Thursday, December 28, 2006

最後の最後に?!



今日がいよいよ今年最後のブログとなるわけですが、、、その最後の最後に、私たちブログチームにとっては うれしいニュース が飛び込んできました。





なんと・・・今年の社内の





イメージアップ賞




に選出されたのですっ!*1





:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*: ワーイ♪  





この賞は、ジャパンファウンデーションの理事長から職員に授与される賞なので、 内部的なものにすぎない といってしまえばそれまでなのですが、一方で、昨秋からはじめたこの「公的機関によるブログ」という画期的な取り組みが、漸く組織の中でも認知されたのは大きいと思うんですよ。





というのも、このブログの役割は、ジャパンファウンデーションの様々な活動をいろんな角度から、 職員の生の声 でお届けするということ。記事を充実させていくためには、経験豊かな人たちの声がどうしても必要なんです。この賞の受賞をきっかけに、これまで以上に個性豊かな面々の協力を得て、記事のバリエーションを増やしていけると思いますので、読者の皆さんも期待していてくださいね!





それでは、最後になりましたが、ブログ運営員一人一人から、来年に向けて一言。





:より多くの皆さんに国際交流そして国際交流基金の魅力を伝えていけるよう、精進いたします。 チッチキチー d( ̄  ̄) 





:時にはそよ風のようにあたたかく、時には嵐のようにダイナミックに、国際交流の様々な風を皆さんの心に吹かせます!(というわけで目指せ登場回数増!)





:決裁をまわすスピードを上げます!時々登場するよう努力に努力します!(丁寧2007年抱負白書より)





レペコ:「私たちが書きたい記事」ではなく、「みなさんが読みたい記事」になるよう、トラックバックなどを通じて、双方向のコミュニケーションを目指します!




それではみなさま、良いお年を*2!!!




*1:国際交流基金理事長特別表彰の一つのカテゴリー。毎年、テーマごとに、もっとも貢献のあったと思われる個人、グループが選出されます。「イメージアップ賞」は「業務内外において社会的インパクトのある活動によりジャパンファウンデーションの名前を世に知らしめた者」に贈られる賞です。


*2:ちなみに、29日(金)もエリン、ありますのでぜひぜひご覧ください!





Wednesday, December 27, 2006

若冲、ふたたび。。



クリスマス特集が終わると一気に年の瀬。

今年も残すところあとわずかですね。




さて、九州にお住まいの方、あるいは帰省やご旅行で九州方面にお出かけになる方へ。以前このブログでご紹介しました、




プライスコレクション~若冲と江戸絵画」展




が年明け 1月1日 から福岡の 九州国立博物館 で開催されます(3月11日(日)まで)!年始にゆったりと芸術鑑賞、いかがですか?




Monday, December 25, 2006

世界のクリスマス2006!~vol.3 エジプト(カイロ)の場合






みなさん、こんにちは。三富です。


チュートリアルの優勝で無事に第6回M-1グランプリも幕を閉じ、今日はクリスマス本番!


皆さんはどんなクリスマスをお過ごしでしょうか?





ちなみに、基金本部のある赤坂アークヒルズはこんな感じ↓


f:id:japanfoundation:20061222180624j:image





さて、12月22日からお届けしている世界のクリスマス特集ですが、ドイツオーストラリアに続き、今回はエジプト(カイロ)の様子をお伝えします!





イスラム教徒が国民の大半を占めるエジプトでは、この時期はどんな様子なのでしょうか?カイロ事務所Mさんからの報告です。






エジプトは人口の9割強がイスラム教徒というお国柄ですし、12月になってもクリスマスデコレーションがそこかしこに輝き、商店街からクリスマスソングが流れ出すような、街中がクリスマスという雰囲気はもちろんありません。不思議な事にカイロでは、クリスマスは新年のお祝いと一緒くたにされて、広告などにも「Merry Christmas and Happy New year」と一緒にかかれています。 1月1日がクリスマスだと思っている人も決して少なくないようで、1月1日に「メリークリスマス!!」といわれることすらあります。




エジプトの人口の1割弱はコプト教と呼ばれる東方教会系キリスト教の一派ですので、彼らはクリスマスを祝います。ただ、コプト教のクリスマスは1月7日ですし、人口の1割弱ということで、国を挙げてのお祭りという雰囲気にはなりません(国民の祝日にはなっています)。もしかしたら12月25日のクリスマス、1月1日の新年、1月7日のコプト教のクリスマスがごちゃごちゃになって、1月1日に「メリークリスマス!」となったのかもしれません。 因みに今年はイスラム教の犠牲祭*1も年末年始と重なるため、いろいろなおめでたい挨拶の言葉が街中を飛び交いそうです。





とはいえ、観光客の多い欧米資本のホテルやレストランなどは、派手なクリスマスデコレーションを施しています。最近では、街の商店でもクリスマスデコレーションを見かける頻度も増え、特に外国人が多く住む地区では、道端でサンタクロースが被っている赤と白の帽子を売っていたりもしています。そんな最近の様子を見ていると、宗教的にクリスマスを祝うという事は無くても、エジプト人も日本人のように宗教に関係のない「イベントとしてのクリスマス」を楽しむようになってきているのではないかとも思ってしまいます。




今回、このブログの執筆を頼まれたことを機に、日頃の疑問を晴らす意味もあり、エジプトを代表する名門大学のカイロ大学、アインシャムス大学で日本語を学ぶ学生達(イスラム教徒のみ)に、クリスマスに関する簡単な質問をしてみました。 その結果は次のとおり*2





Q:クリスマスを知っていますか。


A:もちろん知っています。


(まあ、このくらいは大学生ですし、あたりまえですね。)





Q:クリスマスは何の日ですか。


A:キリストの生まれた日です。


(うむむ。そうです。日本でも知らない人はいたりして。)





Q:クリスマスを祝いますか。


A:いいえ、祝いません。


(まあ、そうですね。イスラム教徒ですし、そこまでは期待していません。)





Q:プレゼントを贈ったり、パーティをしたりしますか。 また、クリスマスを楽しむことをどう思いますか。


A:自分はしません。もしする人がいても構いませんが、自分はしたくありません。


(意外とストイックな回答が多く、やりたい人がするのは構わないというところは寛容でしたが、中にはイスラム教徒はしてはいけないという意見もありました。)





Q:カイロの街のクリスマスデコレーションをどう思いますか。


A:飾りは綺麗だから構わない。マーケティング戦略としてはいいアイデアだと思う。


(うーん。飾りは綺麗だからいいとは言うものの、自分達は関わるつもりもないのにマーケティング戦略としてはいいっていうのも、矛盾がある気がするのですが・・・。)





と、なんだか誰もクリスマスなんてお祝いもしなければ、おいしいものを食べたり、友達とパーティなんてものもやらないような雰囲気。じゃあ、あの街のデコレーションは一体なんなんだろうと思ってしまいます。 まあ、宗教的な要素が入る質問には、イスラム教徒として優等生の回答をする傾向があることは否めませんし、特に外国人からそういうことを尋ねられたらなおさらなのかもしれませんので、多少のぶれはあると思います。でもこれほど皆さん頑なにイスラム教徒であることを意識している様子をみると、エジプトで日本のようなクリスマスパーティが繰り広げられるようなことは当分の間はなさそうです。





そして、カイロでは年の瀬の忙しい時期にまぎれ、気付かないうちに12月25日も過ぎ、いつのまにか新しい年を迎えていそうです。





最後に、カイロ大学の竹山先生、アインシャムス大学の森田先生、学生への質問にご協力頂き本当にありがとうございました。






*1:太陰暦に沿っているので、太陽暦では毎年若干ずれます。


*2:一番数が多かった代表的な回答を記載してあります。





Sunday, December 24, 2006

世界のクリスマス2006!~中休み・アジアの文化をスペインの皆さんへ~






どうも、かなり久しぶりの登場です。松岡です。


皆さんお元気ですか?





「誰ですか、あなたは?」





という方へ。





はじめまして。





昔、こういうことやってました、松岡です。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




さて私、現在に来ております*1





実はジャパンファウンデーション、海外には計19カ所の海外事務所を持っているのですが、それ以外にも様々な形で海外とのネットワーク強化を進めております。


といいますのも、そもそもジャパンファウンデーションのミッションには、





より多くの世界中の人たちに、日本のことを知ってもらうこと





というものが有るわけですが、そのためには何より、現地の拠点となる場所が必要だからです。


ただ、全世界を相手に19カ所しか事務所が無い、というのは、日本を紹介するにしても少なすぎませんかね?


かといって、すぐに拠点を拡大していくのもいろいろと難しい問題があったりもします。





そこでひとつのアイディアとして進めているのが、





海外機関との連携





です。





僕が居るのは、バルセロナにある「Casa Asia」という文化交流機関です。


Casa Asiaはスペイン外務省、カタルーニャ州政府及びバルセロナ市の3者によって設立された団体で、2001年11月に誕生しました。





Casa Asiaはスペイン語で「アジアの家」という意味です。





その主な活動目的は、スペインとアジア・パシフィック諸国との文化、経済、学術等分野での交流事業の実施やそれらを通じたアジア・パシフィック諸国のスペイン国内への紹介、等があげられます。


ジャパンファウンデーションとの関係ですが、2004年10月に東京で協定を結びまして関係強化が始まったのです。


様々な事業の協力に加えて職員の人事交流も行なっており、それで僕が12月頭から派遣されているわけなんです。





▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽





スペイン国内で日本文化の発信をしているCasa Asia、皆さん知ってましたか??


まだまだ新しい組織なので、ましてや日本国内ではそこまで知られてないかもしれませんが、かなり広範な活動をしております。





ちなみに、どこにあるかということですが、





map:x2.1615y41.3967




です*2





▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽





これから少しずつ紹介できればと思っておりますが、まずはホームページをちょっとのぞいてみてください。




こちらを見ていただければわかると思うのですが、一見シンプルに見えるサイト、実はかなり深く情報が詰まってます*3





また僕がびっくりしたことのひとつとして、ニューズレターを種類によっては毎日、あるいは毎週出しているのですが、単にCasa Asiaの活動を紹介するだけではなく、読者の皆さんが関心を持ちそうなニュースもお届けしているんです。





例えば、毎年12月になると今年の世相を表す漢字というものが発表されてますよね。確か今年は「命」でしたっけ?


なんとそのことがスペイン語でニュースとしてメルマガで紹介されているんです。





より広くアジア文化に触れることができて、いいですよね。





●○●○●○●○●○





さらにこのCasa Asiaの活動、単にスペイン国内にとどまりません。こうしたインターネットでの情報発信は全世界で受け取ることができますので、広くスペイン語圏への発信にもつながっているわけです。





スペイン語で日本を含むアジアの文化紹介をしている、それがCasa Asiaなんです。





また引き続き、こちらの情報をお届けしますのでお楽しみに。











-----以下、今回の「世界のクリスマス」連載企画に便乗して-----





季節柄、クリスマスということでバルセロナもさぞかし盛り上がっているかと思いきや、正直言って、街角だけ見てたらよほど日本のほうが盛り上がってます。





ただ先日、いきなりこんな素敵なプレゼントがサンタクロースから僕の元へ届きました!


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これは、Cesta de Navidadというものらしく、クリスマスが近づくと会社から働いている皆さんへ配るものらしいです。ちゃっかり僕もいただいてしまいました☆


中身もかなり豪華ですよね。。。ちょいとびっくりしてしまいましたが、またこれ結構重いんですけど、みんなこれを担いで家に帰るそうです。


ということで、ちょっと早めのクリスマスでした。








*1:バルセロナといえば・・・・、そう、エスパニョーラ、というあなたは通ですね。はい、バルサです。残念ながら、まだカンプ・ノウには行けてませんが、気持ちだけでもということでバルサカラーにしてみました。


*2:はてなマップ、使ってみました


*3:特にデータベース。スペイン国内の日本に関する研究者、日本のみならずアジア・パシフィックの研究機関の情報が入っています。まだまだ全てを網羅しているとは言えないかもしれませんが、これから徐々に加わっていきます。





Saturday, December 23, 2006

世界のクリスマス2006!~vol.2 オーストラリア(シドニー)の場合~



みなさんこんにちは、オレペコです!


雪がひらりひらりと舞うクリスマスも素敵ですが、夏のクリスマスもこれまた素敵!ということで今日はシドニーのHさんからのご報告です!






リスマスといえば、サンタクロースがサーフボードに乗ってくるこの国が象徴するように、現在、オーストラリアは夏です。今年は、天候不順で、例年よりも寒いのですが、それでも夏! さて、夏のクリスマスということで、北半球のクリスマスと一番違っているのは、クリスマス・ツリー。やはり、夏ということで、お約束の綿などを使った雪の飾りつけをされているものはほとんどなく、ピカピカしたボールなどが中心となっています。





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<写真左>街の中心 Martin Placeのツリー


<写真右>QVB(Queen Victoria Building)のツリー(わかりにくいですが、SWALOVSKIのクリスタル・オーナメントが15,000個使われています)


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<写真左>街角のお花屋さんにて(ポインセチアと紫陽花が並んで売られていました*1


<写真右>オーストラリアっぽいクリスマス・カードです(夏でもサンタクロースの服装は万国共通ですね)





て、シドニーのクリスマスは、あまり宗教色はありません。どちらかといえば、日本の忘年会シーズンのように、この時期はパーティー・シーズン。11月ぐらいから、夕方(特に金曜日!)になると、色々と仮装した人々を見かけます。そうでなくても、10月最後の日曜日からDaylight Saving Time(夏時間)となっており、ちょうど夏至を迎える頃ですから(日本は冬至ですね)、現在、シドニーで日が暮れるのは、夜9時ぐらい。今は、BeachやWater FrontのBarで、ビールやワインを片手に、友達とおしゃべりをしているシドニーの人たちをよく見かける季節です。




て、もう一つ、クリスマスといえば、ショッピング。家族や友達へのプレゼントは必須。特に今週は、クリスマス直前ということで、Cityのデパートは夜遅くまで開店しています。普段はLate Night Shopping Day*2以外は、夜6時には閉まってしまうことを考えると、このクリスマスのショッピングがOZの人たちにどんなに重要なのか理解できる事象の一つです。このショッピングは24日のクリスマス・イブまで続きます*3





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<写真左>City中心のMallです(平日のお昼なのですが・・・)


<写真右>お菓子屋さんの店頭にて





25日のクリスマス当日、OZの人たちは、家族で集まって、それぞれの家庭のクリスマスを楽しみます。


「Sydneyでクリスマスを代表するお料理は?」


とOZの同僚に聞いたところ、やはりその家族のBackgroundによって異なってくるようです。よく見かけるのは、やはりMince Pie、Plum Pudding、Roasted Turkeyなどイギリス風のものですが、そこはオーストラリア。その他、ドイツのStollenやフランスのBuche de Noel、そしてイタリアのPanettoneなども入手できます。あと、この国らしいのは、当日、公園などでBBQをしながらお祝いしている家族をよく見かけることでしょうか・・・。





リスマスからNew Year’s Dayまでは、Holidayをとる人が多く、オフィス街は比較的静かです。ちょうど、どこの州でも学校はクリスマス直前で終了し、長い夏休みに入るので、家族で旅行に出かける人もいます。あとは、クリスマスが終了するとすぐにSaleが始まるので、それを狙ってお買い物をする人も多いようです。こちらでの12月はShoppingに始まり、Shoppingに終わるといったところですね。





そして、12月最後のクライマックスである、New Year’s Eveの花火(夜9時と12時の2回)。Harbour Bridgeの仕掛け花火が新年の幕開けを告げます。現在、着々と準備中。今回はどのような仕掛けが見られるのか楽しみです。この日も、花火のための場所取りをしながら、家族・友人とパーティーがあちらこちらで開かれます。年が明けると、こちらは1月1日でお祭り気分は終了。1月2日から日常生活に戻ります。何となく慌しい年の始まりです。



f:id:japanfoundation:20061221130727j:image:w200 では!よいお年を!(ライトがクリスマス仕様に飾られています)





*1:この組み合わせは南半球ならではですね!


*2:Sydneyは木曜日で、この日は夜9時までOpen。なお、Sydneyは週末もデパートが開いています


*3:Sydneyの場合、イブの夕方までお店は開いています





Friday, December 22, 2006

世界のクリスマス2006!~vol.1 ドイツの場合~



みなさんこんにちは、オレペコです。

昨年は、ニューヨークブダペストソウルロンドンウィーンメキシコシティのクリスマスの様子をお伝えしたのですが*1、今年もいくつかの都市でのクリスマスの様子をお伝えします。題して、世界のクリスマス2006!


その先陣を切るのは ドイツ!ベルリンに駐在するTさんからの報告です♪





☆*Merry*☆=- ★=- ヽ(^∇^*)ノ -=★ -=☆*X'mas*☆






んよりとした冬空の下、ドイツの街をにぎやかにするのがクリスマス・マーケット。香辛料を入れて温めたワイン「グリューヴァイン」を飲みながら、クリスマスの飾りや工芸品などを買い求めます。このクリスマス・マーケットは、地域によっていろいろな特色があります。





ドイツで最も有名と言われているのが、ニュルンベルク(写真)。街の中心部全体がクリスマス・マーケットと化してしまうのは圧巻です。


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クリスマスの飾りというと木製のものを思い浮かべますが、この辺りでは錫製の飾りのお店もたくさん軒を連ねるのが特徴。香辛料やシナモンが効いたお菓子「レープクーヘン」も人気です。





イツ最古と言われているのが、ドレスデン。なんと1434年以来という伝統を誇ります(゚〇゚;)。ドレスデンを州都とするザクセン州は、木製の飾り作りのメッカで、「シュトレン」という甘いお菓子は、クリスマス時期に欠かせません。





その他、北ドイツの都市のクリスマス・マーケットも紹介します。





ンザ同盟の中心都市リューベックでは、クリスマス・マーケットの期間中、旧市街にある聖霊養老院や聖ペトリ教会内で期間限定の職人マーケットが開かれ、遠くスカンジナビアやバルト三国、英国などから多くの職人たちが集まって、木製玩具やガラス工芸品の展示即売会を行います。





の産地として栄えたリューネブルクでは、通常のクリスマス・マーケットとは別に、2日間、聖ミヒャエル教会の周囲で中世風クリスマスマーケットが開かれ、パンやお菓子、グリューヴァインなどすべて中世風になり、普段とはひと味違った雰囲気を楽しむことができます。




イツ第二の都市ハンブルクでは、市庁舎前に開かれるクリスマス・マーケットで、1年おきに、毎日16時、18時、20時の3回、サンタクロースが空を飛びます(今年は飛んでいます)*2





ドイツのクリスマス・マーケットは地域によって雰囲気が様々で、はるばる遠いところから訪れる観光客もたくさんいます。最近ラジオでも紹介されていましたが、日本からの「クリスマス・マーケットを巡るツアー」が大人気で、1週間程の滞在の間に3~4都市でクリスマス・マーケットを満喫しているようです。






Tさん、どうもありがとうございました!


そうそうみなさん、年末ですが、今晩もエリン、放送します。ぜひご覧になってください!


☆*Merry*☆=- ★=- ヽ(^∇^*)ノ -=★ -=☆*X'mas*☆




*1:それぞれの都市をクリックしていただくと、記事が読めます!


*2:え???それって人形が飛ぶってことですか?とたずねたら、「いえいえ、どうやら人が入ってるらしいです」との答えが w(*゚o゚*)w。どんな風に飛ぶのか、みてみたいですねー。





Thursday, December 21, 2006

ちょっとだけ教えちゃいます。異文化理解講座の舞台裏!






こんにちは。


忘年会への連続登板にそなえて体調調整中の三富です。





先日の「異文化理解講座第3期の受付がスタートしています。」(12月13日付)でもお伝えしましたが、来年1月から始まる中南米理解講座中東理解講座の参加申込み受付けがスタートしています!





さて、今回は異文化理解講座を担当する別府さんに、異文化理解講座の舞台裏についてお聞きしました。





(*゚ノO゚)<オオオオォォォォォォォーーーーーイ! 別府さ~ん!





Здравствуйте! ( ̄∠  ̄ )ノ




:毎回2006年第2期の「中国の外交」や「グローバル化するイスラーム」など旬の話題をはじめ、実に多様なテーマの講座を実施されていますが*1、そもそもテーマの決定はどのように行われるのですか?





:異文化理解講座のテーマは、外部の専門家をアドバイザーにお迎えして行う会議の場で、受講者アンケートの結果、専門家のご意見、政策的に重点をおいている国や地域、といった要素を考慮して決めています。この会議はふつう1年間に1回行われ、翌年度全体の講座のテーマが話し合われます。





講座のテーマが決まったら、講座が始まる4ヶ月ぐらい前までに、講座の組み立てや講師へのお声がけなどを行って頂くコーディネーターの先生の打診を始めます。そして、広報や申請受付を行い、晴れて講座開講となります。





そろそろ来年5月に開講予定の講座の準備に入ります。今のところ○ンドや、○ーカサス地域などを取り上げる講座を予定していますが(ナイショです)、これまで以上に面白い講座にできればと思っています。どうぞご期待ください!


   


:すでに半年先の講座の準備も始められているんですね?!ご苦労さまです。


これだけの時間と労力を費やし、たくさんの人の協力を得てできる講座だからこそ、開講をむかえるときの喜びは一入でしょうねぇ。





さて、受講者の方々からは、こんな感想もいただいています。






今日から、国際交流基金の「中国の外交」講座(全11回)が始まりました。


興味あるテーマだったことと、以前から存じ上げている先生がコーディネートされると知り、参加することにしました。


会社帰りに、久々のお勉強でしたが、「中国の目線から見た外交」という視点が新鮮で、グイグイ引きこまれ、あっという間に1時間半が経ってしまいました。


La Ricetta







今回の講座は全部で10回。1回目は行けなかったけど、あと9回は全部通った。後半は少し飽きてきたところもあったが、そんな気持ちの変化もあったし、イスラムという切り口で、世界の潮流のうちの多くを理解できた気がして、とても有意義だった。


masaruのひまなし日記







私ったら最近人生変えようと思いつつ、ついつい昔の仕事を引きずって「中国の外交」なんて公開講座を受講していたのよ。これは国際交流基金っていう団体がやってる『異文化理解講座』の一環だったんだけど、それはそれはおもしろい講座なのよ。私が今まで知ってみたかったことが、いろいろわかったの。


働く母さんはツライのよ/なんで子どもが減るのかな日記



  


こういった受講された方々からいただく感想が、仕事をする上で大きな励みになりますよね。





:本当にありがたいことで、すごく励みになっています。最近、キーワードを「異文化理解講座」にして、YAHOO!のブログ検索をかけるのが半ば趣味になっているほどです。この場を借りて皆さまにお礼申し上げます(ぺこり)。





受講者の方が、「グイグイ引きこまれ」と書いて下さっていますが、私も、異文化理解講座の醍醐味はライブ感だと思います。講師と受講者の呼吸がかみ合ってくると、思わぬ話が聞けたりしますよね。それから、講師の方々は、ご自身のフィールドワークに基づいた豊富な資料を使って講義をされることが多いのですが、これ見てもいいの?というようなスライドやビデオがさりげな~く登場するので、ひそかにしています。





:そういえば、理解講座をまとめた本も出版されているんですよね?




:そうなんです。コーディネーターの先生からご要望があったり、出版社さんから打診を頂いた場合に、理解講座の内容を書籍化しています。これまでに、山川出版社さんのご協力による「アジア理解講座」シリーズ①~⑤のほか、「講座 台湾文学」、「~文学を味わう」シリーズ報告書①~⑦を書籍化しています*2





これらの書籍は、JFICライブラリーJFICショップで販売しています(立ち読み歓迎!)。JFサポーターズクラブ会員の方は、割引価格でお求めいただけます。





ところで、オレペコさんがおすすめしていたJFICライブラリー付近の夜景スポット、じつは、異文化理解講座のメイン会場であるジャパンファウンデーション国際会議場のすぐそばなんですよ。国際会議場を出て、まっすぐJFICライブラリーの方向に歩いていくと、通路の右側に絶景が広がります。ぜひお試しあれ!





:最後に、1月からスタートする第3期講座について、見所などあれば聞かせてください。





:まずは「中南米理解講座」2講座から。





◆「現代中米・カリブ情勢の読み方」


ひとくちに中米・カリブ地域といっても21ヵ国もあって、コーディネーターの小池康弘先生曰く「混沌」。この講座では、この混沌を読んでいくためのツールとして、①アメリカとの経済的な関係、②民主化の進展、③貧困、という3つのキーワードを用いながら、現代の中米・カリブ諸国が等しく直面している「民主化と貧困克服への課題」を浮き彫りにしていきます。





◆「ラテンアメリカ文学は何を語ってきたか?」


異文化理解講座では、ふつう、研究者の方に講師をお願いしています。しかし!この講座では、コーディネーターの野谷文昭先生にご無理をお願いして、作家の堂垣園江さんをお招きすることができました(3/19、第9回)。


堂垣さんには、ガルシア=マルケスやプイグなどの作品を通して見る、中南米における生と死の捉え方を中心にお話して頂く予定です。もちろん他の講師の方々も各方面の第一人者でおられるので、面白い講座になること間違いなしです。





はい、続いて「中東理解講座」2講座いきます!





◆中東における民主化の諸相


コーディネーターの酒井啓子先生(!)を筆頭とする9名の講師の方々に、民主化という切り口から、イラク、シリア、レバノン、エジプト、ヨルダン、イスラエル、湾岸諸国など、現在世界的に注目されている国々の現状をリアルにお話して頂きます。一見固そうなテーマと思われるかもしれませんが、どうしてどうして、現時点で申込者数ナンバー1の講座です。





◆中東・西アジア都市周遊―今を生きる歴史都市


「都市周遊」というタイトルのとおり、イスタンブール、パルミュラ、アルジェ、バグダードなど、中東・西アジアを代表する都市を、様々な視点から掘り下げていきます。いずれの都市もイスラーム文化圏に属していますが、それぞれ際立った個性をもっています。この講座を通じて、コーディネーターの林佳世子先生が強調されている「イスラームの多様性」を感じて頂ければと思います。





:どの講座もすごく面白そうですね!!受講登録は先着順で受け付けていますので、皆さんお早めにお申し込みください。





*1:その他にも「変貌するインド―成長を続ける経済とそれに伴う政治・社会の変化」や「スリランカ:和平構築の道のり」、「中南米の音楽―民衆のうた・大地のひびき・雑踏のリズム」、「アラブ・ミュージック―その深遠なる魅力にせまる」などなど、いろいろな講座を実施しています。過去に開催された講座については、こちらをご参照ください。                                                      アジア理解講座(http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/asiarikai/list.html)                                  中東理解講座(http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/tyutorikai/list.html)                                   中南米理解講座(http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/cyunanbeirikai/list.html)                                大洋州理解講座(http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/taiheiyorikai/index.html


*2:過去の出版物については、こちらのサイトをご覧ください。http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/asiarikai/book.html





Wednesday, December 20, 2006

姉さん、事件です?!






号外!号外です! 皆さん、ついに本日、

\(@^o^)/  <動画配信サイト*1 がオープンしました!!!





↓↓さっそく見てみたい方は、これをクリック!


http://www.jpf.go.jp/video/


(注:このブログも読んでネ。)





i先輩と共に、このプロジェクトに取り組んでますnchaです。


アイディアマンのi先輩(O型)と、少し斜めからモノを言うncha(A型)の20代女性コンビで進めてきました。





「で、なんでそもそもJFが動画配信やんの?」


と思われる方もいるかも。





その背景には



動画が視聴できる環境が広く一般に整った


政府インターネットTVなど公的機関でも取り組み始めた



という状況、そして何よりも



JFの情報を地理的・時間的なバリアにとらわれずお届けしたい



という思いがありました。


めでたく採用になってから、いろいろありました。


砂利道ならぬ、月面の道を歩くような感じでした。


いろいろ未知のことが多くて‥。





いろいろ大変でしたが、なにが一番かというと


なによりも著作権や肖像権への配慮や対策でした。





著作権のある資料映像には使用料を払い、


音楽は購入し、時には映像をボカし、時にはカットして、


あれこれ調理して準備したのが、現在初回公開時としてアップされている映像ファイルたちです。





製作会社さん、弁護士さん、掲載を許諾していただいた皆さん、


本当にいろんな方のお世話になりました。





これからもコンテンツを徐々に増やしていきたいと思っていますし、


芽が出たばかりのこのサイトを、ぜひ温かく見守っていただければ、と思っています。





ちょっと外に出るのがおっくうな冬の夜は


心あたたまる国際交流の動画を眺めながら、あるいは頭あたたまるシンポジウムの様子を見ながらお過ごしください☆





↓↓さぁ、こちらからクリック!


http://www.jpf.go.jp/video/





これから末永くよろしく♪


(*^^)v ■Doga Square■ v(^^*)




*1:事業実施のきっかけについては、こちら





Tuesday, December 19, 2006

動画スクエア近々オープンです!



こんにちは、JF「先駆的・動画チーム」のinchaです!


私たちは、JFの動画・音声コンテンツをネットで皆さんに公開するべく、作業を進めています!近日=12月20日夜にオープンの予定ですので、ぜひぜひ楽しみにしていてください!!





「先駆的・動画チーム」とは、なに!?というつっこみが聞こえてきそうですね。


「先駆的」というのは、正式名称は、





先駆的・創造的事業枠組み





といって、JFが毎年行なう、社内での 新規事業コンペ なのです!


コンペの手順としては・・・






(1)「こんな事業が必要だ!」「あんな仕事がJFを変える!」・・・といった提案を企画書にする。


(2)社内の書類審査&プレゼン審査


(3)外部審査委員の前でのプレゼン審査


(4)晴れて決定!!



という流れです。





民間企業でも、このような取り組みで、若手のアイディアを拾ったり、縦割り組織では実現しにくい事業を始めたりしているらしいですよね。今年は6月に募集があって、7月にプレゼンをして、8月に、採用が決まりました O(≧▽≦)O ワーイ♪


私たちの事業の名称は、





インターネット動画配信・音声配信を通じたJF保有コンテンツの活用





です。


そのまんま。そして、長いですね(苦笑)。分かりやすさを最優先して名づけたので・・・。





この事業では、JFがもっている、セミナー・シンポジウムの映像、JFを紹介するような映像、芸術関係のイベントの記録映像・・・などなどを、著作権の許す範囲で(これがタイヘン σ(^_^;))公開していきますので、ぜひ、お楽しみに!!





アイディアが生まれた経緯や大変だったこと(まだ準備中なので、まさに今がタイヘン!なのですが・・!)については、また明日、書きたいと思います!





Monday, December 18, 2006

三富とオレペコのファッションショー体験記!   



f:id:japanfoundation:20061218140928j:image:w70  “ファッション”と聞いて皆さんはどんな国・地域を思い浮かべますか?おそらく多くの人はパリとかミラノとかNYとか・・・アジアの都市を思い浮かべる人はいないんじゃないでしょうか。でも、実は世界のトップコレクションでも最近はアジアンなデザインが取り入れられたりしていて、“アジア発”のファッションは今、非常に注目を集めているのです。





そんな中、アジア5カ国(タイ・フィリピン・マレーシア・インドネシア・インド)から今をときめく若手トップデザイナー5人をお招きし、日本のファッション関係の方々と交流をもっていただくとともに、ファッションショーを開いてもらうおう!というのが今回の企画:ASIA5×DOREME! だったわけです。こりゃあおもしろそうだ、ということでブログチームとしても取材に行くことになったわけですが・・・




オレペコ:いやあ、素敵だったよね。印象に残っているのは最先端のデザインでありながらどこかアジアを感じさせる点。特に、フィリピンのローレンさんが素材に多く使っていたシルク*1とか


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マレーシアのノールさんの、ロウケツ染めの色合いがなんとも美しい、アオザイのようなデザインのパンツスタイル、リゾートで着たいようなふわふわしたドレスが印象に残ったなあ(右二つ)。三富さんは?








三富:私はタイとインドのデザインが印象的でした。ショーの最初に登場したタイのアーチャワサミットさんの作品は、やわらかな素材感がとても素敵でした。



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中古品の男性用のシャツを解いて、それをまた縫い合わせて女性用のドレスに加工していたインドのシャルマさんの作品もすごく斬新でした(右端)。また、モデルさんが身に付けていた小物が全部黒で塗装された自転車のベルの指輪やランチボックス型のバックであったりと、一見簡素なデザインであるにもかかわらず、ガチャガチャ・ザワザワとした“都会の喧騒”のようなものを感じさせるところは、これらの素材がマーケットで購入された中古品であるという背景や、「現代の物質的文化への抗議を暗にほのめかしている」というように、デザイナーの強い主張が反映された作品だからでしょうか。





オレペコ:それにしても、これだけいろんな国のデザイナーが,単にショーを行うだけじゃなくて、数日間一緒に過ごして日本のファッション事情に触れる機会がもてるって基金ならではの企画だよね。今後もどんどん開催してほしいな。





三富:いろんな人々との触れ合いが、創作活動において新たなインスピレーションを生み出すんでしょうね。


また、日本にいる私たちにとってもアジアのファッションの違った一面を知る良い機会でしたよね。当日はドレスメーカー学院の学生さんたちもたくさん来場されていたので、これからの日本のファッション業界を担う若い学生の皆さんにも、何かしら得るものがあったのではないでしょうか。




オレペコ:実は既にこの事業についてブログで紹介してくださっている方も何名かいます*2。今後の広がりに注目!ですね。ちなみに、このファッションショーについては、遠近の2007年4月号や新しくオープンする動画スクエア*3でも詳しくご紹介しますのでお楽しみに!




*1:注:このシルクのドレスのドレープは、武士の着物の多数のレイヤーからヒントを得たんですって。アジア同士がコラボしていておもしろい!


*2ガドガドさんインドネシア文化宮さん等々


*3:これについては改めてご紹介しますが、近々JFの事業が動画で見られるようになるのです!!!乞ご期待!





Saturday, December 16, 2006

 スポットライトを浴びて???






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実は昨日、三富さんとオレペコは、ある 


ファッションショー



に行ってきました。基金の人がなぜファッションショーに?その秘密は週明けにご報告します。お楽しみに!





Friday, December 15, 2006

合同企業説明会に参加しました



こんにちは。風邪っぴきで先週会社をお休みしてしまった潮風です。( ; _ ; )ヾ


みなさんはお元気ですか?これからの時期、特に受験生や就職活動の方々は体調に気をつけているんでしょうねー。





となかなか強引な導入ですが、


そろそろ世の中、就職活動シーズンですね!

というわけで先日、2008新卒の方々の*1合同企業説明会、「文化放送LIVE2008」に参加しました!!





会場内の一番小さなブースで、椅子は9脚・・・・にもかかわらず!!!


めちゃめちゃ予想を大きく上回る多くの学生の方がJFブースに立ち寄ってくれました♪ (★^▽^)V


ほぼ毎回立ち見まででちゃうほど。ありがとうございました!!


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当日は潮風も「現場若手職員」&「ブログ担当」*2として質問などに応じ、自分がなぜ国際交流にかかわることを選んだのか、やりがいは何か、この1年を振り返りつつお話しました。





最近は大学でも、盛んに国際交流や国際理解の活動が授業やサークルで行われていて、興味関心が高い人も多いんだなぁと実感。会場で実施されてたアンケートにも、JFのことを書いてくれた人多かったようです。


ここでその一部をちょこっと紹介。



日本をこよなく愛する人たちが集う企業


  「国際交流基金」と聞いても始めはピンとこなかったのですが、実際お話を聞いて、日本の文化を世界に発信していることを事業としていることに興味をもちました。他の国の人々も日本の文化を知ることから国際交流→友好とつながると思うので、とても魅力的だと思います。




交流に対する試みに感動をおぼえる

  失礼ながら、ほとんど企業について知っていなかったが、文化の交流のために、様々なプロジェクトを立ち上げ、文化交流をはかっている試みに、深い感銘と興味をおぼえ、エントリーを決意した*3。文化人類学を学んでいる自分には、文化交流などは身近であり、自らが生かせる分野があるのではないかと感じた。




こんな事もやっていた!独立行政法人

  独立行政法人ということもあり、そこで働く方もどこか堅そうなイメージを持っていたし、業務内容もどこか役所じみているのかと思っていたが、その考えは見事に打ち砕かれた。明るい人事の方、「OTAKU」のポスター*4、私の生活とこの会社が少し身近になった。



いやーー、ありがとうございますっ!


JFについてこうして新しく知ってもらえ、さらに好意的に事業を受け止めていただけたこと、素直に嬉しく思います。





実際、当日足を止めてくれた方のうちどれだけが国際交流を生業に選ぶかは未知数ではありますが、これから社会に出て行く多くの学生の方々に、文化交流事業に興味をもってもらえた、ということで、将来、その方々が国際交流の魅力をシェアできるJFパートナーとなってくれるといいなと思います。いまや、いろいろなお仕事が国際交流とつながっていると思いますので。





最後に、就職活動生の皆さん、健康に気をつけてがんばってくださーいっ




*1:JFの職員採用は、既卒者の方も受験可です(年齢制限アリ)


*2:当日はブログのことも紹介しました!見ている方いるかな?どきどき


*3:今年初の試みとして、近々基金HPでエントリー受付を開始する予定です。準備ができたらこのブログでもお知らせします!


*4:2004年9月にヴェネチア・ビエンナーレ日本館で行なわれた「おたく:人格=空間=都市」、これもジャパンファウンデーションの主催事業として紹介しました(写真中央にポスター写ってますね)。





Wednesday, December 13, 2006

異文化理解講座第3期の受付がスタートしています。






みなさん、こんにちは。

最近登場回数が急増中の三富です。




気がつけば、もう12月も半ばにさしかかって。あっという間に1年も終わりですね。

今回は是非ともブログ読者の皆さんにご紹介したい、来年1月からはじまる事業についてご案内します。




なんと、なんと、なんと!




毎回大変ご好評いただいている異文化理解講座。ついに、1月より第3期講座がスタートしまーす!!




┌|*゚o゚|┘┌|*゚0゚|┘┌|*゚-゚|┘┌|*゚。゚|┘




第一線で活躍する専門家の方々を講師に招き、海外の国や地域を多様な視点から取り上げているこの異文化理解講座ですが、来年1月より「中南米理解講座」と「中東理解講座」の各2講座、計4講座が開催されます!




今月まで2006年度第2期として「アジア理解講座」「中東理解講座」が行われていますが、姜尚中先生(東京大学/中東理解講座『グローバル化するイスラーム(2)』「フランスの移民暴動の背景」)、平岩俊司先生(静岡県立大学/アジア理解講座『中国の外交』「中国の対朝鮮半島外交」)など、今注目の研究者の方々が講師として名を連ねていらっしゃいます。




私もときどき聴講させていただいていますが、専門的なところも非常に分かりやすく説明してくださって、毎回大変良い勉強になっています“〆(゚_゚*)フムフム




例えば、11月13日におこなわれたアジア理解講座『アジアの環境問題』の松本悟さん(特定非営利活動法人メコン・ウォッチ、代表理事)による「アジアの開発と日本のODAをめぐる課題」では、「ODAとは何でしょう?」という入門編から、メコン川流域の開発プロジェクトとそれによる近隣住民の生活や環境への影響についてのケーススタディに加え、日本の開発援助政策に対するNGOsのアドボカシー活動などについての実践編まで、90分の講義でアジアの開発を巡る議論をフルコースで堪能できました!




さてさて、気になる第3期のテーマはこちら↓↓↓ 





中南米理解講座



  • 月曜日(2007年1月15日~3月26日)全10回 ※2月12日は休講

『ラテンアメリカ文学は何を語ってきたか?』

コーディネーター:野田文昭(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)



  • 木曜日(2007年1月18日~3月22日)全10回

『現代中米・カリブ情勢の読み方』

コーディネーター:小池康弘(愛知県立大学外国語学部助教授)



中東理解講座



  • 水曜日(2007年1月17日~3月16日)全9回 3月16日のみ金曜日・別会場

『中東における民主化の諸相』

コーディネーター:酒井啓子(東京外国語大学大学院地域文化研究科教授)



  • 金曜日(2007年1月19日~3月23日)全10回

『中東・西アジア都市周遊―今を生きる歴史都市』

コーディネーター:林佳世子(東京外国語大学外国語学部教授)


定員になり次第、募集は締め切りになってしまうので、お早めにお申し込みください!!




次回は、理解講座担当の別府さんに、第3期講座の見所などについて暑苦しく語っていただきます。

お楽しみに~ ~~~ヾ(*'▽'*)o マタネー♪





Tuesday, December 12, 2006

基金もブログも、もっと気ままに、カンタービレ((カンタービレとは、音楽用語で「歌うように」という意味だそうです))???






のだめカンタービレ




の人気で、クラシック業界がウハウハだそうです w( ̄o ̄)w オオー!

今までなら、50%売れれば上々、というチケットが完売したり、月曜夜という一番人が少なかった公演日にわんさか人が集まったり。ドラマで使われた曲目を集めたCDなんかも飛ぶように売れているそう。




で。

人気の 秘密




原作マンガのファン。出ている俳優さんたちのファン。あるいは月9というドラマのゴールデンタイムだからたまたま見た人。いろんな人がいるとおもいますが、これまでクラシックに縁遠かった人たちがドラマを通じてクラシックに触れ、「あれ?意外といいじゃない」と思ったのは確かに大きい。




でもそれだけじゃないらしい。 ∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!




重要なのは、純粋なクラシックファンの心をもつかんだということらしいのです。「クラシックを馬鹿にしている」とか「何にもわかってない」等の批判よりも、「選曲がいい」とか「音楽をやっている人の感じがよく出ている」とか好意的な評価が多いそう。つまり、クラシックなんて敷居が高いと思っていた人たちを取り込むだけではなくて、もともとのファンもしっかり繋ぎとめてるその絶妙なバランスがいいのだそうです。




そこでふと思いました。基金も、そしてこのブログも、そういう存在になれればいいなーと。



「政府系の機関ってなーんか敷居が高いよね。お高くとまってるというか・・・」

とか。




「文化交流って高尚なこといってるけど、実際何やってんの?」

とか。




そういう風に感じていらっしゃる方々が「あれ?この展示会って基金が絡んでるのか-。」「あれ、この国際交流のイベントも基金って書いてある。」といったところから始まって、「意外とおもしろいじゃん!」ってなるように。新しい層を掴むって簡単なことではないけれど、これまでずーっと堅いイメージだったクラシックでさえ、一気に人気に火がついたんだもの、何かやり方はあるはず。その一方で、これまで真剣に文化交流や市民交流、学術交流等に関わってこられた方々との関係や思いも大切にしていきたい。内容は濃いけれど、とっつきやすい。そういう存在でありたいなーと。




ちなみに、クラシックといえばアークヒルズにあるサントリーホール。



アークヒルズといえば、 国際交流基金!!! ではないですか!(←やや強引。。。)




前に松岡さんが紹介していましたが、実は基金の中にはどなたでもいらっしゃることのできるJFICライブラリーがあります。機関誌『遠近(をちこち)』を読んだり、基金事業紹介ビデオを見たり。。。公演までまだまだ時間あるなあ・・・というとき、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?




ちなみにオレペコのおすすめは、ライブラリーからラウンジに向かう通路にあるカウンター。

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ここからの新宿方面の夜景はとっても素敵で心が休まります。オレペコが入社したころは、空気の澄んだ日にははるか遠くに富士山も見えたりしてました。今でも見えるのかな?



ともあれ、是非是非、一度ライブラリーに足を運んでみてください*1。新たな発見があるかも?!



*1:ちなみにライブラリーは平日は夜の7時まで開いています!会社帰りや夜の公演が始まるまでの時間にもぴったり?!




Friday, December 8, 2006

世界につながる日本語学習者の輪(先生編)






こんにちは。昨日に引きつづき三富です。





昨日の「世界につながる日本語学習者の輪(学生編)」では、日本語能力試験を受験された方々の声をお届けしましたが、今日は、教え子たちを日本語能力試験の受験会場に送り出した日本語教師の方たちの声をご紹介いたします。





試験を終えて、日本語学習への意欲を一層高めた学生がいる一方で、日本語教師の方からはこんな嘆きの声が。






授業が始まっても、約半数の学生しか集まらなかった。


予想通りだった。


昨日、日本語能力試験が終わり、完全に気が抜けてしまったのだろう。


試験が終わり、学校へ来ることに意義を見出せなくなったのだろう。


本当は、ここからが大切なんだけど。


つれづれ日記~専任教員への道






その他、先生方の感想も三者三様です。


 



日曜日に日本語能力試験が終わり、自分が受験したわけでもないのにホッとしています。


日本語教師@あたらしい記憶@







3年生の生徒達は大体出来ていたようです。みんな自信ありげに話していましたから。


心配なのが6年生...どうだったかな?結果は来年の2月。それまでのお楽しみ。


MMT 月水金の集い







教室へ来た生徒一人一人に出来を聞いてみましたが、みんな自分の出せる力は出し切ったとのこと。


顔も試験前の顔とは違い、おだやかというかほっとしたみたいな顔になっていました。


セブから”まいど”!







ここHCM市も日本語能力試験受験者の増加で、これまでの試験会場では収容しきれなくなり、小学校なども会場として使われたようです。


で、夜に日本語能力試験を終えた我が教え子たちが食事会を催してくれまして・・・。


外でみんなで食事して、喫茶店で2次会・・・。





「・・・っていう問題があったんですけど、答えはナンですか?」





「それは××だね。」





「よっしゃ~(ベトナム語で)」「あ~、間違えた(これもベトナム語です)」





と日本語能力試験の答えあわせでクイズ大会さながらに盛り上がり、受験勉強から解放された男衆は次から次へとビールを空けていって・・・。





いろいろ大変なこともありましたが、こうして生まれた国も使う言葉も違う国の人達と、楽しい時間を共有する。


日本語教師をしていてよかったな、と改めて思った1日でした。


日本語教師になりたい人のブログ。






スペイン、韓国、台湾、中国、フィリピン、ベトナムなどなど世界各地で、日本語能力試験をめぐって、いろんなドラマが繰り広げられていたようですね。





まずは一先ず、受験生の皆さん、お疲れさまでした ^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^





Thursday, December 7, 2006

世界につながる日本語学習者の輪(学生編)






みなさん、こんにちは。三富です。





12月3日(日)に、日本語能力試験が実施されました。





日本語能力試験とは、日本国内および海外にて、原則として日本語を母語としない人を対象として日本語の能力を測定し、認定することを目的として行う試験です。日本国内では、財団法人日本国際教育支援協会が、日本国外では国際交流基金現地機関の協力を得て実施しています。





今年は日本を含む48カ国で実施され、約53万人が受験しました。特に目を引くのが、中国における受験者数の増加で、今年は約21万人(前年比46%増)が受験したそうです。スゴイ!!





今日は、世界各国で日本語能力試験を受験された方たちの声をご紹介します。





まずは、スペインから。






日曜日に日本語能力試験をしました。


スペインでは、バルセロナ日本総領事館が重要ですから、バルセロナだけでは試験します。場所はバルセロナ自治大学、翻訳通訳学部。


多くの人が西の、そして中央のスペインから来る予定でした。しかし、人の大多数はカタルーニャ人でした。多くの彼らが大学の翻訳学生でした。趣味として日本語を勉強していた人もいました。私のように。


FCバルセロナと日本。ワイタ君の実験日誌。






趣味として日本語を勉強している方、仕事上必要にかられて勉強している方など、日本語の勉強をはじめた動機づけは人それぞれのようですが、J-POPやマンガ、アニメ等の日本のポップカルチャーに刺激を受けて日本語を勉強されている方もたくさんいらっしゃるようです。






日本語能力試験の日。


年に一回しかないから、


レアな日でもございます。w





韓国の嵐ファンの皆、嵐に対する愛だけ、日本語の勉強にも熱心ですから、良い成績とれるはずですよね。


本当に思うんだけど、韓国ファンの中で日本語めちゃうまひと多いんですよね。


普段他の国の言葉を自分の母国語みないに話せるってこと、さすがに難しいことなのに、


ただ嵐が好き、だから日本語も話せる。ってことにも成立するわけで、


ほぉ~~~って思うんですよ。


もちろん台湾のファンでも日本語うまいひといっぱりあると思いますし。


大野智―嵐☆最高






受験された方々は、試験を終えてホッとした方、結果を待ちわびる方などなど、それぞれに違った感想をお持ちのようです。






昨日日本語能力試験を受けた


一級なんですけど、案外難しくなかった。


小孔の世界






このように余裕な声が聞かれる一方、不安いっぱいの方々もいらっしゃるようで...






昨日日本語能力試験がおわっちゃった~


でも。。。難しすぎる。。。


落第するかもしれない!実力が低いでしょう。。。本当は悲しくない~


教科書から学びことは。。。もっと重要なことは応用ですね~


とにかく、ね、日本語勉強が続けリますね。


頑張ってます~!


creativityjapanese



試験を終えて、今後の日本語の勉強に向けて意欲を新たにした人も。






昨日、日本語能力試験二級は終わった!


あまりよくなかった、でも、来年、頑張り続きましょ!


木米のブログ






まさに継続は力なり」、ですね。





明日は、世界各国で日本語を教える日本語教師の皆さんの声をお伝えします 


ヾ(@^▽^@)ノ~~~~~~~~~マタネー





Monday, December 4, 2006

第14号はベトナム特集です+今回もプレゼント企画もあります!




会う人ごとに「もう師走なんてシンジラレナイ」発言を聞いておりますが、2カ月ごとの『遠近』(をちこち)刊行ごとに現れる情報センターの麦谷です。





「ベトナムを再発見する」と題して日本とベトナムの交流をテーマに特集を組んだ第14号が発売中です。先日のハノイでのAPEC開催に安倍首相が経済界の代表を同行させたことに象徴されるように、政治や経済の分野ではますます緊密になってきている日本とベトナムですが、文化の交流、人の往来もますますさかんになってきています。





多くの日本人がベトナムと言えば、まずイメージするベトナム戦争やドイモイによる経済発展だけでないベトナムを紹介するよう心掛けて編集しました。是非、ご一読ください。


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目次はこちらですが、主な内容は・・・。


・ 巻頭座談 誇りとアイデンティティ ―― ベトナムの心を理解するために


  小髙 泰 × コシノ ジュンコ × トラン・ヴァン・トゥ × 小倉 和夫


・ 「戦後」30年のベトナム 中野 亜里


・ 「東遊」するベトナム人、「南遊」する日本人 ファン・フィ・レー


・ ベトナム生まれ、日本育ちの私からの提言 森 絵里咲


・ 在日ベトナム人が住みやすい社会をめざして ハ・ティン・タン・ガ


・ 急増する若き日本語学習者 大舩 ちさと 


Amazonなどの主要オンライン書店で取扱っている他、お近くの書店でお取り寄せが可能です。


それでは、今回も、『遠近』をより深くお楽しみいただくために、記事や執筆くださった方に関連した読書&WEB案内をお届けします。





◆ 気鋭の若い研究者の視点で編まれたベトナム研究書


『ベトナム戦争の「戦後」』(中野亜里編、めこん、2005)


ベトナム戦争の「戦後」


編者の中野亜里さんだけでなく、森絵里咲さん、巻頭座談にご出席くださった小高泰さんも執筆者に名を連ねています。ベトナム戦争終結後から、ドイモイ下での活気ある経済成長までは、あまり知られていない時代ですが、これらの「ベトナム戦争の戦後」について、丁寧に描いている好著です。





◆ ベトナムの歴史をたどる1冊


『物語 ヴェトナムの歴史―一億人国家のダイナミズム』(小倉貞男著、中央公論社、1997)


物語 ヴェトナムの歴史―一億人国家のダイナミズム (中公新書)


新書にしてはやや厚めですが、国としてのベトナムの歴史から紐解いて、中国支配時代やフランス植民地時代について、勇将や詩人など国民的英雄に焦点をあてた物語が重ねられています。巻頭座談会で話題になった、チュン姉妹の悲劇の抵抗、長篇詩『キム・ヴァン・キェウ』、ファン・ボイ・チャウの東遊運動、独立を勝ち取ったホー・チ・ミンなどについても分かりやすく書かれています。





◆ サイゴン陥落を伝えた日本人女性の激動の半生を綴る


『ハノイから吹く風』(中村伸子著、共同通信社、2000)


ハノイから吹く風 サイゴン陥落を伝えた日本女性


ファン・フィ・レー先生が言及されたベトナムの農学の貢献したルオン・ディン・クア氏は、第二次大戦中、南方特別留学生として九州大学で学んでいました。研究室で知り合い、クア氏と結婚した中村伸子さんは、その後、ご主人のクア氏、お子さんらと苦労してベトナムに渡り、後には北ベトナムに入って現地放送局で日本語放送アナウンサーとしても活躍しました。違う体制下という難しい状況や決して裕福とは言えない境遇にありながら、ご家族との生活が「幸せ」とおっしゃる日本人女性の激動の半生記です。





◆ 日本のベトナム人コミュニティを知る


70年半ばから80年代にかけて、インドシナ難民として日本に来た多数のベトナム人が日本に定住しています。


『越境する家族―在日ベトナム系住民の生活世界』(川上郁雄、明石書店、2001)


越境する家族―在日ベトナム系住民の生活世界 


川上郁雄先生は、『遠近』6号に「日本語を母語としない子どもたちと―多文化共生時代の日本語教育」をご寄稿くださっています。


『日本のベトナム人コミュニティ―一世の時代、そして今』(戸田佳子、暁印書館、2001)


日本のベトナム人コミュニティ―一世の時代、そして今





寄稿者のベトナム関連新著です。2冊とも暁印書館HPでご覧になれます。


◆「アメリカに勝った」ベトナム人民軍隊の真の姿とは


『ベトナム人民軍隊―知られざる素顔と軌跡』(小高泰著、暁印書館、2006)


◆ まもなく発売!


『現代ベトナムの政治と外交―国際社会参入への道』(中野亜里著、暁印書館)





また寄稿者に関連するWEBページです。


NGO ベトナム in KOBE


神戸周辺に住むベトナム人の生活相談のホットラインや、交流の企画、ベトナム文化の紹介などの活動をしています。阪神大震災での活動がその発端になっていますが、詳しい経緯や活動の様子は、代表のハ・ティン・タン・ガさんによる本誌への寄稿「在日ベトナム人が住みやすい社会をめざして」を是非、ご覧ください。タン・ガさん自身、難民として来日し、現在は5児の母でありながら、同胞の支援に奔走されています。


トラン・ヴァン・トウ研究室


巻頭座談会にもご出席くださった早稲田大学のトラン・ヴァン・トウ先生のHPです。ご専門のベトナムの移行経済、東アジアの経済統合、ASEANと中国のFTAなどに関する論文なども読むことができます。


◆ 森絵里咲さんのベトナム戦争と文学に関するコラムが読めます


東京財団のリサーチ・フェローでもある森さん。東京財団HPに、「『金縛り』―ベトナム戦後生まれ世代作家の挑戦」、「『ダン・トゥイ・チャム日記』」が掲載されています。森さんは、この号の編集のピークに、編集部にかわいいハロウィンの手のりかぼちゃを差し入れてくださいました~!(まだ私の机で愛嬌を振りまいています。)





コシノジュンコ公式サイト


ベトナム文化交流ミッションメンバーで、ファッションデザイナーとしてもご活躍のコシノジュンコさんのサイト。ショーの様子を写真入りで紹介するブログ「コシノジュンコの、ねっ。」もあります。


◆ 日本語教育事情をもっと詳しく


日本語教育専門家の大舩ちさとさんは、基金HP「世界の日本語教育の現場から」にも、「大きな成長」と題して、主に彼女の主業務である教師研修や教科書制作についてレポートを寄せています。またハノイだけでなく、ホーチミンで奮闘する派遣専門家からのレポートもご覧になれます。


さらにベトナムの日本語教育を概観したいときは、「日本語教育国別事情」(ベトナム編)をご参照ください。





さて、最後に編集部からのニュースです。


主に過去にご寄稿くださった方の近著などをご紹介します。


◆ アーサー・ビナードさん構成・文の絵本


『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』


ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸


人類の大問題、原水爆を幻の名画で訴える絵本です。アーサー・ビナードさんは、『遠近』6号で作家の島田雅彦さんと「言葉に夢中になる快楽」をテーマにご対談くださいました。


◆ ローランド・ケルツさんの講演収録


今年6月20日に国際文化会館(東京)で行なわれた講演会(主催:文化庁、J-Lit Center)での講演が、「なぜ日本文学はアメリカで読まれているのか」として『群像』2006年12月号に掲載されています。翻訳は柴田元幸先生です。ローランド・ケルツさんは、『遠近』12号に「村上春樹について語るときに我々の語ること」をお寄せくださいました。


◆ ジャパンファウンデーションの2004年度のフェローの著書が、サントリー学芸賞に選ばれました


『戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ』


戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ


ミネソタ大学准教授のマイケル・モラスキー先生は、2004年度のジャパンファウンデーションのフェローとして来日なさいましたが、その研究をまとめた著書が、第28回サントリー学芸賞社会・風俗部門に選ばれました。12月11日に贈呈式が行われるそうです。おめでとうございます!


◆ 中上紀さんの最新短編集


『蒼の風景』


蒼の風景


巻頭随筆「をちこち散歩」にこの8月まで連載くださっていた中上紀さん。心地よくて懐かしい、そして少し不思議な物語が15篇が収録されています。多国籍の女子生徒が学ぶ高校が背景になった物語などは、中上さんの高校時代はこんな風だったのでしょうか?


◆ ノーベル賞作家、J・M・クッツェーのサイン本がJFICライブラリーに展示されています


9月29日~10月2日に早稲田大学で行われた「国際サミュエル・ベケットシンポジウム 東京2006」での講演のため、初来日したノーベル賞文学賞作家のJ・M・クッツェーさんですが、来日中にジャパンファウンデーション関係者と会い、ノーベル賞授賞式の際の講演を収録した特別本にサインの上、ご寄贈くださいました。現在、JFICライブラリーにて展示中です!


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私自身、直接お目にかかることができ、もの静かな佇まい、知性が滲み出るその姿に接して、是非、日本に長くご滞在くださり、日本の作家や知識人との交流、また読者との対話の場が設けられる機会が早く来ればと思いました。いくつもの作品が邦訳されていますが、代表的な1冊と、日本で最初の本格的研究書をご紹介いたします。


『恥辱』


恥辱 


『J.M.クッツェーの世界―“フィクション”と“共同体”』


J.M.クッツェーの世界―“フィクション”と“共同体” 


今回も随分長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。


今回も、このブログの読者の皆さんの中から先着10名の方に『遠近』14号をプレゼントいたします。ご希望の方は、ご自身のブログで、ベトナムに関連した記事をお書きの上、このブログにトラックバックをしてください!! 


トラックバックをいただき次第、発送させていただきます。メールアドレスを公開されていない方は、プレゼント発送のために、ご連絡先をwochikochi@jpf.go.jpまで、お知らせいただければ幸いです。(お知らせいただいた個人情報は、プレゼント発送以外には他用致しません。) お待ちしています。





次号の来年2月号は、「市民社会を支える財団」(仮題)です。


市民社会には欠かせない存在と言われる財団ですが、普段の生活ではあまり縁がなく、その活動内容はあまり知られていないのではないでしょうか? 国際交流に関わる助成財団・事業財団を中心に内外を比較しながら、その役割や意義を検証します。堅いテーマかもしれませんが、政府・公共部門(第1セクター)、企業など営利法人(第2セクター)につぐ、第3のセクターとして、これからますますその重要性が高まる非営利公益組織部門について、理解を深める1冊としてご期待ください。





それでは、みなさま、体調を整えて、よいお正月をお迎えくださいませ。






Friday, December 1, 2006

国際交流基金は国内広報にも積極的に取り組んでいます!






こんにちは。三富です。


今日は、基金の国内広報への取り組みについてご紹介します。




残念ながら国内での認知度がいまいちの国際交流基金ですが*1、実は国内に向けた広報にも積極的に取り組んでいるのです。





このブログもその一例。


1人でも多くの方に私たちの活動を知ってもらいたい、見てもらいたい」という思いから、ブログというツールを使用して、国際交流基金の事業などを紹介しています。





その他にも、




などなど、いろいろな取り組みを行っています。





が、残念なことに、まだまだ国際交流基金の認知度は向上していない様子...



翻って、わが国政府はこれまでそのような広報・文化交流のための機関を設立するために何をしてきたのであろう。


私は寡聞にして「国際松下村塾」とか「適塾インターナショナル」とか「漱石インスティチュート」とかいうものがあることを知らない。


あるいは文科省はすでにそのような海外機関を設置しており、日本語日本文化日本の国際社会における立場についてご理解いただくための広報活動を全世界的に展開しているのかもしれない。


いや、当然、そういう活動があるに違いない。なくては困る。


単に私ひとりがその名称も活動内容も知らなかっただけであろう。


だが、私が知らなかったということは、たぶん日本人の80%くらいは、そのような広報機関の活動について十分な知識を持っていないということである。


自国民の80%にその機関の活動について周知徹底させることのできない広報機関が外国民に対してのみ選択的に活発な広報活動をしていると推論することは困難である。





内田樹の研究室






先日ブログチームが参加したサイエンスアゴラ2006のワークショップにおいても、参加者20名ほどのうち、国際交流基金を知っている方はたった2名のみ、というリアルな現実に直面しました。





このようなご指摘を受けるのはもちろん残念なことなのですが、より一層の国内に向けた広報活動の必要性を実感し、より広く国内の方々にも国際交流基金の活動をご理解いただけるよう、もっともっと頑張らねば、と気持ちを新たにしたのでした。ご指摘ありがとうございます。








ブログチームとしても、このブログを通じて、もっと多くの方々に国際交流基金を知っていただけるよう、そして国際交流の魅力をより多くの方々と共有できるよう、国際交流基金のいろいろな取り組みについて、どんどん紹介していきます!!





また、12月6日には、学生さん向けの就職セミナー「文化放送就職LIVE!2008」に参加します!


基金に興味のある方はもちろん、基金についてはあまり知らないけれど国際交流に興味を持っているという方も、是非基金のブースにお立ち寄りください。






◆ 文化放送就職LIVE!2008 ◆


http://bunnabi.jp/2008/sp_event_1206.php


日時:2006年12月6日(水)11:00~18:00(10:30受付開始)


会場:東京ドーム プリズムホール


※参加にはWebサイトから事前予約が必要です。





*1:私も国際交流基金への就職が決まった際に、留学生の友人からは「Japan Foundation?知ってる!知ってる!私の国にも、オフィスがあるよ。」というなかなか良い反応が返ってきたのですが、日本人の友人は一様に「Japan Foundation?日本財団?競艇?」という反応のみ。という具合に、基金に入る前から、基金がもっと積極的に国内広報に取り組む必要性を痛感していたのでした...ちなみに日本財団の英語名称はThe Nippon Foundationです。さらに、正式名称は(財)日本船舶振興会で、日本財団は通称だそうです。詳しくは、こちら→http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html


*2:現在国際交流基金では、福岡、名古屋、仙台の3ヵ所を拠点地域とし、国内連携の強化に努めています。