷公園で過ごしてみられてはいかがでしょうか♪














◎そして第2弾は◎


トリエンナーレがテレビで特集されます!





■新日曜美術館(NHK教育)


<10/5(日)9:00-10:00、再放送20:00-21:00>


http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2008/1005/index.html


■英語でしゃべらナイト(NHK総合)


<11/3(月)23:00-23:30、再放送11/7(金)3:10-3:40・15:15-15:45>


http://www.nhk.or.jp/night/index.htm


■art lover(フジテレビ)


<10/10(金)、4:25-4:29>


http://www.fujitv.co.jp/b_hp/artlover/





こちらも見逃せませんね☆





ちょっと家でのんびりしたいなぁという方は、是非テレビをチェックしてみてください♪





Thursday, October 2, 2008

日本語部門受賞者のアンジェラ・ホンドゥルさんをご紹介します☆






こんにちは。9月26日のブログで今年度の国際交流基金賞文化芸術交流部門受賞者のマルコ・ミュラーさんをご紹介しましたが、今日は日本語部門受賞者のアンジェラ・ホンドゥルさんをご紹介します。


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アンジェラ・ホンドゥルさんはルーマニアに日本を紹介し、日本語の普及に尽力されてこられた方です。


三島由紀夫、夏目漱石、安部公房、太宰治、村上春樹などの作家の作品のルーマニア語への翻訳を行っており、また神楽などの民間信仰、民俗学の研究でも知られています。





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10月1日に行われた国際交流基金賞授賞式のために来日されたホンドゥルさんに、少しお話を伺いました。


ホンドゥルさんと日本との出会いは1975年、日本の水墨画を見たことがきっかけだったそうです。


その美しさに感動し、その後、源氏物語絵巻物を見てますます日本への興味が高まりました。


当時日本の文学作品でルーマニア語に翻訳されているものはほとんどありませんでしたが、


ロシア語から訳された井上靖の「猟銃」夏目漱石の「吾輩は猫である」などを読み、日本文学に魅了されて、1976年から日本語を学び始めました。


ホンドゥルさんは、日本について学べば学ぶほど、文化と文学に恋に落ちていったといいます。


1980年に初めて日本を訪れたときには、洋服を捨てて70kgの本をルーマニアに持ち帰ったそうです。








日本研究を30年以上も続けておられるホンドゥルさんに、現代の日本社会についてどう思われるか伺ったところ、次のように話してくださいました。


「若い人たちがグローバリズムに興味を持ちすぎて、文化的アイデンティティを失いつつあるような気がするけれど、それは世界共通の現象。


それでも日本人の精神の中には伝統がしっかり息づいていて、日本人は伝統を生きていると思うの。


お盆やお正月などの行事もそうだし、日常の習慣の中にも。例えば、今回日本について、夜遅くにとてもくたびれてホテルの部屋に入ったの。


そうしたら、枕の上に折鶴が置いてあった。私はすごく驚いて、そして心が温かくなったわ。こういうところが日本の心だと思うし、私がとても好きなところなの」











日本が本当に好きで、「日本文化すべてと結婚した」と柔らかい口調でお話くださったホンドゥルさん。


ホンドゥルさんの講演会が10月4日(土)14時から、ジャパンファウンデーションで行われます。どなたでも参加できますので、ぜひお越しください!











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10月4日(土)14:00~16:30


場所は東京・四谷三丁目のジャパンファウンデーション本部2階のホール[さくら]


テーマは「日本との出会い」です。


講演は日本語で行われます。詳細はこちらからご覧ください。


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終了後には、ケーキの出る懇親会もあります。


みなさま、どうぞこの貴重な機会をお見逃しなく!